不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

14 / 48
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
投稿が遅れてすいませんでした!
ソフィーのアトリエにのめりこんでしまいまして・・・(-_-;)
とりあえず今の心境(ゲームの進行状況)を一言で。

ルアードォォォォォッ!!(リディ並感)
・・・ネタが分かる人がいるだろうか。

何はともあれ、これからは通常運行に戻りますのでよろしくお願いします。

では、投稿します!

追記 1月9日誤字修正をしました


第十一話 不幸な提督とスパイの邂逅

六月になり、空たち岩川鎮守府のメンバーは次の海域に進出することにした。

次に進出する製油所地帯沿岸は、戦艦クラスの深海棲艦が出現するこれまでよりも高難易度のエリアである。

 

「わかってるな。次のエリアは戦艦が出てくるぞ。気ぃ引き締めて行けよ。」

「わかってるわよ。で、今回も私が旗艦?」

「いや、今回は比叡に旗艦を任せる。できるな?」

「はいっ!任せてください!」

「叢雲はサポートを頼む、そんじゃ、行ってきな!飯を用意して待ってるからよ!」

 

そんな感じの会話を残し、前回と同じ艦隊メンバーで出撃させる。

 

その後執務室に戻り無線をつなぐ。

「さて、無線の調子はどうだ?」

「良好です!」

「そうか、道中も一応気は張っとけよ。何があるかわかんねえからな。」

「相変わらず慎重ですね」

「・・・ビビってるぐらいがちょうどいいんだよ、こういう時はな。」

 

その後も彼女たちの海域到達を待っていると、

「司令官さん、来客なのです。」

(来客?そんな予定はなかったがな・・・)

「矢代提督と言ってたのです。」

「なんだ、矢代提督か。通していいぜ。」

「はいなのです」

 

秘書艦代理をしている電が来客を告げる。矢代提督らしいので通す。

 

「・・・失礼する」

「・・・!?」

しかし、空の予想に反して入ってきたのは見た目は40代の男性だった。

「・・・電、少し外してもらっていいか?」

「は、はいなのです・・・」

少し不安げな表情をしながら電は執務室を後にする。

それを見てから空は敵意をにじませながら訪ねる。

「・・・あんた誰だ。俺が知る矢代提督は20そこらの女性なんだがな」

その敵意を感じたかどうかは定かではないが相手も自己紹介をする。

「おっと失礼、自己紹介をしてなかった。僕は矢代 渓雪(やしろ けいせつ)。海恵の父親で海軍中将だ。」

自己紹介を聞いて敵意が霧散する。

「・・・失礼しました。それにしてもどうしてここに・・・?」

「なに、娘がかっている男がどんなやr・・・んんっ、どんな人か見てみようと思ってね。」

(こいつ、なんとなくだが・・・もしかして親ばかなんじゃ・・・)

「あぁ、それとね、」

渓雪が突然銃を抜き空に突きつける。

「君に忠告をしに来たんだ。僕たち急進派を下手に嗅ぎまわらないようにね。」

「っ!?てめぇ・・・!」

「下手な行動は慎め。不用意な行動は自らの首を絞める。」

「・・・くそっ」

完全に進退窮まり空は悪態をつく。

「で、俺をどうするつもりだ。今ここで殺すか?」

「馬鹿を言わないでくれ。ここで君を殺すことには何のメリットもない。殺るなら人目につかない時間、場所でだ。ばれると後が面倒だしね。」

「・・・じゃあどうするつもりだ。」

「言ったはずだよ・・・忠告だって。」

そういって渓雪は銃をおろす。

「・・・?」

空は未だに疑問がぬぐえないがとりあえず距離を取り槍を構える。

「何のつもりだ。」

「だから忠告だって。それに僕は元急進派だ。」

「元・・・?」

「鞍替えしたんだ。今の僕は急進派にいながら穏健派についているスパイというやつだ。」

「・・・そうか。」

「でも、あの忠告は本当だよ。下手な真似をすれば上に消されてしまう。君は優秀な人材だ。海軍提督としても、陸軍の猟犬としても。だからこそ今は耐えて力をつけてほしい。」

