不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
リアルが忙しく春休みのくせしてなかなか投稿できない作者です。
本当にすみません・・・(-_-;)

それにしてもEpic of remnantが始まりましたね。ちょこちょこ進めてますがストーリーはやっぱり面白いですね(ガチャ結果から目をそらしつつ・・・)

あと、申し訳ないのですが誰かこのアホの作者に潜水艦の扱い方を教えてください。
未だに使い方が全く分かりません。というのもあって私の鎮守府はオリョクルバシクルを一切やってない超ホワイトな鎮守府です。

さて、いろいろ話しましたが、投稿します!


第十八話 不幸な提督は出撃について考える

漁に出てから二日後、ついに岩川鎮守府も次の南西諸島海域に進出することが決まった。

 

海軍本営からの司令書を見ながら空は考える。

「(いよいよ次の海域か・・・さて、こっちはこっちでやるとして、上がどう出るかだな・・・)」

最近になって上層部からの妨害を警戒するようになった空。

今でも、予算拡大の拒否や、偽情報が送られるなど妨害は続いている。幸いにも、偽情報は意味をなしていないが、予算の問題は漁に出たりもしたが一時しのぎにしかならないため早急な対応が必要になる。そして、今の空にはもう一つ考えていることがあった。

 

「俺も出撃できるかもしんねえな・・・」

先日の漁の時、彼はヲ級をガンド撃ちによってダウンさせている。そのこともあり自分が出撃することで何かしらのサポートができないかと空は考えるようになった。

 

「ま、艦が無いから現状はどうにもなんねえか・・・あの船も日宮にばれて押収されちまったしなぁ・・・」

と書類仕事をしながら考えていると、

「何がどうにもなんないですって・・・?」

「っ!?・・・叢雲か。」

「艦が無い・・・ね。出撃でもする気かしら・・・?」

「いや、その・・・な?」

「あんたは人間でしょ。言い方は悪いけどこういうのは私たちに任せとけばいいのよ。」

「・・・そうか。」

「そうよ。あんたは司令官、提督なんだから私たちを信じて待つのが仕事なのよ。」

そう言って叢雲は書類仕事を始めた。

(そうはいってもなぁ・・・)

もやもやが抜けない空であったが現状どうにもならないのは事実なのでひとまずおとなしくすることにした。

 

~~~その日の夜~~~

「わかっているな。ターゲットは此処の提督、風林空。各員速やかに、かつ発見されないように侵入しターゲットを暗殺しろ。」

ある部隊が空を暗殺しようと密かに鎮守府に侵入しようとしていた。

しかし、この部隊はある重大なミスを犯していた。

それは、

「・・・やっぱり来ましたか。さて、狩りの時間ですね。」

陸軍最高峰の護衛、暗殺技能を持つ彼女に発見されていたことである。

 

~~~鎮守府内~~~

暗殺部隊は鎮守府内への侵入に成功していた。

しかし、順調かと思われた作戦状況が一変する。

「隊長、こちらアルファ1。ターゲットの部屋をかくにnグゥッ!?」ブツッ

「アルファ1!どうした、応答しろ!」

一人の隊員との通信が途絶える。

「こちらアルファ2!援護をたのmウッ・・・!」

また一人。

「アルファ2!?くそっ、アルファ3、アルファ4、速やかにターゲットを暗殺しろ。」

「「・・・・・・」」

そして二人。これで自分以外全員からの応答が無くなる。

「どうした、応答しろ!!」

「うふふ、」

「っ!?」

いつの間にか隊長自身も組み伏せられていた。

「さぁ、誰の指図で来たのか吐いてもらいましょうか。」

「・・・他の奴らはどうした。」

「あぁ、あの人たちですか。捕まえましたよ。あっ、二人は殺しちゃいました。こんな感じに頸動脈をグサッと・・・ね。尋問対象は五人もいりませんから。」

そう言って彼女は首にナイフを当てる。

「ヒッ、わかった!話すから、命だけは・・・!」

「えぇ・・・では、誰の指図で来たんですか?」

「く、詳しいことは知らん!!代理人を通してきたからな。だ、だが、海軍の上層部の人間、それもいわゆる急進派ってやつらしい。そ、それが全部だ!!ほら、話したぞ。命だけは・・・!!」

「ありがとうございます。じゃあ、さようなら。」

そう言って彼女は首に短剣を突き立てる。

「グフッ・・・!?話が・・・違うぞ・・・」

苦し気につぶやき隊長は事切れた。

「・・・そもそも助けるなんて一言も言ってませんし、何より、先輩に手を出した時点で万死に値しますから。あーあ。死体、片づけないと。」

そう言って彼女ー楓は死体の後始末を始めた。

 

~~~翌日 09:00~~~

執務をこなしていると、楓が入ってくる。

「先輩、早速来ましたよ、暗殺者。」

「マジか・・・!気づかなかった・・・俺がこうして生きてるってことはやってくれたんだろ?」

「えぇ、尋問の後、あの世に行ってもらいました♪」

「なんでそんなに明るい声なんだ・・・」

「だって、先輩に手を出す輩から先輩を守れたんです。もう気分が高揚しっぱなしです!」

「おうおう、そうか、サンキューな。にしても、海軍仕事に浸かりすぎたか、いろいろと鈍ってんな・・・」

「確かにそうですね。今回は五人でかつある程度散開してましたから私ひとりで対処できましたけど・・・」

「人数が増えたりすれば危うい・・・か。まーた問題が増えたぜ・・・」

「どうしますか・・・?こういった感覚ってなかなか戻りませんよ・・・?」

「やっぱ暇を作って鍛錬するか・・・やっぱり・・・やるしかないのかねぇ・・・」

「何か言いましたか?」

「いいや、なんでもねぇよ。」

 

ひっそりと、出撃の意志を固める空。そのためにまず空は・・・

(艦・・・どうにかして用意しないとなぁ・・・)

最も重要な艦を用意すべく空は書類仕事をしながら考えを巡らせるのだった・・・

 




いかがだったでしょうか?
はい、出撃したくても足がありませんでした。空の出撃はしばらく先送りです。

楓さんマジで虹6のカベイラですな・・・(-_-;)(因みにイメージは某真っ黒系ヒロインです(笑))
不定期ですがなんとかして週一更新を維持しつつ失踪しないように頑張ります。

では次回予告行きます。
南西諸島海域攻略が始まりカムラン半島へ出撃する艦隊。
新たに参入した艦娘たちの実力は・・・!?
「ここは譲れません・・・」
次回、「出撃、カムラン半島!」
では、次回の投稿でお会いしましょう!!

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