不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
リアルが忙しく冬イベが全く進んでいない作者です。
マジでどうすんべやこれ・・・(-_-;)

次回予告に誤字があったことをお詫びします。
正しくは、「不幸な提督」でした。修正しておきます。
はぁ、艦これもそうだけどトトリのアトリエも全然進んでない・・・春休み中に黄昏三部作まで一通りエンドを見るのが目標なんですが・・・
まぁなにはともあれ失踪するつもりはありません。

それでは、投稿します!!


第十七話 不幸な提督、漁に出る!?

七月に入り、暑さも増してきた岩川鎮守府。

空の機嫌は悪かった。

「ったく、何が艦隊の数が少し増えた程度で予算は増やせないだよ。あいつらきちんと状態を把握してないのかよ・・・いや、把握してても同じか。」

先日から正規空母である赤城、加賀、飛龍が参入し、鎮守府の食費は大惨事に陥っていた。

これではまずいと上層部に彼女たちの復帰を伝えたうえで予算の追加を訴えた。

しかし、上からは先程のような言葉と共に却下されてしまった。

ある程度こうなる可能性があるとわかっていてもさすがに機嫌の一つや二つは悪くなる。

 

「提督、どうしたんだい?なんだか機嫌が悪そうだけど・・・」

「あぁ、時雨か・・・いや、ちょっと此処の食費をどうするかな~ってな。」

「・・・正規空母はよく食べるからね。で、台所事情はそこまで逼迫してるのかい?」

「今はまだいいが、一か月後にはやばくなると思う。さて、どうしたもんかねぇ・・・」

「・・・提督、こういうのはどうかな・・・?」

 

~~~時雨説明中~~~

「なるほどな、やり過ぎはまずいが加減すればどうにかなるか。よし、明日の朝04:30に駆逐艦か軽巡の艦娘をお前さん抜いて2人くらい連れてきてくれ。誰にするかは任せる。」

「了解。」

 

~~~そして次の日 鎮守府港前 04:30~~~

「提督、おはよう。連れてきたよ。」

「司令官、おはようございます!」

「てーとくー?おはようございま~す。」

「おい、艦隊のアイドル。お前さんそんな寝ぼけ眼で大丈夫なのか・・・?」

「大丈夫なんじゃないかな。」

「・・・何をもってそう言えるのか知らんがまぁいいか。」

「司令官、そもそもなぜこのような時間に我々を?」

「あれ、時雨から聞いてなかったか?これから、鎮守府正面海域に出て哨戒がてら魚を取ろうと思ってな。」

「え!?待ってください!まさか・・・司令官も出るのですか!?」

「当たり前だろ、哨戒二人、俺の護衛兼爆雷による爆破漁担当が一人として、誰が取れるであろう魚を運ぶんだよ。お前さんたちだけじゃ運べる量も少ないからし、ちゃんとした船で保存しないといけないからな。」

「なるほど・・・わかりました!朝潮、全力で任務を遂行します!ところで・・・」

「なんだ?」

「そこの船はどうやって手に入れたのですか?」

「あぁ、ちょいと陸軍のダチに頼んで盗んd・・・いや、借りた。(返すとは言ってない)」

「そうなんですか。」

「さて、いつまで寝ぼけてんだアイドル(笑)」

「いたっ!?顔はやめてって言ってるでしょーっ!」

「よし起きたな。じゃあ行くぞ。」

「ちょっとー!!無視しないでよーっ!!」

 

~~~鎮守府正面海域 04:50~~~

「さて、朝潮、那珂は哨戒を頼む。俺と時雨は漁を始めるぞ。」

「了解しました!」

「了解、じゃあ行こうか。」

「お仕事ですね!」

 

~~~漁開始~~~

「・・・時雨、十時の方向、10メートル先だ。」

「了解、それっ!」

時雨が爆雷を投げる。そして爆音と共に魚が打ちあがる。

そしてそれを二人で空の船に運ぶ。

「よし、これで三回目だが、だいぶとれたな。少し休憩にするか。哨戒の二人にも伝えてくれ。」

「了解。」

「さて、その間に釣りでもしますかね・・・」

そう言って空は持ってきていた釣り竿から釣り糸を垂らす。

 

少しすると、

「おおっ!?珍しくかかりやがった!!」

どうやらあたりが来たらしい。

「うお!?なんだこの引き!間違いねえ、こいつは、大物だ!!」

恐ろしく強い引きに釣り竿も大きくしなる。

「とはいえ、このままじゃ竿が持たねぇな。時雨たちも戻ってきてないし、使わせてもらいますかね、ガンド!!」

竿を支えながら、獲物に向かってガンドを放つ。本来は相手に病を与える呪いの一種だが、空は射撃弾として扱う方法を自身の槍にいた妖精から習得していた。

そして魔弾が直撃したのか引きが弱くなる。

「よっしゃ!今だ!!」

好機と見た空が一気に竿を引っ張る。そして、

「よし!!釣れ・・・た・・・?」

「ヲ・・・ヲ・・・」

まさかのヲ級である。

「・・・・・・」

空は無言でヲ級を水中に沈め糸を切った。

「はぁ・・・ついてねぇぜ。」

 

その後、時雨たちが戻ってきたため、少ししてから、一行は帰路に就いた。

 

~~~帰港 06:10~~~

この日はあらかじめ総員起こしを30分遅らせてある。本来なら必要ないのだが、船の件を彼女に知られたくないためわざわざ遅らせたのだ。

しかし、

帰港した一行の前に一人の女性が立っていた。

「先輩、すこ~しお話があるんですけど♪」

「・・・魚持ってく時間ぐらいはダメか?」

「ダメです♪」

「・・・デスヨネー」

 

この日、空を見たのはこれが最後であった・・・

 

 




いかがだったでしょうか?
今回はあまり大筋には影響しない話ということもあって内容がかなり薄くなってしまいました。
文字数が少ないのも・・・見逃してください(-_-;)
そう言えば知り合いがトトリのことをキラークイーンと評していたのですが何でですかね?
「いいや限界だ、押すねっ!!」とでもやるんでしょうか・・・(-_-;)

次回から南西諸島海域への出撃が始まります。
空もついに戦場に・・・!?そして、急進派の策謀が岩川鎮守府に襲い掛かる。
「なるほどね、これが艦娘の戦場か・・・!!」
「いいからやれ、どんな手を使っても構わん。速やかに、あの男を始末しろ。」
「狙うは敵旗艦・・・!!主砲、副砲、撃てーっ!!」
次回、南西諸島海域攻略編 「不幸な提督は出撃について考える」

では、次回の投稿でお会いしましょう!! 

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