不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
テストが終わり春休みに入りテンションが上がっている作者です。(単位が取れたとは言ってない)
春休みの投稿についてはまだ予定が決まってないのでわかり次第活動報告にのせておきます。
始めてしまった・・・新ロロナ。フィリス、ソフィーとはだいぶ違うんで混乱しました。
目標は春休み中にアーランド三部作をクリアしたいな~なんて・・・
さて、艦これですが、ボーキが・・・ボーキが溜まらない・・・。なんでだ・・・?
演習に空母ガン積みで行くからか・・・?←
・・・反省します。

では、投稿します!


第十五話 不幸な提督の(不幸な)日常 その2

南西諸島防衛線を突破した鎮守府の面々。虹霓の活躍もあり現在急進派は混乱状態にあるらしい。

また、空は急進派から「陸軍の猟犬」と呼ばれ恐れられるようになった。最も、

「ハッ、恐れてるってこたぁ自分が後ろめたいをことしてるって言ってるようなもんだぜ」

とまったく意に介してないが。

そして今日、本営からの任務達成と同時にまた艦娘が戻ってきた。

「航空母艦、赤城です。」

「同じく、飛龍です!」

新たに復帰したのは正規空母、由緒ある一航戦、二航戦の二人である。

「おう、よろしく頼む。正規空母は今はお前さんたちだけだ。・・・すまなかった。」

「私も憲兵、いえ、提督のことは聞いています。だから、あまり重く受け止めないでください。なんであれ私たちを救ってくれたことに変わりはありませんから。」

「・・・ありがとな。」

「ところで・・・」

「ん?」

「「お腹が・・・空きました。」」

「ふっ、そうか、なら食堂に行くといい。間宮と伊良湖が担当だからはずれは無いだろうよ。」

「「間宮さん!!提督、行ってきます!」」

そう言って二人は空腹とは思えないスピードで執務室を出て行った。

「あいつら・・・さて、あと少し、気合入れていきますか!」

このとき彼は食堂が大ピンチに陥っていることなど知る由もなかった。

 

空が昼前の書類を片付けているころ・・・

~~~12:30 食堂~~~

お昼の食堂、そこは艦娘たちの癒しの場所の一つである。

しかし、今日に限っては違う。そこは今修羅場と化していた。

「間宮さん!今度は麻婆豆腐と餃子です!」

「わかったわ!伊良湖ちゃん!これお二人に!」

「はいっ!あっ、那智さん注文ですか!・・・間宮さん、日替わり定食入りました!」

「はぁ~い!那智さん少し待っててくださいね!!」

「あ、あぁ。その・・・無理はするなよ・・・?」

「ふふっ、ありがとうございます。でも、これが私の仕事ですから。」

因みに話をしながらも彼女は手を止めない。ここまで忙しい理由だが、言うまでも無く・・・

「やっぱり間宮さんのご飯はおいしいですね!」

「そうね。保護してもらった鎮守府ではあまり多く食べるわけにもいきませんでしたからね。」

と言っている一航戦の赤いほうだが、それでも十人前を普通に平らげたりしている。加減はどこ行った加減は。

そうこうしているうちに空が書類を済ませたのか食堂にやってきた。そして、空母お二方が平らげた料理の皿を見る。

「うおおおい!?なんじゃこりゃあ!」

「あ、提督!此処のご飯すごくおいしいですね!」

「おう、そりゃ良かった・・・ってこれ全部お前ら二人で食ったのか!?」

「「はい( ー`дー´)キリッ」」

「シンクロして決め顔するのやめろ。つーかこんだけ食うのか・・・正規空母なめてたわ。」

「大丈夫ですよ、食べた分はきちんと戦果でお返ししますよ。」

「ほぅ、流石は二航戦。赤城共々期待してるぜ。つーわけで間宮さん、日替わり定食一つ。」

「あっ、提督・・・その・・・」

「ん?」

「さっきの注文で材料が終わっちゃって・・・」

「マジか・・・ついてねぇ。」

「す、すみません・・・!」

「・・・いや、いいさ。今回は事が事だしな。さて、飲み物飲んで午後の執務に行きますかね。」

「あ、ちょっと待っててください!」

「お、おう。」

 