「猟犬・・・ね。いいじゃねぇの。忠告、感謝します。」

「うん、それでいい。で、君と娘はどういう関係なんだい?」

「・・・は?」

「どういう関係なんだと聞いている」ズイッ

「なんか口調変わってません?」

「人には言えない関係なのか?ならこいつをもう一度向けなきゃならない。」

「そんな関係じゃねえよ!大体あったことだって数回なんだぞ!?そんなんでそういう関係になるわけねえだろ!」

「何!?娘のどこが気に入らないんだ!言ってみろ、言ったら最後お前の脳漿ぶちまけてやる。」

「(こいつめんどくせぇ!?)そんなんで言えるわけねえだろうが!」

もはや目上に対する敬語も忘れギャースカ言い合っている空。しかし、

「・・・提督?何をしていらっしゃるのですか?」

「し、翔鶴・・・いや、これは、その・・・」

現在、岩川鎮守府のメンバーに翔鶴はいない。つまり、

「提督はそこで座っていてくださいね?」

「・・・・・・」カタカタ・・・

「へ ん じ は?」

「は、はい!」

彼女は渓雪の鎮守府の翔鶴である。

「風林提督、すみませんでした。この人娘のことになると歯止めが利かなくなっちゃうんです。」

「い、いえ。こちらこそ海軍中将である方に様々な暴言を・・・」

少しは冷静さを取り戻した空も謝罪する。

「そうだそうだ、これでも海軍中将なんだぞ~」

調子を戻したのか渓雪の口調がまさしく酔ったおっさんの物になっているが、

「提督・・・?」

「すみませんでした」

目が笑っていない翔鶴の微笑みでおとなしくなる。

その後、

「では、風林提督、失礼しました。」

「忠告はした。これからも用心するといい。あと、海恵は渡さん。」

「まだ言うんですか・・・」

「だいたい、何も思わないのかい?海恵は僕達の娘なのに・・・」

「て、提督!!///」

「・・・!?」

なんというか、衝撃の真実を知ってしまったがお騒がせスパイは岩川鎮守府を去っていった。

 

~~~夕方 17:00~~~

艦隊が帰投した。なんと小破以上のダメージを受けた艦はいなかった。というのも、

「やりました!!」

「空母の先制爆撃で戦艦ル級を沈めたから・・・」

「うぅ~ほとんど叢雲ちゃん頼りだった・・・」

・・・どうやら比叡は旗艦に向いてないようだ。

「というよりも!なんであんた無線に出ないのよ!回線ひらきっぱにしてる意味がないじゃない!しかも途中からものすごくやかましかったし!しっかりしてよ!!」

叢雲さんからありがたい(?)お説教もいただいた。

 

その後は、夕食をみんなで取り就寝した。岩川鎮守府は今日もある意味で平和だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
やっちまった感がすごいですwww
では新キャラおよび追加設定いきます
矢代 渓雪
年齢45  海軍中将
元急進派で現在は穏健派に情報を流しているスパイ。海軍に入った理由は人の平和を守りたいと思ったから。
だが、実際は艦娘嫌いでブラック提督だった。その後上層部の実験対象になる。その実験とは、「艦娘と人間の子供は艦娘の力を持っているのか?」
その結果、正規空母翔鶴との間に娘の海恵を授かる。当時の彼は30代で性格も以前より丸くなり現在では完全なホワイト提督になった。その後、秘密裏に急進派を離脱。穏健派に入り急進派のスパイとして暗躍している。
産まれた海恵は艦娘の力を持っていなかった。しかし、性質の一部を受け継いだのか異様なスピードで成長した。彼女は書類では24歳となっているが実年齢はまだ10歳前後。その後海恵は本人の希望と親のコネを使って提督になった。事実、適性試験では圧倒的ともいえる適性を発揮したため文句もなかった。
現在翔鶴とはケッコンカッコガチをして、仲睦まじい(?)生活をしている。

矢代 海恵 年齢24→10歳前後
矢代渓雪と正規空母翔鶴との間に生まれた子ども。実験の結果で生まれた子どもだが、両親の愛情を受けまっすぐに育つ。艦娘の性質故か他の人よりも成長が著しく早く実年齢は10歳前後であるにもかかわらず見た目は完全に大人のそれである。また、提督としての適性が異様に高く、艦娘のコンディションを知覚することができる。銃の名手である渓雪と翔鶴の血をひくためか、弓や銃など、射撃系の武器の扱いに長けている。

なんかめちゃくちゃになってきた・・・(-_-;)
書いている本人もかなり自信が無いのでガンガン指摘をお願いします。場合によっては大幅な書き直しをします。
設定上深海棲艦との戦いは10年以上にわたる長期戦になっています。
設定に追加しておきます。10年も何をしていたのかは聞かないでください・・・(汗)

では、次回予告行きます、
衝撃の真実(?)を知ってしまった空。そんな矢先に海恵から演習の誘いがかかる。
対応に困る空。さらに艦娘たちも続々と復帰してくる。
疲労はたまる一方。空はどうなってしまうのか!?
「・・・・・・」←返事がない、ただの屍のようだ。
次回、
「不幸な提督は疲労困憊」
次回の投稿でお会いしましょう!!


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。