不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

24 / 48
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ようやく休みが取れて歓喜の作者です。
ですが敢えて言わせてください・・・
もっと早く休みにして欲しかった・・・!!(全く進んでない冬イベ画面見つつ)
・・・そもそも書いてる時点でイベント終わってるというね。
皆さん冬イベお疲れさまでした。
春イベ、春イベこそはぁぁぁ・・・(´;ω;`)

最近妙に水難の相が出ているのか水回りのトラブルが多発しております。
空の悪運がこっちに回ってきたんですかね・・・?
少し冷や汗を流していますが、投稿します!!


第十九話 出撃、カムラン半島!

~~~執務室 09:00~~~

カムラン半島出撃当日、執務室にはいつもとはやや違う面々が集まっていた。

「あら、今回はいつもとは違ったメンバーね。」

「あぁ、今回は復帰艦の腕試しといったところだ。旗艦も今回は叢雲に変わって扶桑に任せる。叢雲は比叡の時みたくサポートを頼んだ。」

「任せなさい。」

「はい、旗艦の務め、果たして見せましょう。」

「他のメンバーもまぁ、久しぶりだろうしあんまり気負わずにやってくれ。この海域は今回が初めてだから無理に主力を落としに行く必要もないしな。もちろん、行けるようなら行ってもらうけどな。」

「私と加賀さんの一航戦の力、お見せしましょう!」

「姉様は私が守りますから・・・!」

「司令官のためにが、頑張ります!!」

「それにしても今回のメンバーはかなり重量級ね。私以外は戦艦か空母じゃない。」

「今回の海域は比較的狭いが、空母と戦艦両方が出るらしい。だから両方に対応できるようにな。」

「では提督、出撃しますね。」

「っと、忘れるところだった、叢雲、比叡以外はこいつを受け取ってくれ。」

そう言って空は四人に前回叢雲たちに渡した護符を渡す。

「これは・・・?」

「まぁそのなんだ・・・お守り的な?」

「大事にしなさいよ?これ司令官のお手製だから。」

「ちょ!?なんでバレて・・・!」

「あら、バレてないと思ってたの?」

「~っ。ほ、ほら、そのことはもういいから油断せずにさっさと行ってこい!」

メンバーからニヤニヤされる空であった。

~~~出撃後~~~

「扶桑、無線の調子はどうだ?」

「良好です、間もなく指定海域に到達します。」

「了解だ。潜水艦が出るという報告は無いから、奇襲に警戒しつつ戦闘は基本最大火力を出せる単縦陣で挑んでくれ。」

 

~~~カムラン半島~~~

「っ!敵艦隊を発見、重巡リ級、軽巡ヘ級、駆逐ハ級、駆逐ハ級、駆逐ハ級を確認。複縦陣で進行しています。」

「皆さん、単縦陣で行きます。空母のお二人は先制攻撃の準備を、他の皆さんは砲雷撃戦の用意を!」

 

そして数分後、

「此処は譲れません。」

「第一次攻撃隊、全機発艦!!」

空母勢二人が艦載機を出す。敵艦隊には空母がいないため制空権を確保、先制攻撃に入る。

轟音と断末魔のような叫びがが響き渡り、数十秒後、静寂が訪れた。

「先制攻撃で敵艦隊の殲滅を確認しました。」

「これが正規空母・・・さすがね。」

「いえいえ、それほどでもありませんよ。預かり先の鎮守府から余りの艦載機をいただきましたからそのおかげでしょう。さて、周囲に敵影なし。扶桑さん、提督に連絡を。」

「わかりました。提督、敵艦隊を殲滅しました。これより進軍を再開します。」

「了解した、音は入ってきてたからわかるが正規空母、それも由緒ある一航戦は伊達じゃないってことだな。損害は無いな。周囲の警戒を忘れずに進軍を再開しろ。」

「わかりました。妖精さん、次はどちらに行けばいいのかしら?」

そう言って扶桑は羅針盤を回す。

「こっちね。皆さん、進みましょう。」

羅針盤の示す方向へ艦隊は進軍を再開する。

 

