リボーンの特典を得た男が間違って白兎に憑依した!? 作:□□さん
この度はこの作品を読んで頂きありがとうございます!!
読者の皆様が気分転換に気楽に読んでいただけたら幸いでございます。
確か俺は自分の部屋でREBORN全巻とアニメ全話見終わって寝たハズだった、なのにこんな真っ白い空間にいるのだろうか?
そう考え込んでいると、後ろの方から声をかけられた。
「申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
俺にそう言って土下座してくるのは金髪青目のイケメンで、その第一声が謝罪という奇妙な会話始まりだった。
っていうか、イケメンが土下座している姿って見ていて最高にイイネ!
そう思っていると、男が顔を上げてこう言ってくる。
「・・・・君、落ち着いて聞いてほしい。君はもう死んでしまっているんだ。」
・・・・・・Why?
イケメンの活きなり俺死亡宣言に唖然としまった。
「えっ、それってどゆこと?俺ってば召されちゃった訳!?」
俺は気が動転してしまい、訳の分からないことを口走ってしまっている。
すると、イケメンがこう言ってくる。
「落ち着いて下さい、君が死んでしまった事によって都合が悪いのは我々も同じなのです。」
イケメンの言葉を聞いて俺は疑問を投げかける。
「我々もってどういう事だよ?」
俺がそう言うと、イケメンはこう言って来る。
「実は本来あなたは死ぬ存在ではないのです。所が、神の部下である天使があなたの人生を示す書類をシュレッダーに掛けて細かくしてしまったのでそれで死にました。」
「ちょっと待てコラ、それじゃ何か俺はシュレッダーで死んだってのか‼」
俺は男の話を聞いてブチ切れ、胸ぐらを掴みながらそう言った。
「そうなんですけど、安心してください。」
男は胸ぐらを掴まれたまま、俺にそう言って来るが安心などできない。
「安心なんて出来る訳ねぇだろうがよ、ふざけんじゃねぇぞ‼」
俺は頭に血を上らせながらそう言った。
「怒りはごもっとも。ですから、あなたには転生をしてもらおうと思います。」
転生、その言葉を聞いた俺は掴んでいた胸ぐらを離した。
「転生ってどういう事だよ。」
転生と言う言葉を聞いて少し冷静になった俺は落ち着いた口調でそう言うと、男はこう言って来る。
「簡単に言えばあなたへの罪滅ぼしです。」
それを聞いて俺は顔をしかめながらこう言った。
「罪滅ぼしで転生させてやるから機嫌を直せって言うのかよ、ふざけんじゃねぇぞ。」
「いえ、そんなつもりは毛頭ありません。ですが、さっきも言ったようにあなたの死は我々にとって都合が悪い、と。」
「そうだった、その俺が死んだから不都合なことってなんだよ。」
男が言っている不都合な事とは何なのかを聞く。
「それはあなたが生きていた世界はいずれある疫病が蔓延する事になるのですが、それをあなたが救うハズだったのです。それが不運にも交通事故によって潰えてしまった。」
ですから、と言葉を続ける。
「あなたには転生をしていただきたいのです。」
真剣な顔をしながらそう言って来る男に対して俺はこう言った。
「分かったよ、転生してやる。だが、俺の望む特典とやらは付けてくれるんだろうな?」
俺の言葉に対して男は無言のまま首を縦に振る。
男の行動を肯定と見た俺は要求する特典について話した。
俺が求めた特典
1.全ての死ぬ気の炎(量はチェッカーフェイスの50倍で炎圧は5000万FV)
2.『
3.超直感と六道輪廻
4.時雨蒼燕流とスクアーロと幻騎士の剣技
5.全てのボンゴレギア、時雨金時、ダイナマイト(無限)、XANXUSの二挺拳銃、
6.XANXUSが使用していた特殊弾(無限)
7.リング(真ボンゴレリング、新ヴァリアーリング、覚醒を果たしたシモンリング、
8.匣兵器(ボンゴレ匣、ヴァリアー匣、アニマル匣、恐竜匣、その他の匣兵器)
9.ボンゴレ・ヴァリアー・ミルフィオーレ・
10.六道骸×クローム髑髏×フラン×マーモン×
それを黙って聞いていた男は口を開いた。
「これらの特典ですね、わかりました。」
男はそう言って俺の頭に手を置き、呪文らしきものを唱えていく。
すると、俺の身体が光り始める。
それに対して呪文を唱え終えた男が俺にこう説明してくる。
「実はあなたに特典を与えました、その影響で身体が発光しているのです。」
それを聞いた俺は急に光り始めた身体の理由を聞いて納得をした後にこう言った。
「そうか、だったらREBORNの世界に転生させてくれよ。」
だが、俺の言葉に対して男はこう言ってきた。
「残念ながら転生する世界についてはくじ引きにて決めて頂くしかないのです。」
それを聞いた俺は舌打ちをしながらも男の出したくじ引きの棒を一本引き抜いた。
その棒に書かれた世界の名前は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」だった。
それを見た男はこう言ってきた。
「転生する世界を確認しました、転生を開始します。」
その言葉を言った瞬間、俺の足元に魔方陣らしきものが出現し、俺の体が沈み始めた。
「では、新しい世界にてその力を振るって下さい。ついでと言ってはなんですが、その世界の情報も付け加えさせていただきました。」
魔法陣に沈んでいく俺に対して男はにこやかな顔でそう言った。
「けっ、もう二度とその部下がヘマしねぇようにしておけよ。」
「はい、肝に銘じておきます。」
悪態をつく俺に対して男は頭を下げながらそう言ってくる。
そうして、俺は魔方陣に完全に沈みきると意識を失った。
「ヤバッ、転生魔法陣が憑依魔法陣になってる!?ま、大丈夫ですよね、
そう言って呟く男は口を三日月のように開き、ニタリと笑みをこぼしていた。
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