あの日たすけた少女が強すぎる件   作:生き残れ戦線

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三十一話

「.......どうやらガリア軍は民間人の避難を優先的に行っていたようです、そのおかげで司令部より逃亡したと思われる高級士官達の捕縛に成功しました。今は武装解除を行った兵士や残された民間人を分けてあそこの物資集積用の広場に集めています......」

 

集積地広場を囲む城壁の上から。セルベリアは眼下を見下ろし、兵士の報告を聞いていた。

報告通り確かに数千は下らない大勢の人間が、広場に集められているのが見て取れる。

その中心では軍服を着たガリアの兵士達が両手を上げて座らされている。武器は取り上げられ広場の片隅に山と積まれていて、その近辺には帝国兵が囲むように立っている。勝者と敗者の構図と言って云いだろう。

なるほど、確かにギルランダイオ要塞は帝国の手に墜ちたのだ。眼下の光景がそれを教えてくれる。

司令官室で報告を聞いた時は、要塞制圧が自分の予想よりも早すぎだことから、驚いたものだが、これを見れば納得するしかあるまい。

 

「.....どうやら私は、ガリア方面軍の力を少々侮り過ぎていたのかもしれないな.....」

 

......正直のところ、要塞後部で最後の抵抗を行う敵兵の鎮圧は、私が出向く必要があると考えていた。

まさか彼らガリア方面軍が、この短時間で要塞攻略を成し遂げるとは、思ってもみなかった事だ。

 

エドワーズ中佐。

この状況を作り出した士官の名だ。詳しいことは知らないが、彼女の指揮の元、最も抵抗の激しかった要塞後部の守りを突破し、瞬く間にこの広場を制圧したのだとか。

 

要塞司令部を優先的に狙って要塞内に侵入した私の、ちょうど後ろから来た部隊がそれであったらしい。

あの時は急を要していたとはいえ、敵の増援部隊を押し付ける形になってしまった。

なので機会があれば会って礼を言いたいのだが、それは出来ない。

というのも、

 

セルベリアは視線を変えて、要塞の頑強なる城壁の向こうを超えた遥か先を見据える。

 

視線の先には、ガリア公国の誇る豊かな平原が広がっていた。

ギルランダイオ要塞を支配下に置いた今、その内側に広がるガリア領はもう目と鼻の先にある。

しかし其処には帝国の進攻を阻むかのように、ガリア軍の大部隊が平原の一帯に鶴翼の陣形を展開していた。

逃亡したダモン将軍の旗下であるガリア正規軍である。

その数およそ三万に上り。小国とは思えない規模の軍勢が平原を覆っている光景は中々に圧巻だ。

だが帝国軍も負けじと、間を挟んで睨み合うように、一個師団程度の軍勢を要塞前に置いている。

当初は要塞内より逃げるガリア兵の追撃を行っていたのだが、現在はガリア正規軍の牽制に移行していた。

 

そして、あの一個師団を指揮している者こそがエドワーズその人なのだとか。

部下がもたらしてくれた情報だ。

 

今にも触発しそうな、合戦前特有の、張り詰めた雰囲気が、風に乗ってセルベリアの元にまで漂ってくる。

もしガリア軍が攻勢に乗り出せば、三万からなる軍勢だ。一個師団の帝国軍ではひとたまりもないだろう。

....可能なら今すぐ私も加勢に向かいたのだが、今はまだ動けない。

その理由はというと.....。

 

「――ただいま戻りました、遅くなり申し訳ありません」

 

その言葉通り、今し方まで離れていたハインツが、駆け足気味にやって来てセルベリアの背後に立つ。

その様子を一言「ご苦労」と労ったセルベリアは続けて問いかけた。

 

「それで、どうだった?」

「は、捕縛したガリアの高級士官から聞き出した情報ですが、ダモン司令官は忽然と要塞内より消えた模様です。さらには本来であれば要塞後部の守りと考えられていた三千人もの正規軍もまた同様に消えたと、嘆いておりました.....」

「だろうな、それらを時間稼ぎに投入していれば、非戦闘員を全員逃がした後、彼らも要塞から撤退できただろう」

 

だがそうはならなかった。ダモン司令官は己の部下達と共に、我先にと逃げ出したのだ。

その判断自体は間違いであると言い切れない。なんせ彼の男はガリア軍の最高責任者である、その価値は計り知れず。要塞内の誰よりも命の価値が高いと言っていいだろう。優先的に逃がすべき対象なのだ。

だからといって、戦えない者達を置いて逃げる様は気持ちの良いものではないが.....。

 

「そしてセルベリア様の言った通りでした。信じがたい事ですがダモン将軍はほどんど作戦指揮に関わらず、その間ずっと司令官室に籠もっていたようです」

「......まさかとは思ったが、やはりそうだったか」

 

