不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
片頭痛があまりにひどく辛い作者です。
GWですね!教習所詰めですが・・・
FGOイベに艦これの春イベと忙しくなりそうです。

・・・完走できる気がしない(-_-;)でもやるしかないのです!


何はともあれ、投稿します!!


第二十六話 出撃!東部オリョール海!その2

一回目の出撃後、その結果を踏まえて次の出撃への会議をした。

「いや・・・まさかの燃料食いだったぜ・・・」

「そんなに燃料を使うんですか?」

「少なくとも戦艦空母並には食うぞ・・・あんまり余剰資源も無いから少し考えねえとな。」

「少し艦隊の編成も考えないとだめかもしれませんね・・・」

「あぁ、遠征部隊にも燃料を優先するように伝えておく。」

「わかりました。では、海域攻略の話に入りましょう。」

旗艦である扶桑の言葉を皮切りに本来の海域攻略の話に入る。

「さて、とりあえず一回出撃したわけだが・・・どんな感じだった?」

「とりあえず・・・現状勝てない敵ではないと思います。ですが問題は羅針盤にあるかと思います。」

「だろうな。まぁそれは妖精の気分だからどうにもなんねえな。・・・何もないようなら現状の編成で問題なさそうだな。」

「そうね。で、あんたの艦はどうするのかしら?」

「そうだな・・・空母戦艦勢で曳航できたりしないか?」

「できるかもしれませんけどやりたくないです。」

「だよな・・・」

「赤城さんに同じく。」

「あはは・・・さすがにそれは・・・ね。」

「・・・ごめんなさい」

「・・・知ってた。さて、じゃあどうするかだなぁ・・・」

「余剰資源は現状どれくらいあるのかしら。まずはそこからだと思うのだけれど。」

「まぁざっと1000から1500ってとこだ。」

「そう。」

「確かに少し心もとないですね・・・」

「だろ?出撃する分にはいいかもしんねえが損傷の修復とかをやってたらあっという間に使い切っちまう。」

「・・・とりあえずは提督も出ていいとは思うわ。ただし、資源がきつくなってきたらいったん提督無しで行くことにするわ。」

「資源がなきゃどうにもなんねえしな。それで行こう。じゃあ明日の出撃のために英気を養ってくれ。そんじゃ解散。」

 

その言葉で会議は終わり、翌日のために解散した。

「司令官!失礼します!」

会議の後、空は吹雪と朝潮を呼んだ。

「おう、来たか。いやちょっと遠征部隊旗艦の二人に頼みごとがあってな。」

「なんでしょうか?」

「いや、これからの遠征では、燃料をメインにして回収してほしいんだ。」

「了解です!ところで、理由を聞いてもいいですか?」

「・・・いや~俺が出撃しているのは知っているな。」

「はい。なんというかすごいなとは思いましたが。」

「そん時に使う船がかなり燃料を食うんでな。このままだと燃料の余剰資材が心もとないからな。そういうことだ。」

「なるほど・・・わかりました!!任せてください!」

「お任せください、必ず期待に応えて見せます!」

「お、おう。そこまで重く取んなくてもいいんだがな・・・とりあえずよろしく頼むな。」

「「はいっ!」」

 

~~~翌日 岩川鎮守府港 09:00~~~

「さて、二回目の出撃なんだが、現地は少し天気が悪いらしい。視界が悪くなるかもしんねえからいつもより警戒を高めてくれ。」

「「「「「「了解。」」」」」」

「よし。じゃあ行くぜ!!」

 

空の号令と共に、二回目の出撃が始まる。

 

~~~現地東部オリョール海~~~

先程空が言っていた通り、東部オリョール海は分厚い雲に覆われていた。

「・・・こりゃ一雨きそうだな。天気によっては進行を止めたほうがいいかもしれないな。」

「そうね。この天気でさらに雨が降ってきたら艦載機の発着艦が難しくなりますね。」

「視界もきちんと取れるかわからないわね。」

「よし、雨の降り方によっては途中で進行を止めるぞ、いいな。」

「了解しました。」

 

