不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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お久しぶりでございます。体力切れを頻発している作者でございます。
修正についてですが・・・なんも進んでません(;´・ω・)
考える暇もくれないよね・・・(レポートやらなにやらを見つつ。)
そいつらがようやくいろいろ落ち着いてきたのと、友人に勧められてアズールレーンを始めたので今回は番外編という形で投稿しようと思います。
さて、番外編ということで、つきましては、
1、艦隊メンバーが変わっている。
2、時間が経過しているため改二になっていたりキャラが変わっています。+空も強化。
3、一応ifルート(一部適応予定)
以上の点にご注意ください。

あととりあえず一言言うとすれば、

あーあ、出会っちまったか・・・



番外編 不幸な提督とアズールレーン その1

戦線もある程度落ち着き比較的平和な日々が続いていたある日のこと、空は突如明石に呼び出され工廠に来た。

 

「で、わざわざ俺を呼び出して何の用だ?これでも一応執務とかあるんだぞ?」

「あ、提督!お待ちしてました!見てくださいこれ!!」

「これ・・・?建造ドックだな。」

「ええ、でもただの建造ドックじゃないんですよ!いわゆる艦娘の魂の別側面を出すことができるんです!」

「ほぅ・・・ところで明石、近頃資材の消費、特にボーキサイトが何故か多くてな。まさかとは思うが・・・」

「・・・ななな何のことですか?」

「よし、空母勢に言っとくわ。」

「ちょ、勘弁してください!加賀さんのラリアットめちゃくちゃ痛いんですよ!?」

「ならそんなことしなきゃいいのに・・・つかもらったことあんのか・・・」

「大鳳さんの艦載機をいじりすぎてエメラルドフロウジョンを喰らったこともありますよ!」

「いや自慢することじゃねえからな。それにしても別側面・・・ねぇ。」

もう一人の自分(××××××××)がいる空にとっても興味のある話であった。

「まぁ、作っちまったものは仕方ねぇし俺も気になるからな。ちょっとやってみてくれや。」

「はい!お任せください!よいしょっと。」

そう言って明石は資材を入れる。その資材もおそらく無許可使用なので余罪が増えたことは言うまでもない。

「で、待てばいいのか。」

「はい、妖精さんのお墨付きです!」

「OKしたのか・・・」

 

~~~その頃  ???~~~

「できたにゃ・・・これで海域までの移動がすぐにできるようになるにゃ。」

「ずいぶんと面白いものを作ったな。で私たちに実験台になれと?」

「そういうことにゃ。死にはしないから使ってみてにゃ。」

「その他のことはあるかもしれないんだな・・・」

「大丈夫にゃ、せいぜい指定とは他の場所に行くくらいだにゃ。」

「・・・仕方ない。何人か呼んでおこう。」

 

~~~数分後~~~

「連れてきたぞ、明石。指揮官も来たのか。」

「あぁ、話は聞いていたが一応確認だな。気を付けてくれよ?」

「あぁ、任せておけ。」

「じゃ、起動するにゃ。」

スイッチが入り装置が起動する。

「では、艦隊、出撃する。」

「あぁ、気を付けてな。」

装置を通った艦隊メンバーが消える。

そして、メンバー全員が通った後、

ボン!!

・・・装置が爆発した。

「おい、これ大丈夫なのか・・・?」

「大丈夫なはずにゃ・・・たぶん。」

「・・・減給な。」

「そんにゃ~」

 

~~~岩川鎮守府~~~

「おい、なんかおかしくないか・・・?」

建造開始から数分後、ドックから煙が上がり始めた。

「た、確かに・・・」

「大丈夫なんだろうな?」

「たぶん・・・」

そのまま数十分経過するが何も起こらない。

「あれ・・・もう建造終わってるはずなんだけどな・・・?」

「故障したのか・・・?」

「・・・そうみたいですね。結構資材使ったんだけどなぁ・・・」

「そうか、お疲れさん。とりあえず酒保に逝っていいぞ。」(空母勢に話をしておこう)

「なんかニュアンス違いませんか!?」

「いやいや違わない違わない。」

 

その後、明石の悲鳴がこだましたのは言うまでもない。

 

~~~岩川鎮守府 00:30~~~

深夜になりいつものように施設の見回りをしていた空。

工廠の見回りをしていた時に事件は起きた。

「・・・なんだこりゃ。」

明石製建造ドックがあったところによくわからない穴が開いている。さながらドラ〇もん

のタイムマシンで通っているような穴である。

(いやいや、何が起きてんだ?つかどうすりゃいいんだこれ?正直何か出てくるフラグしかないからふさぎたいんだが。)

ちなみに、空がフラグと認識してかつそれが空にとってマイナス方向の物である場合それはほぼ100%現実となる(秘書艦叢雲調べ)

そして今回もその例に漏れず、

「・・・どこだここは?」

やっぱり誰か出てきました。

「ここは岩川鎮守府だが・・・あんただれだ?」

「・・・いや、指揮官ではないな。すまない、私は呉鎮守府所属のヨークタウン級航空母艦2番艦、エンタープライズだ。」

「は?呉所属?エンタープライズ?・・・ちょっと執務室まで来てくれないか聞きたいことがある。」

 

