バカと9人の女神と召喚獣 バカテス×ラブライブ!   作:星震

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音ノ木坂に新たな試練が!?
その試練とはいかに…!?




僕と生徒会と新たな絶望

 

「ふぅ…

 やっぱり鉄人の補習は辛いな…」

 

くそっ…鉄人め…

女子校に来ても尚あの地獄は変わらないか…

 

「何でアンタはあんなに集中して

 聞いてられるわけ?」

 

あ、補習のことかな?

 

「まぁ…慣れてるんで…」

 

補習が慣れてるって良くないけどね。

慣れって怖いね。

けど文月にいたときよりは集中できるようになった。

理由?

女子の前で恥は欠きたくないでしょ?

 

「全く…

 アンタのせいであたしまで地獄を

 見る羽目になったじゃない…」

 

「なっ!?

 倒れてきたのはそっちの方で…」

 

「アンタが勝手にあたしの物を

 触ってるからでしょ!?

 なんであたしが倒れたのかもう一度

 思い出してみなさいよ!!」

 

「何もないのにつまづいてた。」

 

「この…!!」

 

いや本当のことだし…

それともこれは僕が悪いの?

まぁこのまま続けても仕方ないし

謝ろう…

 

「そうですね…

 僕が勝手に先輩のものを触ったのが

 始まりでした。

 ごめんなさい。」

 

かなり丁寧に謝ったよ?

僕なりの全力で。

 

「許すわけないでしょ」

 

「えぇ~…」

 

ナニソレイミワカンナイ!!

…どうすればいいのこれ

 

「許してほしいの?」

 

「いや、別に…」

 

「何で謝ったのよアンタ…!!」

 

「事態の収しゅ…

 いえ悪いと思ったからですホントに

 すいませんでした許して下さい」

 

「事態の収拾って言おうとしたの

 バレてるから!!

 言い直さなくていいから!!」

 

いかん!!

ついつい本音がぁ…

バカだな僕…

 

「もういいわよ」

 

「えっ?」

 

「許してあげるからもういいわよ。」

 

「そうですか…よかっ……」

 

「但し明日から放課後は部室に

 来ること。

 分かった!?」

 

「えっ…!?

 いやだから僕は………」

 

「文句あるの!?」

 

「ないですホントに嬉しいです

 ごめんなさい。」

 

弱すぎ!!

どんだけチキンなの僕!?

こんなんだからモンストで

『今日から僕はチキン野郎』

なんて称号にされるんだよ!!

まぁ雄二がやったんだけどさ…

 

「あぁそれと…」

 

「はい?」

 

「来なかったら今日の出来事

 友達に拡散するわよ…!?」

 

「分かりました!!

 行きますからやめて下さい!!

 っていうか先輩に友人って…」

 

「…にこよ。」

 

「ほえ?」

 

「矢澤にこよ。

 名前くらい覚えてよ…!」

 

「は…はい…」

 

「それとあたし友達いるから!!

 勝手にぼっち扱いしないでよ!!」

 

「はい…

 それじゃあ僕はこっちなので…」

 

「…バカ」

 

聞こえたよ!?

今バカって言ったよね!?

ここにきてまで僕はバカって言われるの!?

「だってバカだろうが。」by雄二

 

「くそっ!?

 どこからか雄二の声が…!?

 いや、雄二はもう家にいる筈!!」

 

あ、そういえば夕飯の材料買わなきゃ…

 

 

 

 

 

学生寮という名の要塞

 

「ただいまー。」

 

「…遅かったな。

 …よく生きて帰ってきた。」

 

「おかげさまでね…」

 

「一体何があったんだ?」

 

「部活動見学でやらかして鉄人が

 FFF団を呼んだ。」

 

「すまん、さっぱり分からん。」

 

「とりあえずカクカクシカジカ…」

 

僕は一から説明した。

 

「…ラッキースケベ…」

 

「奴等が来るわけだ。

 それであのバカの集団は?」

 

「恐らくまだ鉄人に………」

 

「ま、あいつらはどうでもいいか…

 とりあえずもう腹が減って死にそう

 なんだが…」

 

「うん…すぐ作るよ。」

 

もう時計は9時を回っていた…

 

 

 

 

翌日、音ノ木坂学院

 

『生徒会の皆さんは至急、生徒会室に

 集まってください。

 繰り返します……………』

 

「何だ?

