バカと9人の女神と召喚獣 バカテス×ラブライブ!   作:星震

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新しく発売したポケモンの最初に貰うポケモンの一体、草タイプのモクロー。
あれ絶対ことりちゃんだと思うのですよ。ハイ。
もらったモクローメス個体だったのでニックネームことりちゃんにしました。
分からない人は『ことモク』で検索。
アニメのモクロー可愛すぎ!!


僕と楽園と生徒会

 僕らの春休みも残すもあと二日。

 そんなとき雄二宛に奴からまたメールが来た……

 

「なぁ明久。

 ババァからこんなメールが来たんだが…」

 

「え?なになに………」

 

 

 

送信相手:ババァ長(生ゴミw)

 

本文

 

アタシとしたことが音乃木坂の春休みの終了日じゃなくてこっちの春休み最終日を伝えちまってね。

今日から学校に行きな。

遅刻して西村先生に補習受けてもアタシは知らないからね。

 

 

 

「ははは…雄二。

 君はババァ長を何て名前で登録してるんだいw

 ちゃんとクソを付けようね。」

 

「あぁ。全くだ。

 こんなメールを送ってくるなんてな。クソや生ゴミなんかじゃ足りないぜ」

 

「…………」

 

「…………」

 

「やばいよ雄二!!

 秀吉と康太をおこさなきゃ!!」

 

「クソ!!あのババァ!!

 生ゴミの後ろにガラクタを追加してやる!!」

 

「そんなことしてないで早く登校の準備をしてよ雄二!!」

 

携帯をいじる雄二を準備させて急いで家を走り抜けた。

 

 

 

 

バス

 

「何とかバスには間に合ったけど…」

 

「飯を食い忘れた……!!これも全てあのババァが…!!」

 

「お腹減ったのじゃ~………」

 

「・・・幸い今日は午前中に下校だから帰ってからすぐ昼食にできる」

 

「いや。俺たちは放課後に音ノ木坂の生徒会の会長サマに会いに行けだそうだぜ………

 あのババァ…殺す…絶対殺す…」

 

携帯に届いた新たなメールを僕らに見せてゲッソリする雄二。

 

「大丈夫だよ。ほら!!」

 

僕は急いで作った弁当を渡した。

四人分作るのは少し大変だったけど…

 

「あ…明久…お前これいつの間に!?」

 

「皆が準備してる間に急いでね…あんまり凄いものじゃないけど…」

 

中身はおにぎりや冷凍食品のからあげといった簡単なものばかりだ。

 

「助かったのじゃ明久!!これで飢え死にしないですむぞい!」

 

「・・・本当に助かった。」

 

「全くだ。すまねぇ明久」

 

「いいよ、このくらい」

 

 なんたって部活動見学とか生徒会へ出向くとか理事長に会うとか急に僕らのスケジュールがキツくなったんだもん。

 今日は普通の生徒よりも長く学校に居なくちゃいけないし…

 これも全部あのババァのせいだ…!!あとで覚えてろ…!!

 

 

 

 

 

 

 音乃木坂学院

 

「やっと着いたか。

 えっと…確かまず理事長のとこ

 行くんだっけか?」

「そうだったね…

 ていうか雄二…」

 

「言うな明久。」

 

「うん…」

 

 僕たちは女子から見せ物にされていた…そりゃそうだよね。

 テスト生徒って言っても唯一の男子なんだし…いや、四人いるから唯一ではないか。

 

「視線が痛いのじゃ…」

 

「・・・不味い…鼻血が……」

 

「おっとストップ。

 ここで鼻血出したら台無しだよ康太」

 

「秀吉はいいよね。女の子にしか見えないから」

 

「ワシは男だと言っておろうに…」

 

そんなやりとりをしていたらもう理事長室に着いたね。

そういえば鉄人のヤツを見かけなかったな…まさかこの部屋に?

 

「失礼します」

 

僕は鉄人がいる予感がして出来るだけ丁寧に部屋に入った。

雄二たちにもアイコンタクトを取って出来るだけ丁寧に部屋に入らせた。

 

「おはようございます。皆さん」

 

「うむ。遅刻せずに来たな」

 

やっぱりいた!!

もう僕の能に鉄人の探索レーダーでもついてるのかな?