~~~その後~~~

「あら、これは・・・」

「鋼材、ですね。」

「少し持っていきましょうか。叢雲ちゃん、お願いできるかしら。」

「大丈夫よ、うちの鎮守府なんだかんだで資源に余裕ないしこういう所の資材も大切にしないとね。」

「ふふふ、」

ぶつぶつ言いながらも資材回収に励む叢雲を赤城はほほえましく見つめる。

「な、何よ。なんかおかしいことでもあるの?」

「あっ、ごめんなさいね。叢雲ちゃんがなんというか、家計をやりくりするお母さんに見えちゃったのでつい。」

その赤城の発言で笑いやニヤニヤを誤魔化す一同。

「なっ///」

その発言に顔を真っ赤にする叢雲。

「そ、それは事実でしょ!!///」

「ま、まぁそうなんですけどね。」

予想外の反応に少し焦る赤城。

「まぁまぁそのあたりにして、そろそろ行きますよ。ここから先は一本道ですよ。」

扶桑のその言葉と共に再び気を引き締め再度進軍を始めた。

 

~~~その後~~~

「敵艦隊を確認、敵護衛空母群のようです。敵は軽母ヌ級、軽母ヌ級、重巡リ級、重巡リ級、駆逐ハ級、駆逐ハ級。」

「主力部隊からは外れたわね・・・」

「羅針盤にも嫌われるなんて・・・不幸だわ・・・」

「山城、そう言わないの。私たちはやるべきことをやるのよ。敵には空母がいます。赤城さん、加賀さん、お願いします。」

「了解しました。赤城さん、」

「えぇ!艦載機の皆さん、用意はいい?」

前回とは違い接敵の前に航空戦を挟む。

「他の皆さんは単縦陣で敵航空機の攻撃に警戒してください!!」

扶桑の号令と共に皆が動き出す。

 

空では、艦載機同士のドッグファイトが繰り広げられる。

しかし、相手は軽空母二隻に対してこちらは正規空母が二隻。少しづつこちらの艦載機が優勢に立ち敵の艦載機を落としていく。その中で落とし漏れた艦載機の爆撃が落ちてくるが、

「・・・危なかったわね。」

「くぅっ、至近弾とは言え被弾するなんて・・・」小破未満のカスダメ

「高速戦艦は伊達じゃありません!」

山城以外は被弾無し、被弾した山城も至近弾のためほとんどダメージは無い。

そして、

「ヌ級一隻、駆逐ハ級二隻撃沈。重巡リ級の一隻が中破。制空権を確保しました。皆さん、好機です・・・!」

「山城、皆さん、砲戦よ!!」

航空戦の後、砲雷撃戦に移る。ここで活躍するのは、

「主砲、副砲、撃てーっ!!」

「主砲、よく狙って・・・撃てーっ!!」

「撃ちます、当たって!!」

高い火力を持つ戦艦たちである。

制空権を失い、かつ爆撃によって陣形が乱れ潰走状態にある敵艦に彼女たちの砲撃を回避するすべは無く、

轟音と共に敵艦は水底に沈んでいった。

「戦闘終了・・・ですね。」

「周囲の確認をしておきます。」

「加賀さん、お願いします。」

「・・・すごいわね。私の出番がなかったわ。」

「不幸型と揶揄されようと、戦艦ですから。射程、火力は自慢できるわよ。」

「そうね。後は速力、防御力があればいうことなしだったんだけど・・・」

「私はその火力がうらやましいです。速力はありますけど、他の戦艦と比べると少し低火力ですから・・・」

 

~~~その後~~~

「索敵完了。周囲に敵影はありません。」

「わかりました。提督、敵艦隊を撃滅しました。」

その知らせを聞いて扶桑は空に報告する。

「おう、お疲れさん。海図を見る限りそこ以降には何にもねぇな。気を付けて帰ってきな。飯を用意して待ってるからよ。」

 

「皆さん、此処までだそうですから帰還しましょう。提督がご飯を用意させているそうですから少し急ぎましょうか。」

「ご飯!」

「・・・さすがに気分が高揚します。」

戦闘時の勇猛さはどこへやら、艦隊メンバーは少し急ぎ目に鎮守府への帰路につくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
真面目な戦闘回は久しぶりです。うまくかけてるのか心配ですが・・・
先程大型回したら矢矧が来ました!これで残す阿賀野型は酒匂のみ。でもドロ限なんですよねぇ・・・頑張って取るべ。

冬イベですが、前書きにも書いたようにまったく進みませんでした。というわけで新規艦娘はいません。
次のイベントは何とかして参加したいです・・・(-_-;)

では次回予告行きます、
主力部隊撃滅こそならなかったものの圧倒的な力を示した扶桑達。
しかし、空、扶桑、山城の不幸(?)トリオが原因なのか・・・
「あら、羅針盤の方向が・・・」
「また・・・はずれの方向ですね。」
「・・・これで何回目でしたっけ?」
「・・・四回目よ。」
果たしてどうなる!?
次回、「出撃、カムラン半島!その2」
では、次回の投稿でお会いしましょう!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。