 緊急の連絡かぁ?」

 

「何だろうね。

 行ってみないと分からないよ。」

 

「もしかすると試験召喚戦争のことかも

 しれんぞい。」

 

「…それなら尚更急がないと不味い。」

 

「よし。

 行くぞお前ら。」

 

生徒会室に急ぐ僕たちであった。

そんなときだった…

 

「きゃっ!?」

 

「おっと…

 すまねぇ、大丈夫か?」

 

「う…うん。

 大丈夫だよ。ごめんなさい。」

 

「悪い、急いでたもんでな…」

 

ん?雄二は何やってるんだろ?

 

「雄二?

 何してるの?早く行くよ!!」

 

「おっとそうだった…

 すまなかったな。またな!」

 

「うん。

 でも…廊下は走っちゃ駄目だよ…?」

 

「あ…あぁ…善処する………」

 

ねぇ!?

何で雄二は歩いて来てるの!?

先生が言っても聞かないのに…

もう時間ないけど…

でも危ないし…歩くか………

 

「ことりちゃーん!」

 

「穂乃果ちゃん!」

 

「どうしたのですか?ことり。」

 

「あはは…ちょっと人と

 ぶつかっちゃって…」

 

「大丈夫だった?ことりちゃん。」

 

「う…うん。…………」

 

「ことり?」

 

「ううん。

 なんでもない…行こう。」

 

確か同じクラスの坂本君…だよね?

話したのは初めてだけど…

ことりは…あの子を知ってる?

でもどこかで会ったかな…?

前からあの赤い髪…

見覚えあると思ってたけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室

 

「来たわね四人とも。」

 

「遅れてすいませんでした。」

 

「いいわ。座って。」

 

「はい。」

 

僕たちは椅子に腰掛けた。

 

「さて皆集まったわね。

 皆に集まって貰ったのは…」

 

「待って絢瀬さん。

 そこは私が話します。」

 

「理事長…」

 

ドアを開けて理事長が入ってきた。

そこまでの大事なのか…?

会長は下がった。

 

「音ノ木坂が廃校になる可能性が

 高くなってしまったの…」

 

理事長の言葉に役員がどよめく。

 

「そんな…一体どうして!?

 試験召喚システムまで取り入れたのに…」

 

「まだ可能性があるというだけ

 なのだけれど…

 試験召喚システムを取り入れたことで

 入学希望をする生徒の数を以前の

 倍の数取らなければならない。

 更に共学化を目指すことで

 数を上乗せしろとのことなの…」

 

「なるほど…

 最新のシステムと共学化という

 最後の手段を取り入れたからには

 それ相応の成果を見せろ、という

 ことですか…」

 

雄二が顎に手を当てて言った。

 

「えぇ…

 けど今のままではどうしても数が

 足りないわ…

 そのことを今回は知らせに来たの…」

 

「お偉いさんにも困ったもんじゃ…

 直ぐに成果を出せと言われても

 難しいことはあるじゃろうに…」

 

「…だがこのままでは不味い。」

 

「けど…

 ひっくり返せる可能性だってある。

 0なんてない。でしょ?理事長。」

 

雄二が言った。

 

「えぇ…

 けど…今集まってる人数で半分…

 難しいわね…」

 

「そんな…一体どうすれば…」

 

会長が言った。

 

「会長。

 まずはこの事実を生徒に知らせる

 べきかと。」

 

「坂本君…!?

 貴方何を…………」

 

会長は知られたくないだろう。

折角廃校阻止という希望が見えてきたのに生徒からまた希望を奪いたくないんだろう。

本当に優しい人だ。

 

「確かに会長の気持ちも分かります。

 けど俺たちだけこの事実を知って

 他の生徒は知らないってのは不公平

 だと思うんです。

 それに他の生徒だって音ノ木坂学院の

 生徒です。

 後になって希望を失ったと知るよりも

 足掻ける今があるのを伝えるのが

 正しいかと。」

 

「でも…」

 

「大丈夫です。会長。

 希望はあるんです。」

 

「そうね…でも…

 この事実は私が一人で伝えます…

 皆には責任を負わせられない…」

 

「一人で抱え込もうとしないで下さい。

 僕たちがいますから…

 それにこの事実だって誰の責任でも

 ないんです…

 だから………」

 

「吉井君………

 ごめんなさい………」

 

「えりちのこんな顔見ることに

 なるなんてなぁ…

 吉井君は天然垂らしやね♪」

 

「ち…違います!!