 

「お前たちのクラスと時間割だ。

 安心しろ。全員同じクラスにしてある。今年一年を楽しんでこい」

 

「ありがとうございます

 鉄じ…じゃなくて西村先生。」

 

「今鉄人と言わなかったか?」

 

「いえいえ」

 

「はぁ…まぁいい。

 それと……………」

 

 待って。嫌な予感しかしない。でもなんで!?

 僕の鉄人警戒サイレンが鳴り響いてる…!?

 

 

 

 

 

「お前たちの担任は俺だ。」

 

「「「「地獄じゃぁぁぁぁ!!」」」」

 

 さよなら。僕の楽しい学園生活。

 

 

 

 

教室

 

「海未ちゃぁぁぁぁぁん!!」

 

「ほ…穂乃果離れて下さい…

 重いです!」

 

「私体重そんなに重くないよ!」

 

「あはは…

 でも良かったね。また三人同じクラスで。」

 

「うん♪」

 

「そんなことより穂乃果を止めてください、ことり!」

 

 

『全員席に着け~。

 ホームルームを始めるぞ。』

 

「あ、あの人が私たちの先生みたいだよ。」

 

「何だかスポーツ選手みたいな先生だね」

 

「ことり…それは誉めているのですか…?」

 

 

「よし、全員席に着いたな。

 俺がこのクラスの担任になった西村だ。

 一年間よろしく頼む」

 

 教室では西村先生がカッコいいとか伝説の傭兵だとかで盛り上がっていた。

 

「さて…

 諸君らも知っての通りこの学校は今廃校の危機に陥っている」

 

「廃校………」

 

「ホノカチャン…」

 

「穂乃果……」

 

「そこで音ノ木坂学院は新たに

 試験召喚戦争という最新鋭の学習システムを取り入れることとなった」

 

「試験しょーかん…?」

 

「自分にそっくりの生き物を出して戦うんだっけ…?

 でもどうやって…」

 

「そこでこの学習システムの発案校である文月学園はこの学園に使者を送り試験召喚戦争を行う上でのサポートを行うことになった。

 かくいう俺も文月学園からの使者の一人だ。」

 

「そしてこのクラスには俺の他にあと四人の文月学園からの使者がいる。

 諸君らも学園長から聞いているだろう。

 この学園の共学化のテスト生だ」

 

「それってもしかして…明久君たちかな?」

 

「穂乃果ちゃん知ってるの…?」

 

「うん。一回会ったことがあるから。」

 

「お…男の人が来るのですか!?

 ハレンチです!!」

 

「海未ちゃんが壊れた!!」

 

「よし、木下から入ってこい!!」

 

 そう言われて秀吉は教室に入っていった。

 

「木下 秀吉じゃ。

 間違われやすいのじゃが男じゃ。

 よろしく頼むぞい。」

 

 すると周りから…

 

『え?女の子?』や『可愛い…』

という声が聞こえたので………

 

「わ…ワシは男じゃ!!」

 

「もういい…木下。座れ。」

 

「どうしてこうなるのじゃ……」

 

 秀吉は諦めて着席した。

 

「坂本、入れ。」

 

「へ~い。」

 

 雄二は教室に入っていった。

 

「坂本 雄二だ。

 一応こいつらと一緒に生徒会に所属することになってる。

 まだ右も左もわからんがよろしく頼む」

 

 雄二はそれ以上何も言わずに席に着いた。

 

「土屋。いいぞ。」

 

 康太が入っていった。

 

「名前…つ…土屋 康太……

 趣味はとうさ…写真撮影…!!」

 

 康太は席に着いた。

 

「頑張ったな康太。よく鼻血も出さずに趣味も隠した」

 

「ティッシュ使うかの?」

 

「最後…吉井!!」

 

「は…はいっ!!」

 

  僕は教室に入ったけど…どどど…どうしよう!?

 自己紹介考えてなかった!!何を言えば……

 

『気軽にダーリンって呼んで下さい♪』

 

女子校でセクハラ発言はナシだよ!!

 

『にっこにっこにー!』

 

 論外!!

 この間の凍り鍋事件を思い出せ!周りを凍り付かせる気か!!

 いかんいかん。もはやこのにこにーが僕の中で話題になっている!

 

「早くしろ吉井。」

 

「は…はい……」

 

「吉井 明久です。

 趣味は…料理です。

 よろしくおねがいします。」

 

 よし!!きちんと挨拶できた!!

 始めの一歩は大事だよ!!

