不幸な憲兵が提督に!?   作:A・Dson

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
暖房機器に依存しつつある作者です。
さて、今回は番外編です。つきましては、
1、艦隊メンバーが変わっている。
2、時間が経過しているため改二になっていたりキャラが変わっています。
3、一応ifルート(一部適応予定)
以上の点にご注意ください。

では投稿します!

追記、文字抜け、誤字修正をしました。


番外編 不幸な提督のメリークリスマス!

時間がたつのは早いもので、クリスマスである。

 

空も着任してから半年がたち、それなりにではあるが戦果を挙げるようになった。

そんな中、海軍本営からあるものが届く。

「んだこりゃ・・・ケッコンカッコカリの書類?」

「わぁ、きれいな指輪ですね!」

今日の秘書艦である秋月と空の反応は違ったものだった。

「いや、そんなことよりも今日はクリスマスだろ。サンタからプレゼントが来るといいな。」

「はい、楽しみです!!」

 

その後は艦隊の皆とクリスマスパーティーをした。珍しく悪運が作動しなかった。

 

 

~~~深夜01:00~~~

「さて、駆逐艦の皆が寝たな。じゃ、プレゼントを配りに行きますかね。」

とはいってもさすがに一人では無理である。なので・・・

「こんな夜中に駆り出されるなんて・・・不幸だわ・・・」

「山城、そう言わないの。」

「これ終わったらボーキくれるんですよね!一航戦の誇り、お見せします!」

「赤城さん、ボーキでつられている時点で誇りも何もないと思うのですが・・・」

「気合、入れて、行きます!!」

「・・・なんであたしまで駆り出されてるのさ~」

 

「協力してプレゼントを配るぞ。行くぞ、俺が、いや、俺たちが、サンタムだ!!」

「「「「「「一緒にしないでください!」」」」」」

実は空の格好が明らかにおかしかったりする。

具体的にいうと月にいたどこぞの名無しがしていたような格好である。

 

~~~駆逐艦寮~~~

「さて、扶桑型の二人は陽炎型、初春型を。一航戦コンビと北上は吹雪型、綾波型、暁型を。俺と比叡でそれ以外だ。」

「司令官、私たちの数だけ多くないですか!?」

「あん?クリスマスパーティーの時に黙って調理しただろうが。その罰だ。」

「ひええ・・・・・・」

「じゃぁ、始めますか。」

 

しかしこのメンバーは知らない。一部の駆逐艦が好奇心故にサンタを捕まえようと画策していることを・・・

 

~~~Side空&比叡~~~

「まずは、睦月型からだな。」

「いないのは・・・卯月ちゃんと夕月ちゃんですね。」

「はやく会わせてやりたいな・・・よし、静かにいくぞ。」

「はい」

静かに部屋に入る。

「・・・ん?」

少し奥に行ったところで何かが光っているのが見えた。

「おい、比叡少し待て。・・・「シゲル(Sigel)」」

ルーンの力を用いて部屋を見る。

すると、

「なるほど、サンタを捕まえる気だったみたいだな。」

周辺にワイヤーが張ってあり触れると目覚ましが鳴るトラップが仕掛けられていた。

「危なかったですね。」

「まぁ、わかればどうってこともないんだけd「ジリリリリリッ!!!!」・・・」

実は空、足元を見落としていた。足元には通ると遠隔でアラームを鳴らすセンサーが仕掛けてあった。なお、明石はこれを作ったことで少し儲けたとか。

「やべ、急げ!」

急いでプレゼントを置き部屋を出る。

 

少し遅れて、

「サンタは!?サンタはどこにゃしか!?」

「あらら、逃げられちゃったわねぇ・・・」

「いない・・・です・・・」

 

 

少し離れた場所。

「あ、危なかったぜ・・・」

「しっかりしてくださいよ司令・・・」

 

その後、もう一つの睦月型の部屋にプレゼントを置いた。幸いなことに何もなかった。

 

その頃・・・

「ちょっと・・・こんな罠あるなんて聞いてないわよ・・・」←小破

「さすがにこれはちょっと・・・」←小破未満ダメ

 

二人は見事に被弾していた。どうやら陽炎型かなり力を入れてサンタ捕獲にかかったようである。しかし、さすがに航空戦艦だけあってダメージはそこまで大きくない。

「後で文句言ってやるわ・・・よりにもよって扶桑姉様にまで傷をつけるなんて・・・」

「まぁまぁ山城、子どもなんですから多少は大目に見ないと・・・ね?」

「まぁ・・・姉様がそういうのなら・・・」

「山城、次に行くわよ。急がないとね。」

「は、はい。」

 

場所は変わり、吹雪型の部屋。

「おわりましたよ~っと。」

「じゃあ次に行きましょうか。」

「・・・彩雲発艦。」

「どうしましたか・・・?」

「いえ、何か視線を感じたので・・・そこね。烈風、行きなさい。」

加賀が発艦させた烈風が何かを撃ち抜き破壊する。

「これは・・・監視カメラですね。」

「良く見つけられたね・・・これとても分かりづらくできてるのに。」

「そういったものには敏感なの。あの時からね・・・」

「加賀さん・・・」

「いえ、今は問題ないわ。むしろ助かってるから。」

「ほら、湿っぽい話は無しにして、次行こうよ。」

「そうですね、加賀さん。行きましょう。」

「・・・ええ。」

 

再度場所を変え、朝潮型の部屋

「此処は、二手に分かれるか。比叡はあっちを頼む。」

「わかりました!」

 

空は片方の部屋に入る

「見たところ部屋には何もないな・・・」

 

ルーン探知をしても何もなかったのでプレゼントを置こうとする。しかし、ルーンで上がった洞察力は朝潮の腕が動いたのを見逃さなかった。

「っ!?」

「そこまでです!っ!?きゃああああ!!」

「・・・っ!?」

「誰ですかあなたは!!みんな起きて!不審者よ!!」

「んぅ・・・!?誰ですか!?」

「んん・・・何よ・・・ヒィッ!誰よあんた!」

「あらあら・・・あららあらあら・・・」←荒潮混乱中

地味に様々な罵倒が心に刺さった空。しかし、今の彼はサンタム、姿なきウォッチメンなのだ。故に捕獲されることなどあってはならない(すでに姿を見られているが)。最も、逃走を図ったところで駆逐艦NO.2の練度を持つ朝潮から逃げられる可能性は低い。(因みにトップは叢雲)

「俺がサンタムだ!!つーわけでAdios!!」

空はこんな時のために用意したシゲルのルーンを投げる。シゲルは洞察力強化などもできるが本来の意味は太陽である。つまり、

「「「「っ!?」」」」

視界を光が埋め尽くす。

その間にサンタムは逃走に成功した。

「くっ・・・逃げられましたか。」

「あっ!!プレゼントがおいてあるよ!!」

「まさかあれがサンタってこと・・・?訳が分かんないわ・・・。」

「あらら・・・あらららららい・・・」←未だに混乱中

その後、荒潮はサンタムがトラウマになったとか・・・

 

「マジで危なかった・・・つーかこれ大丈夫か?」

「司令、どうしました?」

「比叡、俺の服装、おかしくないか?」

「え、今更ですか。おかしいに決まってるじゃないですか。」

「・・・OTL」

 