別に指揮をせずに他の軍官に任せるのは何も可笑しな事ではない。その為に副官や、参謀が存在するのだから。

だが司令部自体に居ないというのは異常だ。あらゆる権限と決定権を持つ司令官が居るからこそ現場は滞りなく、作戦指揮を行えるというのに。

 

「ほとんどと言ったが、少なくとも一度は何らかの命令を行ったということか.....?」

「はい、ダモン将軍が要塞に来援した直後に、発令した命令があります。....『ガリア国境警備隊からなる前線部隊は予定の時刻まで塹壕にて防衛戦を行う』.....との事でした」

ハインツの言葉を聞いたセルベリアは腕を組んで怪訝そうにする。

「.....私には(てい)の良い時間稼ぎの口実にしか聞こえないな」

「自分もそう思います....」

 

自決した要塞守備隊の将校から始まり、味方に一切の通達もなく要塞より消えたダモン将軍とその配下たち。明らかに時間稼ぎと思われる作戦内容。

これらの情報を統合して、そこから見えてくる真実とは....。

 

「ガリア将校の自決....裏切られたすえの絶望からか?...味方を見捨てた司令官....捨て駒に使われた前線部隊。その間ダモン将軍は部屋に籠っていた。だが.....三千もの要塞に居た正規軍は何をしていた?明日まで指定された命令、時間稼ぎ........工作............まさか」

 

チリチリとひりつく様な焦燥感にも似た疑問。

感じていた違和感の種がゆっくりと実を結び始める。

ゴクリと喉が鳴った。

まるで何かを待っているかのように構える目の前のガリア正規軍を見据え、

セルベリアは導いた解を呟いた。

 

「....ダモン将軍はこの要塞に何らかの策を施している.....」

 

.....そう考えるのが自然であり、その可能性は高い。

そして。

ポツリと言った直後に、セルベリアが見ている中、ガリア正規軍はゆっくりと要塞に向かって動きだした。

ギョッと目を驚きに見開く。

 

「仕掛けてきただと!?この状況で!」

 

既にこのギルランダイオ要塞を取り巻く戦争の趨勢は決した。完全に帝国軍が支配する万全な態勢。この状況で要塞奪還作戦を行うのは無謀だ。

それでも第二次戦闘に乗り切ったという事は、少なくとも何らかの策があると考えるのが妥当だ。

.....やはり私の考えは正しかった!

 

セルベリアは振り返ると直ぐさま部隊に伝えた。

 

「遊撃機動部隊に告ぐ!緊急命令であるっ、このギルランダイオ要塞内に何らかの策が仕掛けられている可能性があることが分かった!お前達は急ぎ要塞の中を隈なく調べろ!不審な物、あるいは人を見つけたら直ぐに知らせよ!」

「了解!」

 

周囲に居た兵士が承諾の声を唱和すると、一斉に動き出した。

要塞内に何が仕掛けられているのか分からない、危険はかなり高いだろう。だが要塞戦における致命的な状況に陥る、その可能性があるかもしれない以上は探らなければならない。

不安に思うも頼もしい部下達の背を見送ったセルベリアは、キッと戦場を睨む。

 

視界前方ではゆっくりと押し迫るガリア正規軍に合わせて、要塞前の帝国軍が後退を始めている。

もともと、本格的に合戦を行う腹積もりはこちらにはない。

ガリア軍がなおも戦闘継続の意志があるというなら、こちらは要塞内に引きこもれば良いだけの事だからだ。

それだけで敵の思惑を外す事が出来る。まともにぶつかり合う必要はない。そもそも一万を僅かに超える程度の一個師団規模では、ガリア正規軍を全滅させる程の力はない。あくまで抑制の為に存在したのだ。

故に敵が進むだけガリア方面軍は後ろに下がる。

 

既に要塞内には二万もの帝国軍が収容済みだ。万が一にも奪還される恐れはない....。

ないはずだ。

 

セルベリアは思わず紅い唇を軽く噛んだ。

奪還される恐れがないと言い切れない理由はやはり....。

 

「いったい何を要塞に仕掛けた?この状況をひっくり返す程のモノとはいったい何だ」

 

.....例えば爆弾だろうか?要塞中に強力な時限爆弾を仕掛けたのか?......いや、それでは奪還出来たとしても要塞の防衛能力は喪失する。ガリア軍にとっても赤字でしかない。今後を考えるのであればソレは避けたいはず。

ならば人はどうだ?この要塞のどこかに隠し部屋があって、其処に軍兵を隠し、時が訪れれば一斉に蜂起させる。それであれば要塞を傷つけずに奪い返す事も出来るかもしれない。

