不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
お気に入りが100件突破しました!ありがとうございます!
これからもこの拙作を楽しんでいただければ幸いです。
フィリスのアトリエはいくつかのエンドを見ました。あとがきに少しですが感想を。

もうすぐ冬イベでございます。覚悟はいいか、俺はできてない( ー`дー´)キリッ
・・・致命的にボーキが足りてないんです(-_-;)ただいま全力で回収中です。
・・・調子に乗って大型建造した結果がこれだよ!(大和、大鳳は既にいるのにもかかわらず)

さて、艦隊を遠征に出したところで、投稿します!



第十三話 出撃、南西諸島防衛線!前編

先日の完全休養後、大本営から次の海域攻略の催促が来た。書類によるとここには軽空母ヌ級が出現するらしい。しかし、前回の資材搬入の遅さから上層部の介入を疑っている空はそれも含めて矢代提督に確認を取ることにした。

すると、帰ってきた答えは

「なるほど、これは上が一枚かんでるね。その海域にはヌ級も出るけど主力部隊には正規空母ヲ級がいるはずだ。資材の遅れも嫌がらせだと思うよ。」

というものだった。

 

「(はあ・・・ついてねぇ。ま、それは向こうもか。)」

そう考えつつ空はあるものの準備とある人物への連絡を始めた。

 

~~~翌日 07:00~~~

「今日は先日の通達通り南西諸島に出撃する。メンバーは前回の演習メンバー。頼んだぞ!と、言いたいんだがな・・・」

「何?何かあるの?」

「あぁ、今回の出撃では主力部隊には手を出さない。」

「ちょ、どういうこと!?説明しなさい!」

叢雲をはじめ艦隊メンバーにも不審げな表情を見せる。

「あぁ、言い方が悪かったな。後々殲滅はする。ただ、一回目は主力部隊の陣容を見てほしいんだ。上からの書類と矢代提督からの情報が合わないんでな。」

「司令、それってもしかして・・・」

「あぁ、俺は上からの介入が来てると見てる。」

「上からの介入」、元は軍艦たる彼女たちもその意味が分からないわけではない。

「・・・まぁお前らの不安もわかる。だがすぐにどうこうなるって話でもないし俺もただ手をこまねいてるだけじゃないからな。今は作戦に集中してくれ。詳しいことを聞きたいなら作戦完了後に頼む。」

まだ不安は残っているようだが皆うなずき出撃の準備に取り掛かる。

 

~~~出撃後~~~

(さて、今回で少しは洗い出せるといいんだけどな・・・)

その時空の携帯電話が鳴る。

「ようデイル。尻尾はつかめたか?」

「あぁ、だがトカゲだ。」

「そうかい。後でデータとか証拠とかをいつものルートで送ってくれ。」

「任せろ。」

その言葉を最後に通話が切れる。

「やっぱり頭は取れないか・・・まぁいいか。いずれはその首にたどり着くだろうしな。」

 

~~~南西諸島海上~~~

空が裏で諜報活動をしているころ叢雲率いる艦隊メンバーは着実に進撃を続けていた。

 

「祥鳳さん、彩雲を!作戦通りにここは待機よ!」

 

「主力部隊確認!!陣容は・・・空母ヲ級が2隻に重巡リ級、軽巡ヘ級、駆逐ハ級が2隻です!」

「わかったわ!全員周囲に警戒しつつ撤退するわよ!」

作戦を無事に完了させ、艦隊は帰路についた。

 