~~~数分後~~~

「すいません、簡単なものですけど。」

申し訳なさそうな表情で間宮から渡されたのはおにぎりとたくあんのセット。

「おお、ありがとな!」

そう言って空は執務室へ戻った。

 

~~~午後の執務開始 13:00~~~

「さて、じゃあやりますかね。」

「し・・・司令官、新しい書類です・・・」

「ん?多いな!?つか大丈夫か朝潮!?」

「この程度・・・なんてことは・・・あっ」バッサァァァァ

「ほら言わんこっちゃねぇ・・・」

「し、司令官・・・」

「ほら、まずは書類を集めるぞ。」

「は、はい・・・」

回収後・・・

「・・・・・・」ズーン…

「ほらそう落ち込むなって、オレンジジュース飲むか?」

「・・・はい、いただきます。」

「朝潮、人間ミスはつきものだ。いちいち気負う必要はねえんだよ。次に気を付ければいいのさ。」

「・・・はいっ!」

「よし、それでこそ朝潮だ。じゃあ・・・この書類の山を片しますか・・・。」

「司令官・・・はいっ朝潮、いつまでもお供します!」(注 ただの書類処理である)

こうして、今日の秘書艦の朝潮と共に地獄ともいえる書類作業が始まった。

 

~~~夕食 18:00~~~

「もう驚かねえぞ・・・」

目の前の惨状を見て空はつぶやく。幸いあらかじめ空たちの分を取っておいてくれたらしく昼のようなことにはならなかった。

 

~~~執務終了 21:00~~~

「・・・終わったー!」

「はいっ!お疲れさまでした!」

「いや~助かったぜ・・・だが・・・」

「・・・はい、食料品の予算拡張は急務かと。」

「だよなぁ・・・」

今はまだ平気だが、あの二人の参入によって食料品の予算拡張が必須かつ急務になるのは自明の理である。

「まぁこればっかりは上と掛け合わないとだめだからな・・・ともかく、今日はお疲れさん。もう休んでいいぞ。」

「はい、お疲れさまでした!」

そう言って朝潮は退出した。

「さて、俺も風呂入って寝ますかね・・・」

と、自分も執務室の戸締りをしようとしたその時、

prrrr…

「あぁ?」

電話を取ると、相手はデイルだった。

「デイルか。どうした?わざわざこっちの電話にかけてくるなんて・・・」

「あぁ。良いニュースと悪いニュースがあるがどっちからがいい?」

「・・・良いほうから聞く。」

彼はこういう時のデイルのニュースはたいてい碌なことにならないと知っているため内心は複雑だ。

「あぁ、前回の事件で売り物にされかけていた艦娘の中に岩川所属の艦娘がいた。」

「はぁ!?ってことはなんだ、保護先の提督がやったのか!?」

「どうやらそうらしい。本人たちに話を聞いたが三人ともそちらに戻りたいそうだ。数日後にはそちらに着く。うち二人はお前とも話が合うだろうよ、不幸談義で。」

「後で覚えとけよ・・・で、悪いニュースは?」

「お前、今日付けで岩川の憲兵が一人やめただろ?」

「あぁ。それが?」

「その後任なんだが・・・どうやら日宮に決まったらしい。」

「・・・いやそれ悪いニュースじゃ無くね?むしろ知り合いが来るんだったらありがたいぐらいなんだが・・・」

「はぁ・・・まぁ骨は拾ってやるよ。」

「は・・・?おい、どういうこった!?・・・切りやがった・・・!」

事情は分からないがなんとなく嫌な予感が頭をよぎり続ける空だった。

 

一方その頃・・・

「あはは…やっと会える。また先輩に会える・・・!!今までの寂しさどうやって埋めてもらおうかしら・・・うふふ、楽しみだわ・・・」

自室でうつろな瞳でつぶやく一人の女性がいたそうな。

 

空は(いろんな意味で)どうなってしまうのか・・・

 

 




いかがだったでしょうか?
いやもうほんと・・・どうしてこうなった。だが私はあやまらない( ー`дー´)
さて、話が広がってきましたね。収集つくかなこれ・・・。
さて、実はリアルだとこのあたりから戦力追加がすさまじいことになるうえに艦隊メンバーも戦艦空母メインになるんですが描写の偏りが出る可能性があるので少しリアルとは描写を変えます。もちろん描写を増やしたいのですが、文才のなさが響いております。そのあたりをご了承願います。
では次回予告行きます、
新たに復帰した三人の艦娘。そしてまた跳ね上がるエンゲル指数。さらに、ツンデレ枠だったはずの元同僚はハイライトが消えていて・・・!?
「ねぇ先輩・・・?私・・・寂しかったんですよ・・・?だから・・・」
次回、「不幸の三乗は絶望!?」
では、次回の投稿でお会いしましょう!!

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