不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?

時間には勝てなかったよ・・・・・・(´;ω;`)
無常にも間に合わずタイムアップでございました(体調不良のおまけつき)
今回の新加入艦娘は 神風と国後でした。
枠がそろそろ危うくなってきました。

皆さんも気温差激しい中で体調管理に気を付けてください。
今回はそれを題材にした閑話になります。

では、投稿します!!


第二十九話 不幸な提督緊急事態!?

前回の出撃の翌日、気温が大きく下がった中で出撃。

 

しかし、ルートが大きくそれてしまい撤退。

明日再度出撃することにして解散した。

 

話はその翌日から始まる。

 

~~~空の私室 06:00~~~

「・・・ゴホゴホッ・・・風邪ひいたか?」

起き上がろうとするも思うように起き上がれない。

「くそっ・・・マジか・・・?」

そうこうしているうちに時間がたち・・・

「提督?すでに総員起こしの時間なんですけど・・・?」

「あ・・・?扶桑か・・・?」

「提督?その・・・声がおかしいですけど大丈夫ですか?」

「悪い、風邪ひいちまったらしい・・・」

「えっ・・・!?大丈夫ですか?」

「いや・・・起き上がるのも、少しきつくてな・・・」

「そうですか・・・提督、今日はお休みください。出撃については艦隊の皆さんと相談しますので。あと誰かにおかゆと風邪薬を持ってくるようにお願いしてきますね。」

「・・・悪い。頼んだ。」

その言葉を聞いて扶桑が出て行ったのを見た後、空は再び眠りに落ちていた。

 

~~~食堂 06:30~~~

「はぁ?風邪ひいたの?司令が?」

「えぇ、見た感じだと結構重そうだったわね。」

「へぇ・・・意外だわ。なんというか風邪とは無縁に見えたんだけど。」

心底驚いた表情をしている叢雲。心配よりも先に驚きが来る当たり彼への評価が分かる。

「確かに、提督はそういう病気にはならなそうね。」

「扶桑さん、今日の出撃はどうなるんですか?」

「そうね・・・私としては提督抜きで出撃してもいいと思うわ。提督のサポートがない場合のことも想定しておきたいしね。」

「提督のことは予定が空いている他の子にお願いすればいいかしら?叢雲ちゃん、お願いしてもいいかしら?」

「わかったわ。任せて頂戴。」

「じゃあ、決まりですね。」

「私は提督にお伝えしてきますね。他の皆さんは各自準備をして昨日の予定通りに出撃します。では、解散。」

 

~~~07:30 鎮守府港~~~

「じゃあ、行きましょう。」

空から出撃の許可を取った扶桑が号令をかける。

「朝潮、大丈夫?緊張してない?」

今回初の艦隊メンバーとなった朝潮を叢雲が気遣う。

「叢雲ちゃん・・・うん、大丈夫、やって見せるわ。」

「そう。」

その言葉に叢雲は満足げな表情を浮かべた。

 

~~~一方その頃~~~

「提督、おかゆと薬を持ってきたよ。」

「ぉぅ・・・サンキュー時雨。染しちまうといけねぇから、部屋に戻ってな。」

「・・・わかった。時間が立ったらお皿を下げに来るね。」

そう言って時雨は部屋を出て行った。

「さて・・・おかゆはっと。・・・・・・・・・うん、うまい。けど物足りねぇなあ。ま、無理は禁物だし薬飲んで寝るに限るぜ。」

 

おかゆをしっかり平らげたあと薬を服用した空。すぐに睡魔が訪れる。

 

 

~~~1時間後~~~

「提督・・・寝てるのかい?」

先程言っていた通り、時雨が食器を下げに来た。

 

(こんなに無防備な顔するんだね。意外だったよ。)

空を起こさないように慎重に食器を片付け、時雨は部屋を出て行った。

 

~~~その頃 憲兵詰所~~~

(先輩が風邪先輩が風邪今すぐにでも行きたいでも仕事があるしサボったら怒られちゃうしあ~もうどうしよう・・・!!)

 

理性(職務)と本能(見舞いついでになにかしら)の間に苦しむ憲兵がいたとかいないとか・・・

 

 

~~~夕方 17:00~~~

「・・・もうこんな時間か。ん・・・少しはマシになったかな・・・」

「提督、おはようございます。」

「扶桑か。出撃したんだろ?どうだった?」

「それが・・・またルートが外れてしまったのですぐに撤退しました。こちらに損害はありませんでした。」

「・・・損害無し、ね。さすがだな。お疲れさん。明日は休みにするから出撃は明後日からな。それまでには俺も体調を戻しとくからよ。」

「はい、かしこまりました。」

 

~~~夜 22:00~~~

「・・・zzz」

「先輩・・・寝ちゃってますか?」

・・・後輩 襲来

「うふふ、相変わらずの寝顔ですね。ふぅ・・・カメラカメラ。こんな機会いつあると知れませんからね・・・」

携帯の無音カメラ空を激写し楓は部屋を出て行った。

 

(あいつ・・・後で説教とメモリ破棄だな。)

 

空が眠れずにいたことも知らずに。

翌日、空によって携帯のメモリを破棄され悲しみに暮れる憲兵がいたとか。

 




いかがだったでしょうか?

今回も短くなってしまいました。すいません。

今週も少し忙しくなりそうなので少し投稿が心配です。
次回でオリョール海編が終わる予定です。

では、次回の投稿でお会いしましょう!!

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