~~~十分後~~~

「さあ・・・次行くぞ。」←着替えた。

「はい、あ、ほかの皆さんは終わったそうですよ。どういうわけか扶桑さんと山城さんが中破してましたけど。」

「バケツ使っていいから入渠させてくれ。ったく、どういうこったよ・・・まあ想像はつくけどよ。」

「たぶん、同じような娘がいたんでしょうね・・・」

 

~~~島風、秋月、早霜の部屋~~~

「さぁ、プレゼントを置くぞ。」

「・・・はやく姉妹が揃うといいですね。」

「・・・ああ。」

此処に関しては何もなかった。

 

~~~ドイツ艦の部屋~~~

「此処が最後だな。」

「そうですね。」

部屋に入る。

「「・・・・・・」」

 

その部屋を見て言葉を失う。

「「ビスマルク(さん)・・・」」

これ見よがしにプレゼントを入れる靴下(特大)が置いてある。

「どうすんだよ、ビスマルクの分用意してねえぞ・・・」

「ですよねぇ・・・」

しかし、これで放置した場合ビスマルクが拗ねるのは目に見えている。

「・・・しゃあねえ、こいつをくれてやるか。」

「それ、司令の時計ですか?」

「あぁ、しかもルーンのお守り付きだ。」

「・・・うらやましいなぁ・・・」

「ん?なんかいったか?」

「い、いえ!何でもないです!は、早く終わらせましょう!」

「お、おう。そうだな。」

こうして、レーベ、マックスにもプレゼントを置きサンタとしてのミッションを完了させた。

 

~~~翌朝~~~

プレゼントはおおむね好評だったようだ。

 

皆の明るい笑顔を見ながら空は考えていた。

(指輪、どうするかなぁ・・・やっぱり・・・)

「提督、どうしたんですか?」

「ん?あぁ、飛龍か。いや、ちょっと考え事をしててな。」

「・・・指輪のことですか?」

「・・・何で知ってるんだよ。」

「秋月ちゃんと青葉が言ってましたよ。」

「まじかよ・・・」

「・・・そ、それ、どうするんですか?」

「ん?まだ考え中だ。第一、まだ練度最高艦もいねえしな。」

「・・・そうですか。」

「(約束するだけなら問題ないか)・・・飛龍、」

空の顔が真剣そのものになる。

「な、なんですか?」

「練度が最高になったら・・・その、指輪、受け取ってくれるか?」

「・・・え?ええ!?///」

「あぁ、すまん、いやだったか?なら忘れてくr「い、いえ!!」」

「そ、その・・・すごく、うれしいです///」

「な、なら・・・」

「浮気、しないでくださいよ・・・?」

「・・・あぁ、当然だろ?」

「提督・・・///」

「飛龍・・・」

 

 

・・・その後どうなったかは、言うまでもないだろう。

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

今回は作者艦隊で空母最高練度の飛龍ルートにしました。
前書きにも書きましたがこれはあくまでもifルートです。
実際のヒロインがどうなるかはまだ決まっていません。
候補は何人かいるんですが・・・。
恐らくですがジュウコンはしません。空の性格的にもそういうことはしないでしょうし。
まぁ、迫られたりしたらわかりませんが。

では、次回予告行きます、
製油所地帯沿岸に出撃した艦隊。
ついに現れる戦艦クラス。果たしてどうなる!?
その一方で空の前に現れた男。彼の正体は・・・!?
「・・・君の腕前、見せてもらうよ。」
次回、
「不幸な提督とスパイの邂逅」

では、次回の投稿でお会いしましょう!!


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