不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか。
まず初めに、

・・・すいませんでした(土下座)今後もこういうケースが多々あるとは思いますが、決して、失踪はしません。ゲッシュも立ててますんで(-_-;)
さて、冬イベですね。作者は早速丁作戦に甘えてますが・・・皆様はどういった感じでしょうか?現在PCの不調もあってE3で止まってますがルート自体は確定できたので時間の問題でしょう。イベントラッシュでパンクしそうです。まぁ、頑張ります。

今回は作者が初めて攻略で挫折したときの話です。ただでさえあってないようなギャグ成分がさらに薄くなっていますのでご了承ください。
では、投稿します。



第三十四話 決戦!沖ノ島海域!!その2

倉庫襲撃というアクシデントはあったものの、ボーキサイト以外のダメージが無かったことが幸いし、そこまで甚大な被害にはならなかった。そして翌日。

 

「よし、二回目の出撃だ。ボーキサイトが持ってかれたが、今遠征部隊が頑張ってくれている。できるだけ早く済むように気合入れてくぞ、それが遠征部隊の負担を減らすことになる。」

「さぁ皆さん。準備はできましたか?」

今回旗艦を務める扶桑が確認を取る。

 

全員準備は完了している旨を伝える。

「提督、準備が整いました。」

「よし、じゃあ行くぞ!!」

 

今日も彼らは暁の水平線に勝利を刻みに行く。

しかし、彼らはまだ沖ノ島の恐怖を知らない。そして、その時はすぐそこまで迫っているということも。

 

~~~10:30 沖ノ島海域到着~~~

「よし、加賀、偵察頼む。」

「ええ。・・・敵艦隊確認。陣容は・・・前回と同じね。」

「単縦陣を組め!ウォーミングアップと行こうぜ!」

 

 

・・・艦娘&提督戦闘中(空母により先制制圧)・・・

 

「こうもあっさりだとなんというか・・・作業感が出てくるな・・・」

「こっちは真剣にやってるしここは戦場よ。気を抜けばやられるわよ?」

「・・・だな。」

叢雲の苦言に気を入れ直し羅針盤を回す。

「お?このルートは・・・」

「確か・・・主力艦隊の方向ですね。」

「珍しくツイてるな。よし、先に行くぞ。」

 

艦娘&提督進軍中・・・

「提督、敵艦隊を発見、戦艦ル級、重巡リ級、軽巡ト級、軽巡ト級elite、駆逐ハ級eliteが二隻です。」

「少しは堅そうだな、単縦陣だ!気合入れてくぞ!」

 

・・・艦娘&提督戦闘中(やっぱり空母による先制制圧)・・・

「流石は一航戦。馬力が違うぜ。」

「・・・そうね。おかげでこっちの出番が無いわね・・・」

 

これまで、大半の戦闘が一航戦の二人による先制攻撃によって片づいてしまっている。これは楽と言えば楽なのだが・・・この状態の大きな弊害をこの後空は思い知る。

 

「ここは・・・何もないな。羅針盤でも外すことがあるんだな。」

心なしか元気がない羅針盤妖精をしり目にまた羅針盤を回す。

「・・・こっちだ。行くぞ。」

 

沖ノ島海域の恐怖が彼らに襲い掛かる。

 

「提督、敵艦隊を確認。・・・!空母ヲ級flagship、空母ヲ級elite、空母ヲ級elite、戦艦ル級、駆逐ニ級elite、駆逐ニ級eliteです・・・!」

「ずいぶんな航空戦力だな。・・・行けるか?」

「お任せを。一航戦の力、存分に見せつけます。」

「よし、単縦陣だ!こっからがヤマだぞ!!」

 

「「第一次攻撃隊、全機発艦!!」」

 

お互いの艦載機が空に舞う。

激しい航空戦が繰り広げられるが、やがて、こちらの艦載機が圧倒し始める。

「くっ・・・さすがに制空権までは取れませんでした、航空優勢です。」

「十分だ!それにル級とヲ級eliteを落としたんだ、よくやったさ。戦艦トリオ、頼んだぞ!!」

「なんですかそのネーミング・・・主砲、よく狙って、撃てーっ!!」

山城が呆れながらもう一隻のヲ級eliteを沈める。

「・・・!!赤城さん!!」

しかし、叢雲が叫びながら機銃を撃つ。しかし、すべての敵艦載機を撃ち落とすことはできなかった。

「くそっ、ガンド!!」

空もガンドを撃つが細かく動き続ける艦載機に当てることができない。

 

「くっ、!?、直上!?」

響く爆音。黒煙が上がる。

「赤城!!大丈夫か!!」

 

「くっ・・・一航戦の誇り、こんなところで失うわけには・・・!!」

見たところ、致命傷ではなさそうだが航空甲板が破損してしまっている。

恐らく艦載機を出すことはできないだろう。

「ちっ、叢雲、赤城のカバー頼む!俺も壁役くらいやってやらぁ!!」

「ちょ!無茶よ!?・・・あぁもう!!」

赤城の代わりに前に出る空に愚痴を言いつつ叢雲が赤城をカバーしながら後退する。

「くっ、なかなか当たらないわね・・・」

「このままだともう一度艦載機が来るわね・・・」

「当たらない・・・フフフ・・・不幸だわ。」

「おらおらぁ!どきなぁ!」

「「「!?」」」

なかなか砲撃が当たらない中、空とその愛船であるセングレンが突貫してきた。

「ちょ、ちょっと!何やってんの!?」

「うわ・・・二級が弾き飛ばされてるじゃない・・・」

「えぇ・・・」

流石に戦艦トリオもドン引きである。

「てめぇが旗艦か!ガンド!!」

そんなことをしているといつの間にかヲ級flagshipに肉薄していた空がほぼ0距離でガンドを撃ち込んでそのまま海上を走り抜けていった。

「!今です、主砲、副砲、撃てーっ!!」

ガンドで動きの鈍ったヲ級flagを扶桑が主砲で貫いた。

「・・・はぁ。」

加賀は空の行動に呆れながらも、跳ね飛ばされた二級を艦載機で沈めていった。

 

・・・戦闘終了・・・

「あんた!ふざけるのも大概にしなさいよ!!」

「すいません・・・頭に血が上ってしまいました。」←土下座

「そうです。さすがに肝が冷えました・・・」

流石にあれだけの独断専行をしておいてお咎めが無いわけも無く説教される空。

 