セルベリアはその考えに首を振って、

「それはない。もしそうなら最初から味方に伝えているはずだ。要塞守備隊に何も言わなかった理由にならない。国境警備隊を捨て駒にした理由にも同様にならない!だとすればいったい何なんだ!?何を............あ」

 

必死に考えていたセルベリアの目が見開き、口からポツンと声が出た。

 

爆弾に匹敵する程の危険性で、人よりも確実に、なおかつ要塞を傷つけずに制圧する物.....。

分かった。分かってしまったのだ。ガリア軍がこれから何をしようというのか。何を仕掛けたのか、唐突に理解した。

.....だが、それはあまりにも非道過ぎる。まさか、ありえない。

流石に見当はずれな考えなのではないかと常識的にそう思うが、恐らくコレが正解だと直感が下す。

 

「......ハインツ、要塞内に探らせに行った全兵士を呼び戻せ」

「は?」

「急げ!事態は緊急を要する!全員死ぬぞ!」

「りょ、了解です!」

 

首を傾げていたハインツはセルベリアの剣幕に肩をビクつかせながら敬礼すると、急いで自分の部隊員に指示を出していき、指示が部隊員全てに行き渡ったら一斉に駆け出した。

 

見送ったセルベリアは険しい顔で拳を振り下ろす。ビシリと強かに壁に打ちつけた。

「クソ!なぜ気づかなかった!?」

 

.....あまりにもタイミングが悪すぎる。もっと早く気づいていれば!今すぐ大隊を要塞から撤退させれたというのに。どれほど愚鈍なのだ私は!

 

何かに気付いた様子のセルベリア。悔やむ中、時間は残酷に進んでいく。

その異変にセルベリアも気づいた。

 

それは戦場で起きていた。

要塞に向かって迫って来ていたガリア軍がゆっくりとその形状を変えていたのだ。

帝国軍を包み込むように鶴翼の陣形だったそれが、三つに分かれる。

本隊を残して両翼から部隊が前に出た。

中央の本隊から別れた右翼と左翼が帝国軍を挟み込むように前進する。

挟み込まれかけている帝国軍がより要塞に向かって後退しようとしていた。

 

【挿絵表示】

 

「違う!そうじゃない!両翼の部隊の狙いは......!」

 

叫ぶセルベリアの目の前で、事態は起こる。

 

両翼のガリア正規軍は多数の軽戦車部隊を配属させていた。明らかに数が偏っている。本隊には殆ど残していないのだろう。

そんなガリア軽戦車の砲塔は挟み込む帝国軍.....ではなく。

なぜかギルランダイオ要塞の城壁に向けられていて。

 

瞬間――セルベリアは傍らに置いてあったヴァルキュリアの槍と盾を拾い、その身に眠る力を解放する。

途端に城壁から跳び上がった。

 

軽い浮遊感の後、すたりと地面に着地する。

常人であれば即死するであろう高さから何事もなく広場に降り立ったセルベリアを、周囲の者達が驚愕の表情で見ていた。

それに構わずセルベリアは。

 

「全員要塞から逃げろ!ここに居ては死ぬぞ!あっちに向かってにげ―――」

 

その時、砲弾が空気を裂く音を伴ないながら、城壁に向かって迫り。

....バン!と痛烈な破壊音が広場に木霊した。

立て続けに何度も、何十発という砲弾が城壁に被弾して。

 

 

 

 

 

 

――そして、地獄は顕現する――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

ミシリ.....バキ....バギバギバギ!。

 

 

それは十数発もの砲弾を受け続けた壁から聞こえた。

張りぼての様な壁が崩れる音であり、その中に隠されていた流体ラグナイトガスを閉じ込めた大量の容器が破砕する音だった。

ボゴン!とあっさりと貫通した壁の穴から、爆発的な勢いで蒼い煙が漏れ出てきた。流体ラグナイトガスは空気に触れた瞬間その体を数万倍に膨らませる。

 

運悪く壁の近くに居た帝国兵達が、その蒼いガスを吸い込むと、直ぐに異変は起きた。

 

「なんだこれ!体が!?動かない......!」

 

マリオネットの糸が切れたかの様に、バタバタと地面に倒れる。ガスを吸った者達は等しく、体から力を失ったのだ。

それこそが流体ラグナイトガスの効果である。

治療用にも使われるそれは被験者の神経に作用し脳を麻痺させ、感覚の遮断を強制する。

つまりは麻酔と似た効果があるのだ。

ただし流体ラグナイトガスは医療用に薄めたものでも麻酔の数十倍もの効能を発揮する。

吸い過ぎれば最悪、身体機能は停止し、呼吸する事すらできなくなってしまうだろう。

つまり猛毒の二酸化炭素を生み出していると考えればいいだろうか。

 