その後、エンタープライズ(?)を連れ執務室に戻り、呉鎮守府の矢代提督に電話をかける。

「・・・なんだいこんな夜中に。」

流石に深夜とあって彼女も機嫌が悪そうだ。

「いや、申し訳ないとは思ってるんだが要件が要件でな・・・」

空は今回の経緯を説明した。

「・・・なるほど。まず日本のどの鎮守府にもエンタープライズは存在しない。」

「だよな・・・」

「とりあえず話を聞いておいてくれないか、私も父さんに聞いてみる。」

「わかった。頼む・・・」

そう言って電話を切る。

「話は済んだか?」

「あぁ、まず、呉はおろかこの日本にエンタープライズという艦娘は存在しない。」

「何・・・?なら私は・・・?」

「俺も少し気になることがある。お前たちの敵はなんだ?」

「何を当たり前の事を・・・セイレーンに決まっているだろう。」

「・・・マジか?」

全く聞き覚えのない言葉を聞き空はある可能性にたどり着く。

「どういうことだ。」

「お前さんの世界とここは全くの異世界かもな・・・ったくおとぎ話かよ・・・」

「だからどういうことだ!」

「俺たちの世界にセイレーンなんてのは居ねえ。代わりにいるのは深海棲艦っていうバケモノさ。だから異世界って言ったんだが・・・」

「そんな・・・私は・・・帰れないのか?」

彼女は不安をあらわにする。突然異世界(?)に放り込まれたのだから無理もない。

「そんなことにはさせねえよ。ちゃんと元の場所に帰れるようにしてやる。(俺たちに責が無いわけじゃないしな)」

あのドックが十中八九原因なので空も罪悪感を感じていた。

「とりあえず帰れるまではうちにいてくれて構わねえからな。」

「・・・わかった。だが私以外にも何人か一緒に行動していたはずだ。彼女たちの行方も探してはくれないか?」

「わかった。約束しよう。もう夜も遅い、寝室へ案内しよう。」

 

そのまま彼女を空いている部屋に送り空も就寝した。(監視用ルーン設置済み)

 

~~~翌朝 食堂 07:00~~~

朝、艦娘達が集められた。

目の前には空とエンタープライズ。

「あぁ・・・明石のドッグについてはみんな聞いていると思うが、昨日の夜実はあのドックが動いてな・・・彼女が出てきた。」

「やっぱり成功だったんですね!!」

「少し黙れ、お前のせいで結構厄介な話になりそうだからな。」

「えっ・・・」

「とりあえず自己紹介を。」

「わかった。私はヨークタウン級航空母艦2番艦、エンタープライズだ。」

皆がざわめく。空は失念していたが、エンタープライズと言えば太平洋戦争における武勲艦である。おまけにこの場にいる艦娘の何人かは彼女によって殺されていると言っても過言ではない。

「提督さん!正気!?そいつが私たちに何をしてきたと思ってるの!!」

真っ先に反論した瑞鶴は弓を向ける。

「そうか・・・ここには重桜の船も多いのか・・・だが、私も抵抗しないわけではないぞ。」

エンタープライズも艦を模したアーチェリーを構える。

「そこまでだお前ら。瑞鶴、いくら因縁があるとしても客人に弓を向けんじゃねぇ。エンタープライズ・・・なげぇな。ここには日本の艦も多い、あんたは確かに客人だが変な挑発は慎んでほしいな。」

一触即発の雰囲気を空が抑える。

「・・・悪かったわよ。」

「・・・すまない、ついあっちの彼女を思い出してな・・・。」

「・・・そっちにも瑞鶴がいるのか?」

「あぁ、私たちの艦隊には日本やアメリカ、イギリス、ドイツの艦がいる。」

「結構多国籍なんだな。っとすまん。彼女だが・・・おそらく他の世界から無理やりこっちに放り出されちまったらしい。また、仲間もいるらしいから合流できるまでしばらくここに滞在する。まぁいろいろあるとは思うが仲良くしてほしい。」

皆の反応は様々だったが少なくともすぐに戦闘になるということはなさそうだ。

 

この後あちらの世界の話などが原因で鎮守府がカオスなことをまだ知る由もない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか。
いやはや進歩がない・・・(;´・ω・)
この番外編ですが、まだまだ続きます。
次回については・・・気長にお待ちください。
この後また忙しくなってしまうので・・・(;´・ω・)
因みにアズレンでの作者の嫁艦はエンタープライズではありません。この後出るのでそのあたりも気長にお待ちください・・・

では、次回予告行きます、
エンタープライズがいた世界の話を聞く鎮守府メンバー。しかし、
「なんであっちの私はそんなに大きいのよ!?」
「わたし・・・そんなに黒いんですか・・・?」
「私たち・・・完全に悪者じゃない・・・」
さらに、
「指揮官様~!!」
「うおぉぉ!?なんだ!」
どうなる岩川鎮守府!?
次回、「不幸な提督とアズールレーン その2」
では、次回の投稿でお会いしましょう。

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