リボーンの特典を得た男が間違って白兎に憑依した!? 作:□□さん
アイズの口調ってこれで合ってますか?
オラリオの北西と西に挟まれたところにある廃教会の隠し部屋、そこが俺達ヘスティア・ファミリアの
「ごめんねベル君、本拠がこんな所で…。」
ヘスティア様はそう言いながら顔を俯かせるのに対して俺はこう言った。
「そんな事ねぇよ、それにここからのし上がっていく方が面白れぇじゃねぇか!!」
俺の言葉を聞いたヘスティア様は笑顔になってこう言ってくる。
「そうだね、ベル君。これから頑張って行こうじゃないか!!」
「おう!!」
あの後、俺はヘスティア様と分かれてダンジョンに来ていた。
正直に言って、上層と呼ばれる階層のモンスターは弱すぎる。
有幻覚で出来たナイフの一撃で倒せてしまうのだから。
退屈な気持ちを抑え込みながら魔石を『
五階層に降りて最初に思ったことはモンスターが少なすぎるということだ。
その原因は俺の目の前に現れた、それはミノタウロスだ。
本来、中層にいるはずのミノタウロスが何故この上層にいるのかは男の寄越した情報によって把握している。
遠征の帰り道、ロキ・ファミリアの前にミノタウロス大群が現れた。
だが、ロキ・ファミリアの冒険者には中層のモンスターは雑魚に等しい。
そんな戦力を本能で判断したのか、ミノタウロスの大群は一斉に逃げ出した。
モンスターの逃走に不意を突かれたロキ・ファミリアは急いで追いかけるも、ミノタウロスは散り散りに逃げていく。
しかも、最悪なことにミノタウロスは上の階層にへと登って行ってしまう。
それを追いかけるロキ・ファミリアも散り散りとなって討伐していく。
そんな時、ベル・クラネルはダンジョンの五階層にへと潜っていた為上がってきたミノタウロスと遭遇をし、襲われる。
そこをロキ・ファミリア幹部であり当時level5の『
そう思いながら俺は詠唱を唱えた。
『開け 死炎の門 彼の求めるものは愛する者を守護し、あらゆる悪を破壊し、希望を照らす者の想いを汲み力を与えよ』
『
ミノタウロスを視界に捉えながら『死炎の空間』から特殊弾が装填されたXANXUSの二挺拳銃を取り出し、銃口を向けた。
「散れ、カス。」
そう言いながら引き金を引き、銃口から憤怒の炎を圧縮させた特殊弾が放たれた。
その弾はミノタウロスに命中した瞬間、上半身が消し飛んだ。
ミノタウロスが死んだと判断した俺は魔石を回収しようとするが、上半身ごと魔石を消し飛ばしたため回収は叶わなかった。
俺はそれを見て溜息を吐きながら進もうとしたとき…。
「ねぇ、さっきのどうやったの?」
俺に声をかけてくる奴がいた。
その声の方向に目を向けると、そこにはアイズ・ヴァレンシュタインがいた。
アイズSIDE
私の名前はアイズ・ヴァレンシュタイン、ロキ・ファミリアの一員です。
私達は遠征から帰る途中、ミノタウロスの大群に遭遇したの。
でも、ミノタウロスくらいなら苦労することなく倒せる。
そんな時だった、仲間が一体目のミノタウロスを倒した瞬間他のミノタウロス達が逃げ出した。
「おい、テメェらモンスターだろ!?」
私以外の皆もその行動に驚いてたけど、すぐに意識を取り戻してミノタウロスを追いかけた。
ミノタウロス達は散り散りとなってダンジョンの中を移動をしていく、中には上の階層に行くミノタウロスもいた。
私達は確実に葬っていき、最後の一体と思われるミノタウロスに一撃を放とうとした瞬間強烈な何かを感じて後ろに飛んだ。
その後、一直線に伸びてきた橙色の光線がミノタウロスの上半身を魔石ごと消し飛ばしてしまった。
それを見た私はあれを会得できたら更なる高みに昇れる気がした。
そう思い、私は彼に声をかけた。
「ねぇ、さっきのどうやったの?」
純白の雪のように白い髪に
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