そして、艦隊メンバーは進行していく。

 

~~~一回目~~~

「敵艦隊を発見!!陣容は雷巡チ級elite、軽巡ト級、軽巡ホ級、軽巡ホ級、駆逐イ級、駆逐イ級!!」

「単縦陣を組め!!行くぞ!空母勢は先制の用意!」

 

~~~艦娘+提督戦闘中~~~

「ふぅ、片づいたな。赤城、加賀は周囲を警戒。扶桑、損害確認頼む。」

「・・・山城、飛龍さんが至近弾による小破以下の損害。それ以外は損害ありません。」

「・・・提督、索敵終わりました。周囲に敵影はありません。」

「よし、進行するぞ。羅針盤は・・・こっちか。」

「前回とは違う航路ですね。」

「後は天気がこれ以上悪くならないことを祈るだけだな・・・行くぞ。」

 

~~~艦隊進行中~~~

「こいつは・・・弾薬か?」

「そうですね、ありがたくもっていかせてもらいましょう。」

「これ海に浮かんでたけど・・・使えるのか?」

「妖精さんが使えるようにするらしいですよ。」

「妖精ってやっぱすげえな・・・よし、弾薬はセングレンに積んでくれ。」

「提督、艦載機から伝令!「コレヨリサキ、ウテンナリ」だそうです。」

「ちっ、降ってきたか・・・とりあえず行くぞ。まだ本降りじゃないんだろ?」

「ええ。行きましょう。」

 

~~~艦隊進行中~~~

「ドラム缶だな・・・」

「燃料が入ってるものがあるわね。」

「よし、回収してセングレンに積んでくれ。飛龍、索敵を頼む。」

「わかりました!」

~~~艦娘燃料積み込み中~~~

「提督、艦載機から報告「コノサキアメハゲシクハッチャクカンコンナン」とのことです。」

「・・・マジか。」

事実、先程から雨脚はどんどん強くなっている。

「しゃあない。撤退だ!」

 

天候を理由に空は撤退を決めた。しかし、

「提督!前方に黒い霧が!」

「あぁ?どういうこった!」

メンバーの目の前一帯に黒い霧が立ち込めている。

「くそっ、何が起きてるのかわからんが警戒を厳に。輪形陣で奇襲を警戒しろ!このまま突っ切るぞ!!」

「「「「「「り、了解!!」」」」」」

 

艦隊は黒い霧の中に突入する。

(視界はかなり悪い。こういう時は・・・)

「ベルカナ!」

ベルカナのルーンを使う。

(・・・なんだ・・・左舷にやばいのがいる!)

「お前ら!!右舷に回れ!左舷にやばいのがいる!!」

「了解!!」

ルーンの探知で感じ取った脅威を伝え回避するように伝える。

その結果か、何事も無く霧を抜けることができた。

「・・・ノガシタカ。マァイイ、ダガ、カナラズ・・・」

霧の中に響くその声を聴く者はいなかった。

 

 

~~~岩川鎮守府港~~~

「・・・雨で冷えただろ。損傷艦以外も入渠してゆっくり休んでくれ。」

空はそう言って艦娘たちをドックに送り出す。

 

(全容は見えなかったが・・・明らかに他の奴らとは違うのが感じ取れた。・・・一筋縄じゃいかないかもしれねぇな・・・)

 

空の先行きの不安を物語るかのように雨は岩川鎮守府にも降り注いでいた・・・




いかがだったでしょうか?
今回はいとまじめなお話になりました。
次回は軽いお話にする予定です。

が、ネタがまだまとまっていないので次回予告は無しです。

GWですが、投稿はいつも通り週末に行わせていただきます。
教習所通いなので時間が思いのほか取れないのが原因です。

では、次回の投稿でお会いしましょう!!

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