バカと9人の女神と召喚獣 バカテス×ラブライブ!   作:星震

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おもてなし=血祭り
この酷い解釈の意味は……!?


僕と初戦とおもてなし(血祭り)

 

「会長、一回目の試験召喚戦争の

 計画書終わりましたよ。」

 

「ありがとう吉井君。

 確認の人に回してちょうだい。」

 

「は~い。」

 

音ノ木坂学園が無くなるかもしれないと公表してから一ヶ月たった。

学校の雰囲気は今まで通りおだやかだ。

 

「明久、お前の所に完成した資料

 置いとくから目を通しておいてくれ。」

 

「分かったよ雄二。」

 

「…試験召喚システムのメンテナンス

 に行ってくる。

 …これを頼んでいいか?」

 

「うわっ!?すごい量の資料…

 よーし!!やっつけるか!!」

 

「雄二よ。

 わしもメンテナンスに回されて

 しまってのぅ。

 この資料を始末しておいてくれんか?」

 

「おぅ。行ってこい。」

 

生徒会はとてもじゃないけどピンチだね。

もうすぐこの学校初の試験召喚戦争が始まるんだからね。

但しこの学校では学校行事として試験召喚戦争は取り入れられてるから何も

失う物はない。

 

「そういえば雄二は勉強どう?」

 

「まぁぼちぼちといったとこだな。

 お前の方こそ大丈夫なのか?」

 

「うん。

 鉄人の補習のお陰でね。」

 

「お前よくあの拷問の中普通に授業と

 して捉えられるな…

 何がそこまでお前を後押ししてるんだ?」

 

「そりゃあ勉強って大事だし。」

 

「で、本音は?」

 

「この戦争で大活躍して女子にいい

 ところ見せたい。」

 

「だと思った。

 まぁ男ならそうだろうな。」

 

「え、雄二も?」

 

「そうじゃなきゃ男じゃねぇ!!

 ただお前と違ってモテたいとは

 思ってない。」

 

「僕もそんなこと思ってないよ!!

 そういえばうちのクラスの代表って

 誰だったっけ?」

 

「確かお前と良く一緒にいる女子と

 良く一緒にいる…………

 えぇっと…なんだっけか?」

 

「言い方がややこしいな!!

 良く話してる人が高坂さんでその

 友達が園田さん!!」

 

「あぁ、そうだ。園田だったな。

 そいつがクラス代表だ。」

 

「まぁそうだよね。

 園田さん頭良さそうだし。

 主戦力は雄二たちが出るとして僕は…」

 

「ばっか、お前も主戦力になんだよ。 この間試験召喚実習したばっかりで

 まともに召喚獣扱えるやつがいねぇからな。」

 

「僕も!?

 これは今まで以上に気を引き締めて

 勉強しないと…」

 

「日本史寄りになんなよ?

 お前数学と古典はダメダメだろうが。」

 

「面目ない………」

 

 

 

 

 

「…ねぇ希。」

 

「ん?」

 

「あの二人は何者なの!?

 なんで会話しながら大量の仕事を

 片付けられるの!?」

 

「不思議な人たちやね~♪」

 

「うぅ…私も負けてられないわ!!

 …ってきゃあ!?」

 

「あぁ会長!!大丈夫ですか?」

 

「え…えぇ…大丈夫…大丈夫よ吉井君…」

 

どうやら資料の山をぶちまけてしまったようだ。

 

「えりちはドジやね。

 あんま無理せん方がええよ。」

 

「む…無理なんて…」

 

「あ、ごめん手が滑った~♪」

 

「ちょ!?希!?」

 

「うわぁっ!?」

 

わー…何このデジャブ感………

そう、あの姿勢である。

また僕が押し倒される姿勢。

 

「この姿勢は…不味い!!

 離れてください会長!!」

 

「えっ!?

 一体何が………」

 

奴だ!!

このままでは奴が来る!!

僕は一瞬で奴の気配を悟り会長から離れた。

 

「どうだ?進んでるか?」

 

やっぱり入ってきた!!

離れてよかった!

 

「はい。順調に進んでます。」

 

「そうやね~。

 主に吉井君とえりちの関係が…」

 

「せ…先生!!

 頼まれてた資料です!!

 予定より早く終わらせたので!!」

 

「おぉ、そうか。

 ときに吉井。

 今東條の口からとんでもない言葉が

 聞こえた気がするんだが…」

 

「気のせいです!!