それが今、数千万倍もの毒素をまき散らしながら要塞に飛散したのだ。しかも仕込まれていた壁は一つではなく、反対方向の壁からも同様の毒ガスが噴き出した。

逃げる暇もなく蒼い毒煙は広場に入り込むと。阿鼻叫喚の地獄絵図が生み出される。

 

「あああああああああああ!!.....ああ.....あ.....」

「うわああああ!!?」

「く、苦しい、息が出来ない.....!」

「ギャアアアアアアアアアアア!!?」

「嫌だっ助けてくれええええ!」

 

広場に居た何千人もの人間が悲鳴を上げて苦しみだす。反攻の機会を伺っていたガリア人だろうと勝利に浮かれていた帝国人であろうと其処に差別は一切なく。平等にその身を流体ラグナイトガスに侵され、のたうち回る。

 

恐るべき勢いで迫る毒煙が、セルベリアの元にまで来た。

が、それを―――

 

「ハアアアアアア!!」

 

ヴァルキュリアの盾を翳し、全力で力を込める。

共鳴する様に総身から蒼いオーラが迸り。

――直後。

毒煙が襲うも、揺らめく蒼いオーラが防護膜となってセルベリアを守った。

 

.....しかし。

セルベリアの目が驚きに見開かれる。

 

「!?っ.......完全には守りきれない。力が抜けてゆく......!」

 

どうやら、襲いかかる銃弾を弾き、形なき火炎放射を浴びせられようと無力化する蒼いオーラですら、流石に微粒子レベルの流体ラグナイトガスを相手に、無傷で居れるほど完璧ではないらしい。

目には見えなくとも確実に毒ガスの効果を受けていた。

周囲はもう毒煙で覆われている。もうどこにも逃げ場はない。

さしものヴァルキュリアでも、この中を突っ切って脱出するのは不可能だろう。

 

体を毒に侵されゆくセルベリアは迫る残酷な現実を冷静に受け止める。

 

.....ここで死ぬのか、私は。

もうどうしようもない状況だと理解したからか。あらがいようのない死という事実がスッと胸に入り込んだ。

 

呆気ない幕切れだったな。

自嘲とも取れる笑みを浮かべたセルベリアは瞳をそっと閉じた。

 

最後に思い出すのは、やはりあの人の姿だ....。

あの地獄のような日々から救い出してくれた想い人。

 

「.....ラインハルト殿下、申し訳ありません。私は貴方の役に立てなかった......っ」

 

道半ばで命尽きる不孝者をお許しください。私が死んで貴方は悲しんでくれるでしょうか....。

頬を涙が伝い、地に墜ちる。

ゆっくりと膝が地面に倒れようとするセルベリアは、最後に想う。

 

....まだ救ってもらった恩を返せていない。

 

まだこの想いを打ち明けていない。

 

まだ私は.....。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方の傍にいたい...!」

 

言って足に力を込め、寸での所でしっかりと地面の上に立った。

ふらつく体に鞭を打ち必死に倒れまいとする。

......そうだ、私はこんな所で死ねない。

セルベリアは霞む視界でヴァルキュリアの槍を構え。なけなしの力を振り絞る。

 

「ハァッ!」

 

短い叱声の下に、槍先から一筋の光が迸る。

勢いよく放たれた光は毒煙を突き破って、空に向かって飛び上がり、蒼穹を穿つ。

それを見届けたセルベリアは今度こそ地面に倒れた。

かろうじてヴァルキュリア化さえ解けていないものの、これが限界だ。

毒に侵された体は指の一本程度も動かせない。

それでもセルベリアの表情には笑みがあった。

 

私は最後まで諦めなかった。諦める事を嫌うあの人のように、最後まで抗い続けた。

それが誇らしかった。

 

ああ、それでももう一度だけ.....貴方の顔を見たかった.....。

 

セルベリアが儚げなく微笑んで瞳を閉じた。

 

 

 

――その直後。

 

地面を伝って、セルベリアの耳に妙な音が聞こえた。

 

それは重厚な音の響きで、大きな何かが迫って来る音だ。

ドンドンこちらに近づいて来る。

音の正体が気になって首を傾けたセルベリアの目の前に、

 

なんと一台の大型軍用車が毒煙の中を突き破って来た。

 

何だか見覚えのある大型車両はセルベリアを見付けたのか直ぐ傍で止まると。

 

運転席のドアが開き、中から現れたのは.....。

 

 

 

 

「――遅くなって申し訳ありません。助けに参りましたわ、セルベリア様....」

 

中から現れたのは禍々しいガスマスクを目深に被ったメイド服の女だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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