バカと9人の女神と召喚獣 バカテス×ラブライブ!   作:星震

15 / 55
明久とにこのデート(?)回です。
投稿遅れてすいませんでした!

なんと端末が壊れてしまっていて…
直ったので投稿しますよ!


僕と先輩と部活動(仮)前編

 

……僕は問いたい。

 

「何してんのよ?

 何で虚空を見つめてんのアンタは。」

 

「いや先輩………」

 

僕と先輩は映画館に来ている。

それ事態はもういっそ構わないのだが…

 

「この映画部費で見るんですよね…?」

 

「そうよ。当たり前じゃない。」

 

映画を見ることが部活動なんておかしい!

それも部費使ってるなんて!!

 

「どうして映画を見ることが

 部活動になるんですか!?」

 

「何言ってるのよ!

 映画でもアイドルアニメの映画なのよ!

 アイドル研究部ならアイドルと名前に

 付けば部活動になるじゃない!

 それくらい常識でしょ!」

 

「その常識がおかしいことに

 気付きましょうよ!!」

 

音ノ木坂が廃校の危機に陥ってる原因の一つを見てしまった気がする…

 

「もういいや………

 とりあえずチケット買いに……」

 

「私はもう買ってあるけど?」

 

「え?あの…僕のは……?」

 

「…………………」

 

「自分で買うんですねわかりました…」

 

まぁこのお金もババァ長から

支給された口座のだからいいけど……

 

……口座が支給されてくるなんて

僕の常識も随分狂ってしまったなぁ…

 

「ん?」

 

何してんだろあの子…

チケット買う機会の前でじっとして…

 

「もしかして…

 チケットの買い方がわからないのかな…」

 

よし、ここは一つ進化した僕の力を

見せてあげよう!!

 

「Excuse me。」

 

「?」

 

金髪から見てこの子は外国人。

ならば英語で話しかければ……

 

「えっと…

 May I help you?」

 

これで

『手伝いましょうか?』

みたいな英文にならなかったっけ?

 

「………?」

 

あれ?伝わってない?

英語は合ってると思うんだけど…

雄二の外国人の美少女が困ってるときに使える英語講座で散々勉強したし…

きっと伝わってるよね?

 

 

 

 

「Я сдепап то,цто сказап?

 (何とおっしゃいましたか?)」

 

「W………Why?」

 

「?」

 

………え?

こんな英語聞いたことないんだけど…

 

「あれ?伝わってない?」

 

「あ、日本人の方でしたか……」

 

「あれ?

 君って日本語…………」

 

「はい!分かりますよ。」

 

…僕は一体何をしていたんだろう…?

 

「えっと…

 チケットの買い方が分からないのかな?」

 

「はい………困ってて………」

 

そんなに落ち込まなくてもいいのに…

余計放っておけないよ……

 

「どの映画を見るのかな?

 それによって違うけど……」

 

「雪穂が言ってたのは……確か…

 『馬鹿の名は』です。」

 

「そ…そうかぁ……

 馬鹿の名は………ね………」

 

僕が傷つくのはどうしてだろう。

誰か教えて?

 

「『馬鹿の名は』なら…

 ここを押してあとはお金を

 入れればいいけど…」

 

「意外と簡単だったんですね…

 ありがとうございます!!」

 

「いいよ。

 たまたま困ってるのを見つけただけだし。」

 

変にカッコつけようとしたの

気にしないでくれてるし…

 

「でもびっくりしましたよ。

 いきなり分かんない言葉で

 話しかけてくるんですから…」

 

「あはは…ごめんね?」

 

「もしかすると日本でいう

 『なんぱ』に合ってるのかと思いました!」

 

「ナンパ…ナンパね………とほほ…」

 

『ちょ…ちょっと亜里沙!!

 どこ行って………』

 

「あ、雪穂~!!」

 

「あ…亜里沙!!こっち!!」

 

「ほえ?」

 

あれ?

何で僕の方を見てその子を後ろに隠すの?

 

「貴方…私の親友に何してるんですか!」

 

「えっ?」

 

「とぼけないで下さい!!

 ナンパですよね!?」

 

「いや、僕は…」

 

『ちょっと遅い!!

 何してんのよアンタは!?』

 

ちょっと待って先輩…!

今先輩が来ると…

 

「何でチケットを買うだけで遅れるの!

 もう上映3分前よ!!」

 

「あ…貴方って人は…!!」

 

あぁ、もう…!!

こうなるんだよな………!!

 

「彼女がいながらナンパしてたんですか!?

 どうしてそんな外道なことを…」

 

「雪穂、この人は………」

 

「亜里沙もこんな人に騙されちゃ駄目だよ!

