○月×日
メメントスから出たところを鈴井さんに見られてしまった。なにもない場所から出てきたのを見られて、ちょっと呆気にとられた後に絶叫しそうになったから杏が慌てて口をふさいだ。あちゃー。
俺と杏の知り合いということで、他には帰ってもらい、近くの喫茶店で鈴井さんに2人で説明することになった。一応、竜司も顔見知りのはずだったんだけど、杏に耳打ちされて頷いて帰っていった。
説明が終わると、「危ないことはしないでっていったよね？」とむーとむくれながら言われた。可愛い。止める気はないということを伝えると、取引…というよりか手伝いを申し出てくれた。止めようとしたけれど、そこは杏の親友。折れなかったので手伝ってもらうことになった。
何をしてもらおうかを考えたところ、鈴井さんがバレー部ということで、マッサージとかテーピングとかの体のケアの方法を教えてもらうことになった。というわけで、教えてもらうときには体育館…は部活動生が使っているからセントラル街にあるジムに行くことに。
んで、こっちで手伝えることを聞いたけど、なんというか…これをすること自体が手伝いになるらしい。よくわからないけど、なにかを理解した杏も真剣な顔をして頼んできたので了承。俺と鈴井さん、杏の時間があうときにジムに行くことになった。
◯月△日
時間が合うタイミングが出来たので早速3人でジムへ。自分たち以外にはちらほらとしかいなかった。
早速教えてもらう…わけではなく、筋トレとか少し動いてからケアの仕方を教えてもらうことになった。そっちの方が効果が分かりやすいし。
それでウォーミングアップをしていたんだけど。俺は当然ひとりでしてるとして、鈴井さんと杏は2人でウォーミングアップしているのを見ると、すごい癒された。仲のいい犬と猫がじゃれあってるのを見た気分。あんまりジロジロ見るのも良くないんで、目をそらしながらウォーミングアップを再開した。
器具を使って筋トレをしていると、鈴井さんからアドバイスをもらった。無理して筋肉を痛めないようにしたり、効果的な器具の扱い方だったり。家やひとりで筋トレするよりも効果的に感じた。杏も鈴井さんにアドバイスをもらいながら体を動かしていた。
ある程度体を動かしたあと、本題のケアの方に移った。今回は簡単な柔軟運動、それとマッサージの仕方を教えてもらった。
失敗だったのが、今回は実験ｄ…マッサージする人がいなかったため、鈴井さんが杏にマッサージをするのを見るだけになってしまった。本人たちは真面目にやってたから気付かなかったけど、まぁ、目のやり場に困った。分からなかったからもう一回頼むと言いそうになったのは内緒だ。今度は誰か連れてこないといけない。
ジムを出た後はクレープを買って一息。杏はクリームを増し増しにするか悩んでいたけど、何とか誘惑に一旦は勝った。けど、その横では鈴井さんがクリームどころかオール増し増しにして、結局杏は誘惑に勝てず一口もらっていた。
クレープを噛み締めていると悪寒がしたので周りを見渡すと、路地の方から双子がガン見していた。今度持っていくか。
追記
後日、扉の前で不機嫌そうに待っていた双子にクレープを渡すと、ジュスティーヌは微笑みながらお礼を、カロリーヌは口調は変わらなかったが、いつもの飛び蹴りが両手で軽く押すだけになっていた。なんだかんだでやっぱり女の子なんだなーと微笑ましく思っていると、顔に出ていたのか、２人はいつもの調子に戻っていた。
ただ、2人からの取引で指定されたペルソナを作るのに加えて、お菓子を献上するのも追加されていた。えぇ…。まぁ、少しは心を開いてくれたとポジティブに解釈しておく。さすがに毎度毎度買っていくと金欠になりそうだから作れるようになりたい。今度行くときまでに、誰かにお菓子作りを教わるか…。
追記2
さすベキ
べっきぃを崇めよ(挨拶)
元気なときの志帆の言動が少ない、もしくは見逃している可能性があるのでほぼ想像で補う形になりました。多分、杏とはこんな感じだったんじゃないかなーと思いながら。本編で学園生活をエンジョイしている志帆ちゃんを見たかったんじゃよ。
書いてて楽しくなってきたので、蛇足的な形になりましたが、カロジュスのお話も追加しました。カロジュスとの原宿もしてみたかった…。ん？メガテン、原宿、銀髪、…あっ。
ちなみに追記は数日たったあとに書かれている感じです。
以下雑文
ちょっと前の話かつ発売日は遠いですがP5D、P3D、PQ2が出ますね！財布が消し飛ぶ(確信)。その前にDSJでも消し飛ぶ。