~~~艦娘説教中~~~

「はぁ・・・もういいわ。」

「さて・・・あぁ膝いてえ。」

「問題はこの先ですね・・・」

「私は中破状態なので、動きにはあまり支障はないですけど・・・」

「その航空甲板じゃ艦載機は出せないわね。」

「どうしますか?一度引くのもありだとは思いますが・・・」

「・・・お前らはどうしたい?」

「私は進軍したいわ。この先が主力部隊なんでしょ?逃す手はないわ。」

「私は・・・進軍に。」

「姉様がそう言うなら、私も。」

「私は赤城さんのことを考えれば一度体勢を立て直したいのだけれど・・・」

「加賀さん・・・気持ちはありがたいけど今回は先に進みましょう。目の前に主力艦隊。私ひとりのせいで引くわけには・・・!」

「これで4進軍・・・か。比叡・・・は、」

「?」

「進軍として、加賀。どうする?」

「赤城さんがそういうのなら・・・進軍しましょう。」

「・・・わかった。海図によればこの先が主力艦隊のはずだ。戦力が少し欠けたが、やってやるぞ!」

 

~~~艦娘&提督進軍中~~~

「敵主力と思われる艦隊を発見・・・

戦艦ル級flagship、戦艦ル級elite、!?…艦載機が落とされました・・・!」

「何・・・?」

「ですが少なくとも大型艦が4隻いました。」

「戦艦が最低2隻さらに大型2隻・・・か。いや。迷うことは無い。最大火力を出さざるを得ないな。単縦陣だ!最大火力で押し切るぞ!」

 

数分後・・・

「敵艦隊を肉眼で確認!!戦艦ル級flagship、戦艦ル級eliteが二隻、戦艦ル級、駆逐ニ級eliteが二隻です!!」

「戦艦4!?水上打撃部隊か!!だが、空母が0か。加賀、頼むぞ!」

「了解・・・五航戦の子たちと一緒にしないで。」

加賀の艦載機が先制攻撃を仕掛ける。

「・・・あの戦艦たち、硬いわね・・・」

駆逐艦二隻は落ちたが戦艦四隻に関しては普通のル級が中破している程度で他の三隻には大したダメージが入っていないようだ。

「まじか・・・」

「次は私たちです・・・主砲、副砲、撃てーっ!!」

扶桑以下戦艦トリオが砲撃を始めるが、eliteにはともかくflagshipには砲撃自体が当たらない。そして、

「きゃあっ!!こんな姿じゃ…レイテ突入は無理ね…」

扶桑が、

「くぅっ!!お姉さま譲りの装備をこんなに……」

比叡が、

仲間が一隻ずつ大破に追い込まれていく。

「・・・嘘だろ?」

甘く見ていたつもりはなかった。しかし、目の前の光景は現実である。

(どうした・・・このままではあ奴らは沈むぞ?)

「!?・・・なんだ?」

どこからか声が聞こえた気がするが、それが空を正気に戻した。

「お前ら、目ぇ閉じてろ!!シゲル!!」

太陽の意を持つシゲルを刻んだ石をもっているだけ投げる。

次の瞬間常識では考えられない強度の光が広がる。

「「「!?」」」

それを間近で受けたル級三隻は声にならない声を上げながらのたうつ。

「今だ!!持てる全速力を回して後退しろ!!」

その号令と共に艦隊が離脱を始める。気配を感じ取ったのか見えないながらの砲撃があったが流石に見えてないためか意味不明な方向に飛んで行った。

 

 

~~~艦娘&提督離脱中~~~

「あれが・・・主力艦隊か。」

「いつつ・・・潮風が傷にしみますぅ・・・」

「はぁ・・・不幸だわ・・・」

「俺だってそう言いてぇよ・・・」

「すみません・・・あの時中破してなければ・・・」

「たらればは無しだ、赤城。今はこうして離脱している現実をかみしめろ。必ずだ。必ずリベンジしてやるからな。」

 

初めて味わった敗北。そして沖ノ島の高い壁。空はそれらをかみしめながら鎮守府への撤退を進めていった。

 




いかがだったでしょうか?

あの時はホント、参りました・・・(-_-;)
戦艦四隻って反則でしょ!?って思ってました。
さて、この後空や艦隊メンバーがどうするのかお楽しみに。(次回予告で思いっきりネタバレしてますが。)

さて、E3攻略中なんですが・・・保有艦数がやばい(-_-;)課金しようにも現在金欠故なかなかできない現状。・・・最悪何隻かロック解除して解体しなきゃかなぁ・・・

次回予告行きます
沖ノ島海域の壁を痛感した空。
そんな中、大本営から鎮守府近海の哨戒を命じられる。
練度を上げるためにもと、それを快諾する空。詳しい情報を聞かぬまま・・・

次回、
「哨戒!鎮守府近海 その1」
では、次回の投稿でお会いしましょう!

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