不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
GWイベントがいろいろ忙しい作者です。
春イベは現在E-3を攻略中です。
今のところは資材にもある程度の余裕があるのでこの調子で行きたいところです。
FGOイベはメルトリリス出たので勝ちです。のんびり進めていきます。
所で、海防艦ってどんな用途があるんですかね?国後が落ちたのですが遠征要員ですかね?

さて、今回は小休止のお話です。
では、投稿します!!


第二十七話 雨中、艦娘達の日常

二回目の出撃の翌日、日本は全国的に雨雲に覆われ、大雨となった。

当然、大雨の中での出撃は困難を極めるため今日は出撃を見送ることになった。

 

「・・・今日は出撃、遠征含め全出撃中止だな。」

「そうですね。さすがにこの雨では視界は取れないですしね。」

「だよな。加賀、全員に通達頼む。あと夜間哨戒は通常通りにすることも一応頼む。」

「了解しました。では、失礼します。」

加賀は通達のために退出した。

 

~~~執務中 09:00~~~

「出撃は無くても執務はあるんだよなぁ・・・」

出撃は無いが当然のように執務はある。書類の山と格闘する空。

一方、秘書官の加賀はというと・・・

 

~~~艦娘寮~~~

「加賀さん、今日秘書艦でしたよね?いいんですか?」

「ええ、出撃も混んでたので提督が今日は休んでくれということだそうです。」

「そうですか。で、加賀さん」

「なんですか?」

「何してるんですか?」

「洗濯ですが?」

「・・・洗剤入れ過ぎです。」

「えっ」

「・・・も、もしかして使い方知らないの!?」

「・・・使い方ぐらいわかります。」

「加賀さん、そこは洗剤を入れるところじゃないですよ?」

「・・・//////」

「はぁ・・・」

加賀は意外と生活面がポンコツだったりするようだ・・・

 

そのころ他の艦娘はというと・・・

~~~艦娘寮~~~

「姉様、お茶を入れましたよ。」

「あら、ありがとう。」

「姉様・・・それは・・・てるてる坊主ですか?」

「ええ。早く晴れますようにってね。」

「あぁ・・・願いを込める姉様も素敵です・・・」

「ありがとう、山城。」

「でも姉様・・・雨・・・強くなってます。」

「・・・はぁ。」

「あぁ・・・愁いを帯びた顔も素敵ですぅ・・・」

 

扶桑型姉妹は雨の日でも通常運転です。

~~~別の部屋では~~~

「zzz・・・zzz・・・」

「~~~♪~~~♪~~~♪」

「・・・・・・」←瞑想中

三人はそれぞれのことに熱中している。(ある一名のせいで窓ガラスがひび割れている)

因みに三女が原因でこの姉妹の部屋は他の艦娘と一部屋分余計に開いている。

というよりもその歌声(物理)を聞いても平気なあたり慣れというものは恐ろしい。

 

一方その頃執務室では・・・

~~~執務室~~~

「提督、お茶をいれましたよ。」

「あぁありがとな祥鳳。つーか全員休みにしてんだからわざわざくる必要はないんだぜ?」

「いえ、私もお手伝いしたいと思ってましたし、提督ともお話したいかなぁ・・・なんて。」

「そうかい。じゃあ休憩がてらちょいとばかし話し相手になってもらおうかね。」

「はいっ!」

「さてと・・・最近はどうだ?出撃メンバーに入れてない分関わりが薄くなっちまったことは申し訳ねぇがな。」

「そんなことはないですよ、私は今のままでも十分ですから・・・」

「・・・あんまり無理すんなよ?実はな、今度鎮守府近海の対潜哨戒をしろっていう司令が来ていてな。その部隊の旗艦を祥鳳、お前に任せたい。」

「・・・!!」

「やってくれるな?」

「・・・はいっ!」

(良かった。ずいぶんと精神状態も落ち着いてきたっぽいな・・・)

「あ、忘れてました!」

「ん?なんだ?」

「提督、昨日も夜中に執務をしてたみたいですね?」

「!?い、いや?昨日は出撃もしたからぐっすり寝てたぜ?」

因みに昨日、空はやり残していた執務を夜中にやっている。

「提督・・・忘れてませんか?嘘をついたら艦爆を発艦させちゃいそうだって」

(あれ・・・なんか雲行きが・・・)

「提 督 ?本 当 に 寝てたんですか?」

「祥鳳・・・?あの~もう彗星が発艦準備してるのは俺の見間違いか?」

「いえ?見間違いじゃないですよ?」

「むしろ見間違えたほうが良かった・・・!」

「さぁ提督・・・本当は?」

目のハイライトが行方不明になった祥鳳が空に迫る。

空がとった決断は・・・・・・

「すいません。夜中に執務してました。」

正直に話し、許しを請うことであった。

「ふふっ、いいんですよ。でも、あんまり無理はしないでくださいね?それと・・・変にはぐらかされると・・・不安になっちゃうので・・・」

「・・・わかった。すまないな。」

「いえ。私のわがままですから・・・」

「それでもだ。よし・・・執務を始めようぜ。サポート頼む。」

「・・・はい!」

因みにこの日、空は偶然巧妙に隠された誰かの艦載機を発見し冷や汗をかいたとか・・・

 

そして時間は経過し・・・

~~~執務室 21:00~~~

「明日は晴れるみたいよ。出撃するんでしょ?」

今日の夜間哨戒担当の叢雲が空に問う。

「あぁ。視界も取れそうだしな。気を付けるべきは海の状態だな。あんまり荒れてないといいんだけどな・・・」

「ま、そこは私たちの腕の見せ所ね。わかったわ、じゃ哨戒に行ってくるわね。・・・夜中まで執務するなんてことが無いようにね?」

そう言って叢雲は夜間哨戒に向かっていった。

「・・・叢雲にもバレちまってるか。はぁ、かなわないねぇ。」

 

空はぐったりしながらもいつもよりも早く寝室へ向かっていった。

 




いかがだったでしょうか?

次回はまた東部オリョール海攻略に戻ります。
前回張った伏線の回収はだいぶ後です。気長にお待ちください・・・(-_-;)
祥鳳の性格はあくまでも作者の妄想の範疇の話です。本来はもっと明るい女性のはずです。

次回、「出撃!東部オリョール海!その3」

では、次回の投稿でお会いしましょう!!

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