~~~艦隊帰投中 14:00~~~

「よう、目ぇ覚めたか。」

空の目の前には猿轡に目隠しをされた男。

「~~~~~っ!~~~~っっ!?」

「おっと、落ち着けって。すぐに危害を加えようってわけじゃねえ。少しばかり聞きたいことがあってな・・・」

「・・・・・・・・・」

「おっと、これじゃしゃべれないわな。」

そう言って空は男の猿轡を取る。

「・・・俺を・・・どうするつもりだ・・・」

「だから言ってるだろ?聞きたいことがあるって・・・お前さん、誰の指示で此処の資材搬入を遅らせてんだ?」

「・・・そもそも遅れなんぞない、何をふざけたことw「おい、勘違いしてねえか?」ウゴォッ!?」

空は男を殴り飛ばす。

「お前さんと俺。少なくとも今の立場はわかるだろ?そもそもここにてめえを捕らえた時点でネタも証拠も挙がってんだよ。わかったら観念してさっさと情報を吐きな。」

「ぐぅ・・・」

その後、男は知っていることを空に伝えた。

「そうかい、ありがとよ。じゃあデイル、頼んだぜ。」

「任された。こっちに来い。」

「け、憲兵!?なんでだ!?情報は言ったぞ!」

「おいおい、誰が情報言ったら見逃すなんて言ったんだよ。お前は海軍の活動を妨害したんだ。捕まって当然だろ?」

「くそっ!陸軍の犬め!調子に乗りやがって・・・!」

「ハッ、言ってろ。それと犬は犬でも猟犬な。」

男はその後、陸軍に連行され罰を受けることになった。

 

~~~艦隊帰投 16:00~~~

「作戦完了よ、艦隊が帰投したわ。」

「おう、お疲れさん。ダメージを受けたやつは順にドックに入ってくれ。叢雲は入渠後に報告を頼む。」

「わかったわ。」

「じゃあ解散」

 

~~~作戦報告 17:30~~~

「・・・以上が偵察の結果よ。」

「・・・やっぱり上の報告が間違ってるな。つーかこれで俺たちを騙せるとでも思ってんのか?こんなの他の提督に聞けばすぐにばれると思うんだが・・・」

「どうせ陸軍出の奴に情報教える提督なんていないだろうって高を括ってたんじゃない?」

「ありうるな・・・」

「まぁ、相手が油断している分にはいいんじゃない?」

「まぁな。とはいえ、このままうまく行くとも思えないけどな。」

「でしょうね。で、明日からは本格的に制圧してもいいのよね?」

「あぁ。思いっきりやってこい。」

 

~~~夕食後 21:30~~~

「よし、出来た。」

彼の目の前にはルーンを刻んだ護符が六枚。執務の合間を縫って作り上げた渾身の作品である。(最近は時折祥鳳や響をはじめとした艦娘が夜中に空が頑張りすぎてないか監視してくるようになった)とはいえ、まだ空が未熟なせいでルーンを一つしか刻めなかったが。

 

「さて、執務も終わったし、風呂入って寝ますかね・・・こんなに早く寝るのはいつぶりだろうな・・・」

 

~~~空就寝後 23:30~~~

出撃前ということもあり皆早めに就寝した中、暗い廊下を歩く艦娘が二人。

「ほ、ほほら響!早く来なさいよ!」

「・・・明日出撃なんだけど。」

「あなたがトイレに行きたいって言うから仕方なくついてきてあげてるんじゃない!」

「そんなこと言ってないんだけd「いいい急ぐわよ!、着いてきなさい!」はぁ・・・」

そんなこんなでお手洗いを済ませたレディ(笑)。

「は、早く戻りましょ「グスッ・・・ヒック・・・」ヒッ!?だ、誰!?」

突如聞こえた声に驚く二人。響も眠そうな目を見開いて警戒している。

 

・・・しかし、何も聞こえない。

「そ、空耳だったのかな。」

「わ、わからないけど早く戻りましょ!」

そして部屋に戻ろうと後ろを振り向く、

「う~ら~め~し~や~・・・!」

「「あ、ああ・・・!!きゃあああああ!?」」

突如現れた紫がかった銀色の髪の女性に驚き全力で走り去る二人。

方向もわからず走った先の部屋に入り部屋のベッドに入り込む。

その後、恐怖に震えているうちに二人は寝てしまった。

 

因みに、

「・・・う~ん・・・」

彼女たちが入ったのは空の私室だったりする。翌朝何が起きたのかは言うまでもあるまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
今回は前編ということで次は後編になります。空、裏でいろいろやってます。

フィリスのアトリエをやってみた感想ですが・・・
BGMが秀逸でストーリーも面白かったです。初見でも全然楽しいと思いますが前作のソフィーのアトリエをやっているともっと楽しめるかと。

では、次回予告行きます
偵察を済ませ、本格的に作戦を進行することになった艦隊メンバー。
空は作戦の裏で暗躍する・・・
「さて、その首をさらしてもらおうかね・・・!」
次回、「出撃、南西諸島防衛線!後編」
では、次回の投稿でお会いしましょう!

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