Fate パラレルクロニクル   作:柊彩

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今回もレイシフト前の前日譚になっちゃいましたが
次こそは必ず戦います!
カルデアの戦いのシステムの設定とかも自分なりに分析したつもりです。
なぜサーヴァント三体出してるのかーとか。


レイシフト

第四章 サーヴァント

ひととおりこれまでの事情をサーヴァント達に話すと

詩音はまず顕現した彼等のクラスと真名を問うた。

その結果は、、

「…参った。全然知らない方々ばかりだ…」

と、詩音は愚痴をこぼした。

彼は独り言のつもりだったのだが、耳のいいサーヴァント達はしっかりと聞こえており、、

「そうかぁ、やっぱり俺達知られてないんかー」

とへやの隅でうなだれていた。

詩音の配下のサーヴァントはアサシン、キャスターを除くものだった。

戦力としては使えるものたちばかりだ。が、

(マジか、どーすんだこれ、知らねーやつばっかじゃん!宝具とかあるのか?!)

彼は声に出すのは不味いと思い心のなかでため息をつくが、生憎念話という能力のせいでこれまたサーヴァント達に聞こえていて、、

「すんません。生まれてきて、顕現して、すんません。」

かなり卑屈になっていた。

 

 

 

 

第五章 過去へ

一ヶ月後 現在

宗玄は一ヶ月ききつづけたそんな喧騒を遠くで聞きながらノアに新たな機能を入れ、その調整をしていた。

前にカルデアから抜けたときについでにいただいたものだがまさかこんな形で役に立つとは思わなかった。

地球上に残っていた僅かな資源をサーヴァント達の力も借りてかき集め、レイシフトを可能にする装置を作り上げた。

だが急ごしらえなのに加え、もう一つ、特異点と呼ばれる歴史のアンレギュラーを特定する装置も作らねばならず、これらは僅か30年未満の時代にさかのぼるしかできない。

(本家なら1000年以上昔にとべる代物なんだが…俺の腕も堕ちたかね、、)

宗玄は心のなかで自信を失っていたが本当ならばこれほどの装置を一人で作ってしまうのが神業といっても良いところだ。

「まあいい、装置は完璧だ。」

機械には現在より30年前までのデータがあり、そこに一つの特異点を写し出していた。

「1994年11月、第四次聖杯戦争、か。」

行き先が、決まった。

 

 

 

第六章 出陣

「…詩音、任せたぞ。」

宗玄は詩音に不安そうなまなざしを向けていた。

「ああ!任せとけ!必ず勝って帰ってくる!」

そんな宗玄の不安を払拭させようと詩音は最大限の笑顔を送る。

そして、サーヴァント達もまた、各々のレイシフト装置へと入っていった。

過去へ飛ぶということで昨日軍議を開きサーヴァント達の戦闘の順番を決めていた。

詩音には地球の地脈をフルに活用することで莫大な魔力を手に入れていた。

しかし、それはあくまで地脈としてであり、詩音が使うためには一旦詩音の体に魔力を通し、体のなかで自分のものとして変換しなければならない。

それはちょうど雷がとてつもない電気を持っているものの、電圧などの違いで、直接は電力として使うことが出来ないといったところだ。

それゆえに彼は一度に2体のサーヴァントを同時に戦闘に出すのが限界だった。

昨日の話し合いでまずランサーとライダー、セイバーとアーチャー、最後にバーサーカーの順に決まった。

「では、これよりレイシフトを起動する!頑張れよ、詩音!」

 

滅びの運命を覆す天草詩音の戦いが始まった。




…次から本格的なバトルです!
あとなぜグランドオーダーの主人公は三体なのにこっちでは二体なんだと思うかもしれませんがそこは詩音の実力と思って下さい。これ以上設定増やすと書きたいバトルがどんどん先になってしまいますので泣
まず誰を潰そうか迷いますが、全員一応華を持たせたいと思ってます!

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