不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
・・・忙しく遅れてすみません。
なんでこんなに課題があるんだよぉ・・・(´;ω;`)

さて、今回でオリョール海編は終わりです。
そして次回からついに難所 沖ノ島海域編に突入します。

お楽しみください。 これから二週間に一話の投稿になるかもです。
・・・忙しすぎぃ!!

では、投稿します!!


第三十話 出撃!東部オリョール海!! その4

空の風邪も治り、ようやく次の出撃ができるようになった。

 

「よし、ようやく出撃だ。皆準備はいいか?」

「ええ。そろそろ攻略しないとね。」

実は今までの中で一番時間がかかっているため少し焦っている空だったりする。(主に攻略の催促的な意味で)

 

「よっしゃ!行くぞ!」

 

今日も晴れやかな海を艦隊は進む・・・

 

~~~10:00 東部オリョール海~~~

「羅針盤はっと・・・こっちか。」

「あぁ、あの大して使えもしない燃料があるところね。」

言葉の端に棘が見え隠れする叢雲。

「叢雲・・・機嫌悪かったりするのか・・・?」

「いえ?別にどこかの誰かさんが前に出撃の疲れで執務をほっぽりだしたことを思い出したりしてないわよ?」

先日、空が執務を放置していたことを根に持っているようだ。(現在執務の代行は叢雲、扶桑、赤城が行っている。)

「うっ・・・すまん・・・」

「よろしい。次やったら楓さんに言うわよ?」

「げっ・・・」

「そうですよ提督。いくら私たちでもできる執務には限界があります。」

「そうですね・・・さすがに執務を放り出すのは・・・」

・・・味方がいない。

「悪かった悪かった。もうサボったりしないから勘弁してくれ・・・」

 

そんなこんなで艦隊は先へと進む。

「敵艦隊を発見!!重巡リ級、雷巡チ級、軽巡ト級elite、軽巡ヘ級、駆逐ロ級が二隻です!」

「単縦陣を組め!初戦だからって気ぃ抜くなよ!」

 

~~~提督&艦娘戦闘中~~~

 

「・・・終わったか。」

「敵艦隊全員の沈黙を確認しました。先に進みましょう。」

「おう。にしてもあれだな、朝潮はまだ二回目だってのに随分とスムーズに動いてるな。」

「今まで鍛錬を欠かしたことはありませんから!」

そういう朝潮の顔はどこか誇らしげだ。

「そうか、まぁ自信を持つのはいいが。慢心するのはダメだぜ?」

「はいっ!!お任せください!」

 

~~~提督&艦娘進軍中~~~

「そういや此処も燃料だったな。・・・おっ、こいつは使えそうだな。」

「まぁあまり質はよくないけど、無いよりはましね。」

「おう、たのんだぜ?叢雲オカン(笑)」

「・・・・・・(#^ω^)」

「悪かった。悪かったからその連装砲降ろしてくれ。12.7cmの連装砲とか普通に俺死ぬからな?」

「あらそう?てっきりそういうのが好きなのかと思ったわ。」

尚目は笑っていない模様。

「まぁまぁ痴話喧嘩その辺にして。」

「だ、誰が痴話喧嘩よ!!」

「じゃあ夫婦漫才かしら?」

「ふ、扶桑さんまで・・・!?ほらあんたも何か言って・・・」

「さーて羅針盤羅針盤。」

「無視するんじゃないわよ!!」

「うおっ!?あぶな!わかったから少し待てって、・・・!!そこまでだ、主力へのルートを指したぞ。」

「「「「「「!!」」」」」」

「弾薬、燃料問題ないな?よし、決めに行くぞ!!」

 

~~~提督&艦娘進軍中~~~

「提督!!敵主力部隊を発見!!戦艦ル級elite、戦艦ル級、空母ヲ級、重巡リ級、軽巡ヘ級が二隻です!!」

「単縦陣だ!!対空防御を徹底しろ!!空母勢先制爆撃の準備だ!!」

「「「「「「了解!!」」」」」

 

そして、

「「「第一次攻撃隊、全機発艦!!」」」

会敵。

 

「提督、制空権確保です!」

「重巡以下三隻を撃沈、ノーマルのル級が中破、それ以外は無傷です。」

 

「了解した、砲雷撃戦、用意!!」

 

まず、扶桑姉妹の砲撃で空母ヲ級が沈む。

「シズメ・・・ナニ!?」

その後ル級eliteの砲撃が飛来するが、空がガンドによって砲弾を撃ち落とす。

そして、その隙を飛龍は見逃さなかった。

「ァァアァ!!」

艦攻、艦爆の猛攻を受けル級eliteは沈んでいった。

「残りは、あいつだけか。」

「アイツハ、ニンゲン・・・ナノカ!?ナゼ・・・アンナコトガ!?」

「此処は譲れません。」

こうなってしまえば勝負ありである。

結末は語るまでもないだろう。

 

~~~提督&艦娘帰還中~~~

「ふぅ・・・ようやく攻略できたか。」

「次は沖ノ島海域ね・・・かなりの難所だと聞いてるけど。」

「あぁ。でも、このメンバーならいけるだろ。」

「・・・そうね。違いないわ。」

 

空は、この海域の怖さをまだ知らない。そして、それを思い知るのはもう少し先のことになる・・・。

 

 

~~~その日の夜~~~

「さて、送信っと。」

東部オリョール海攻略を終えたことを上層部に送り一息つく空。

すると、

「・・・電話か。もしもし。」

「久しいな。風林提督。」

「渓雪のおっさんか。どうした?」

「おっさんいうな。まぁそれぐらいの年ではあるがな。もうそろそろ沖ノ島海域に入るだろう?」

「あぁ。次からはそこの攻略に入る予定だ。」

「そうか。こちらからの連絡は二つだ。一つ目、現在沖ノ島海域には一定周期ごとに謎の黒い霧が出るらしい。今のところ被害はないが、注意しておくといい。二つ目、これは確証ではないが・・・どうやら一部急進派勢力がまた何かするつもりらしい。詳しいことが分かり次第伝えるが警戒をしておくといい。」

「・・・わかった。」

「それだけだ。あぁそれと海恵にもあってやってk・・・」

空は電話を切った。

「黒い霧・・・ねぇ。まさかとは思うが・・・くそっ、いやな予感が収まらねぇ・・・!」

なかなか消えない予感にいら立ちを隠せない空。しかし、

(いや、先ずは鎮守府の防衛網を固めるのが先か。俺一人を狙うならまだしもあいつらまで狙わない確証はどこにもねぇからな・・・)

 

様々なことを考えながら、岩川鎮守府の、空の夜は続いた・・・




いかがだったでしょうか?

次回から沖ノ島海域編に入ります。
恐らく最長になるでしょう。そして作者はきれいに伏線を回収できるのか?
・・・自信がないです。

さて、現在思いのほか忙しく週一更新が難しくなっています。
活動報告にできる限り乗せるようにはしますが、もし何もなくても二週に一度の投稿は最低ラインとして守るのでそこはご安心を。

・・・休みが欲しい(切実)

次回予告はお休みです(現在沖ノ島海域での思い出を整理中)

では、次回の投稿でお会いしましょう!!

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