 そんなことしません!!」

 

(((してるんだよなぁ…これが……)))

 

雄二、康太、秀吉はそう思うのだった。

 

「さて…

 ここで嘆いてても仕方ねぇ!!

 帰って対策考えるぞお前ら!!」

 

「うん!!

 そうだね。きっとできることがある

 筈だよ!!」

 

「…全力でこの壁を越える。」

 

「わしだって男じゃ!!

 覚悟はあるのじゃ!!」

 

「ま…待って!!」

 

「何ですか会長?」

 

「貴方たちはこの学校の生徒じゃない

 のにどうしてそこまで全力になれるの…?」

 

「え?」

 

「そうやね。

 前からうちも気になってたんよ。。

 何でなん?」

 

「前にも言ったじゃないですか…」

 

「最弱でも出来ることがあるってことを

 俺たちを捨てたあの学校に教える

 ためだって…!!」

 

雄二が八重歯を出しながら言った。

 

「ほんまもう…敵わんわ…

 君たち一体何者なん?」

 

「ただの最弱な反逆者です。」

 

それだけ言うと生徒会室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーて…

 まず帰ったらこの学校のブログやら

 ホームページの掌握だな。」

 

「何をするのさ雄二?」

 

「簡単なことだ。

 明久。お前は文月を選んだとき

 何を見て文月を志望校に選んだ?」

 

「学費の安さで。」

 

「…お前に聞いた俺がバカだった…

 秀吉、お前は?」

 

「演劇部があるかどうかじゃ。」

 

「……………康太。お前は?」

 

「…美少女がいるかどう…なんでもない」

 

「お前らなぁ…!!

 まずは学校のブログやらホームページ

 を見るだろうが!!」

 

「「「そうなのか(じゃ)?」」」

 

「駄目だコイツら…

 まぁいい!!とりあえず学校の

 ホームページの掌握は康太に任せる。

 俺はブログの掌握。

 秀吉は学校のいい所をかき集めて

 くれ!!

 明久。お前はこの学校の部活の

 成績や功績を調べてくれ。」

 

「「「了解!!」」」

 

「よし!!

 俺と康太は掌握を始める!

 明久と秀吉は学校で調べてくれ!」

 

「分かったよ。」

 

「それじゃあまた後でなのじゃ!」

 

僕たちは取り合えず別れた。

調べたらあの先輩のところに行かなきゃ…

きっと遅れて怒ってるぞ…!!

 

 

 

 

 

 

アイドル研究部部室

 

「遅れてすいません先輩。」

 

「遅れ過ぎよ!!

 どんだけ待たせれば気がすむのよ!」

 

やっぱりこうなるのかー…

 

「生徒会の仕事で…」

 

「は?

 アンタ生徒会入ってるの!?」

 

「えぇ。

 …何かおかしいですか?」

 

「おかしすぎよ…

 だってアンタが…ププッ…生徒会…」

 

「な…何で笑うんですかぁ!?」

 

「いーひひひひ…ぷーぷぷ!

 お腹痛い…!!」

 

「こ…このっ…!!」

 

くそっ!!

どうしてこんなことになるの!?

僕が生徒会に入って何がおかしいの!?

この面白くてでちょっとお茶目な僕が!

 

「おかしくて物凄いバカな、の

 間違いじゃねぇの?」by雄二

 

「雄二貴様!!」

 

「な…何急に怒鳴ってるのよ!?」

 

「いえ何でもありません。

 それよりこの部の活動とは?」

 

よし、落ち着けクールになるんだ僕…!

そう、お前はクールな奴だ明久…!!

 

「いい?この部活は…ブフッ…!!」

 

もう嫌だ!!

ダレカタスケテェェェ!!!!

 

 

 

 

 

 

「へくちっ!!」

 

「どうしたにゃ?かよちん。」

 

「う…うん……

 風邪なのかな………?」

 

「今日は暖かくして帰るにゃー。

 凛が手繋いであげるにゃ!」

 

「ひゃぁ!?

 凛ちゃんの手も冷たいよぉ!」

 

「そのうち暖かくなるよ!

 さ、帰るにゃ!!」

 

「もう凛ちゃんってば…」




最近モンストにはまっている怠惰な
ゾディアックです。
年末ガチャ爆死したぁ……
10連引いて☆5一体も出なかった…
いいもん!!
次の正月ガチャでガブリエル当てちゃうもんね!!←(どうせ無理)

次回辺りで穂乃果がスクールアイドル提案するかな?

今回もありがとうございました!!

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