 

「あ…」

 

 僕は前を見ると後ろの席で手を振っている生徒がいた。

 和菓子屋の高坂さんだ。高坂さんと同じクラスなんだね。

 

「席に着け吉井。」

 

「は~い。」

 

 僕は席に着いた。

雄二の隣か。

 

「この四人はバカだが…

 召喚獣の操作の腕は確かだ。

 明日から始まるカリキュラムの中には召喚獣の操作なども授業になる。

 操作などはコイツらから学んでくれ。」

 

ちゃんとクラスに溶け込めるかが不安です先生…

 

「今日は明日から始まる授業の教科書類を配布して終了となる。

 各自で部活動見学や下校を行うように。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふ~…終わった~…」

 

机にベチョッとへばりつく僕。

 

「教科書を配られただけじゃろうに…」

 

「鉄人の監視下にいるだけで辛いって

 言いたいんだろ。こいつは。」

 

「…激しく同感する。」

 

「おっと…いけね。

 明久起きろ。生徒会室行くぞ。

 怒られる。」

 

「うん。

 その前に屋上でご飯にしよっか。」

 

「あぁ。そうだな。

 この学校は屋上自由に使えるから

 いいぜ。」

 

「それじゃあ行くのじゃ。」

 

「あ、待って…置いてかないでよ…

 もう…」

 

 まぁ僕がダラっとしてたのが悪いけどさ…

 まだ教科書とか鞄に入れてないんだよ…

 

「あーきーひーさーくーーーん!!」

 

「え?うわぁぁっ!!」

 

 いきなり視界が真っ暗になる。

 

「さぁ明久君!

 私は誰でしょうか?」

 

「こ…高坂さん!?

 いきなりはそのっ…離れて!?」

 

 いろいろヤバイんだよ?僕だって男の子だから…

 あと男子が勘違いしちゃうからそーゆーのは!!

 

「せいかーい!!

 良く分かったね?」

 

「僕のことをそう呼ぶのは高坂さんだけだからね…」

 

「そうなんだ~。

 私の言った通り同じクラスになれたね!」

 

「うん。これから宜しくね。

 高坂さん。」

 

「うん!!明久君!!」

 

「明久~。何してんだ?行くぞ。」

 

「あっ…ヤバ…

 また明日ね!高坂さん!!」

 

「うん。またね!」

 

 ていうか雄二たち待っててくれたんだ…

 てっきり置いてかれたかと…

 

「穂乃果。

 さっきの人…吉井さん…でしたっけ?

 知り合いなのですか?」

 

「うん!

 家に買い物しにきたときがあって…

 そこで知り合ったの。」

 

「けど人様に抱きつく癖は直して下さい。

 男の子には獣が宿っていると聞きます…」

 

「海未ちゃん?

 何で怯えてるの…?」

 

「男性など今まで父上以外と関わりが無かったものですから不安で…!」

 

「海未ちゃん………」

 

「明久君は大丈夫だよ~。」

 

 

 

 

 

 僕たちはあのあと急いで昼食を取って

 生徒会室に向かった。

 

「え~と…

 失礼します。」

 

 僕たちが扉を開けたそこにいたのは…

 

「はじめまして。

 吉井君たちで間違いない?」

 

「は…はい。」

 

「はじめまして。

 私は生徒会長の絢瀬 絵里です。」

 

「ウチは副会長の東條 希。

 文月学園からよう来てくれはったね。」

 

 うん。超絶美人さん二人からのお出迎え。

 ここを天国と呼ばずしてなんと呼ぶ!?

 この光景を異端審問会に見せつけてやりたいくらいだ!!

 勝手に転校させたババァは許さないけどやっぱりここは天国だった!!

 

 

 

 

 

 

 

文月学園

 

「ハッ!?」

 

「だ…団長!?

 どうしました?」

 

「今物凄くもったいないものを

 見逃した気がする…」

 

「もったいないもの…でありますか?」

 

「超絶美人の生徒会の光景…」

 

「その話詳しくッ!!」

 

「戻ってきてくださぁぁい!

 明久くぅぅぅん!!」

 

「転校なんて聞いてないわよ

 アキーーーー!!!!」

 

 こちらは地獄であった。

 




次回は一年生組が書けてないから
書きたいな…
あと秀吉くーん!!出番ですよー!!
しっかりフラグを立ててきてね!!

「お主が書くのじゃろうが!!」

あっ…はい、スイマセン…


今回もありがとうございました!!

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