 ほら、行こ!!」

 

「え、待って雪穂~!!」

 

手を引っ張られながらその金髪の子は

去っていった……

 

「ほら、アンタも急ぐ!!」

 

「え、待って…」

 

僕はその後とんでもない速さで

先輩に引っ張られていった…

一体先輩の体のどこにこんな力が!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…………」

 

「……なんでこうなったのよ………!!」

 

いやぁ…まず一言。

アイドルアニメなのにあんなアダルト

シーンがあるのはどうかと思うのですよ。

僕たち以外は大人しかいないからなんかおかしいと思ったらこういうこと!?

 

「今日は散々だ………」

 

女の子を助けようとすればナンパと勘違いされるしあんな映画を見ることになるし…

 

「もう!何なのよあの終わり方は!

 アイドルは恋愛禁止!!

 常識でしょうが!!」

 

「そんなことを今言っても……」

 

さて問題はこの不機嫌な先輩をどうするかだけど……

 

「先輩、寄りたい所があるので

 付き合って貰ってもいいですか?」

 

「寄りたい所?

 あの映画を見たからってヘンな場所

 なら許さないわよ。」

 

「僕にそんな趣味があるとでも?」

 

「あるでしょ。」

 

いやだな先輩。

僕も男だからってそういうサービスをしてくれるお店になんて興味アリマセンヨー……

 

『ムッ!?

 あれは…吉井!?

 ……あ!団長!至急応援部隊を!』

 

そのときの僕は後ろから追跡してきてる人影にも気づかなかった……

 

 

 

 

 

 

 

「ここです。」

 

「……アンタがこんな店知ってるなんて

ねぇ………」

 

僕が来たのはクレープ屋。

ここのクレープを食べた日にはどんな辛いことも乗り越えられる!

…というくらい美味しい。

実際ここのクレープに何度も救われている…

 

 

「先輩も選んで下さい。

 奢りますよ。」

 

「え?私も食べていいの?」

 

「はい。

 こういうときくらい格好つけさせて

 下さい。」

 

「普通は物で釣ってるの自白する?

 胸張って言われても格好良くない

 わよ…」

 

「orz…………」

 

「じゃあ…この苺チョコにする。」

 

「結局食べるんですね…

 それもまたあざといチョイスを……」

 

「あざといって何よ!

 可愛いの間違いでしょ?」

 

「自分で言ってて悲しくなりません?

 それじゃあ買ってきます…」

 

「いやそれくらい私も行くから…」

 

たまたま人がいなかったので直ぐに

注文できる。

が、そのときだった。

 

「ちょ…ちょっと待って!」

 

「どうしたんですか先輩?」

 

「やっぱりあれがいい……」

 

「?」

 

先輩がメニューの方を指差した。

苺チョコクリームミックス………

とにかく名前が長い奴だ。

 

「分かりました。

 でもあれ大きいですよ?」

 

「大丈夫。

 これでも私甘い物は直ぐに

 食べ終わるから。」

 

「食いしん坊アピールをありがとう

 ございます。

 すいませ~ん……」

 

『は~い……』

 

店員さんを呼んで注文を言う。

 

『あら、吉井君。

 今日は一人じゃないのね。』

 

「はい。部活の先輩と…」

 

このクレープ屋に来すぎて顔を覚えられた僕。

大丈夫。このクレープを食べた後は必ずマラソンしてるから太らないよ。

……主にFFF団関連で…

 

『それで今日は何にする?』

 

「えっと…

 僕はいつもの奴で先輩が……

 ……あの名前が長い奴で。」

 

『あぁ、あれね。

 ごめんなさいね吉井君。

 あれ実はカップル限定で……』

 

「え!?」

 

「はい!?」

 

うわぁ~……

よく見たら名前にラブとか色々怪しい単語が混ざってるなぁ~……

 

「ごめんなさい…そうとは知らず…」

 

『いいえ、仕方ないわ。

 あれ良く皆勘違い……』

 

「あ…あの!!」

 

「うわっ!?」

 

先輩がいきなり大声を出した。

 

『ど…どうしたの?』

 

「カップルなら…

 食べられるんですよね?」

 

『そうだけど………』

 

「なら………」

 

数秒後、先輩はとんでもないことを口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はコイツ…じゃなくて……

 明久と付き合ってるんで大丈夫です!」

 

「………はい?」

 

僕は数秒間、頭が回らなかった。

 




にこちゃんはとんでもない爆弾をおとしたようです。

次回は店員がまさかの提案を………
そして明久たちを追跡する黒い影は何者なのか!?←皆分かってるハズ

次回は後編!
そして同じ週に康太と希の話も投稿します!
遅れた分を取り返すよ!!

今回もありがとうございました!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。