 なんでもないですから!!」

 

「そ…そうか。

 では頑張ってくれ。」

 

「はい…」

 

鉄人は部屋から出ていった。

 

「副会長!!

 貴方なんてことをぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

「何するのよ希!!

 もうすぐで私たちは…!!」

 

「吉井君とえりちはおもろいな♪

 これからどう転ぶか楽しみやね♪」

 

面白そうに言われてもこっちは面白くないんですよ!!

もし僕に鉄人サーチ能力Lv,MAXが

付いてなかったら死んでましたよ!?それとどう転ぶかって…

人生転落するの僕!?

 

「全く明久…

 この学校に来てから一体何人に

 フラグ立てたんだ?」

 

「フラグって何!?

 何もしてないんだけど!?」

 

「よし、待ってろ。

 今須川呼んでやるから。」

 

「止めて!!お願いします!!

 本当に死んでしまいます!!」

 

「チッ…」

 

「今舌打ちしたよね?」

 

「気のせいだろ。

 それにこっちだって冗談のつもりで…」

 

「良かった…」

 

「…!!」

 

「こ…康太!?

 なぜそんな絶望に満ちた顔で僕らを

 見てるの!?」

 

康太が試験召喚システムのメンテを終えて帰ってきたみたいだ。

 

「…すまない。」

 

「え?どうして謝るの…?」

 

「…早とちりして須川を呼んでしまった…」

 

「………」

 

「……………」

 

「明久。

 良かったな。一時の人気者だぞ。」

 

「嬉しくないよ!!

 どうすんのさコレ!!」

 

「…問題ない。

 既に秀吉が解決に向かってる」

 

「秀吉が!?

 そんなの危ないよ!!

 一体どうやってあの大群を…」

 

「Fクラス唯一の花である秀吉。

 それとずっと会えずに2か月が経った。

 奴らは罪人の処刑と甘い誘惑どっち

 を取る?」

 

「うん…答えが分かったよ……」

 

「…秀吉はおとりをしながら家に帰る

 そうだ。」

 

「それに…

 こんなことやってる間にそろそろ

 頃合いだな。

 仕事も一通り片付いたし帰るか。」

 

「えっ!?

 ちょ…ちょっと待って!!

 あの仕事を片付けたの!?」

 

「えぇ。ここに全部置いとくんで。

 帰るぞ明久。」

 

「あ、僕部活あるんだ。」

 

「部活?お前が?何の?」

 

「えっと…それは……」

 

「別に隠すことないだろ。

 で、何部なんだ?」

 

「その………」

 

「……?」

 

「ア…アイドル研究部………」

 

「うん。それはアウトだな。」

 

「ほら!!やっぱり!!」

 

「…明久はアイドルに興味があるのか?」

 

「いや…そうじゃないけど………

 って何してんのさ雄二!?」

 

「何って…

 お前のアドレスを消そうと……」

 

「何で!?

 少しは僕の言い分を聞いてからでも…」

 

「よし分かった。

 お前のアドレスを消した後で聞いて

 やるから…」

 

「分かってないじゃん………」

 

「まぁ勿論冗談だ。

 で、どうしてそんな部活に?」

 

「それはカクカクシカジカ……」

 

「ほう…

 つまりそのロリ…じゃなかった。

 先輩(?)に強制勧誘されて入ったと。」

 

「うん。」

 

「明久…

 お前はどこでもそんなフラグを…」

 

「…寧ろご褒美」

 

あ、康太がいやらしいこと考えてるときの顔になった…

どうせアイドルの写真を一日中見てられるなんて羨ましいということだろう…

 

「じゃあとりあえず俺たちだけで

 帰るわ。

 いろいろ準備もあるしな。」

 

「準備?何の?」

 

「ほら、試験召喚戦争の日にババァが

 来日するそうだからそのときの

 もてなし(血祭り)の準備だ。」

 

「なるほど。

 あとでその話僕にも詳しく。」

 

「おぉ。そんじゃあな。」

 

「なんだかとても物騒な話してない…?」

 

「……………」

 

「副会長?

 どうしたんですか?」

 

「…ほんまに君は面白いなぁ。

 本当にこの学校を変えてまうかも

 しれんね。」

 

「何を…」

 

「にこっちのこと、頼むで。」

 

「えっ…副会長、先輩のこと…」

 

「ほら、もう部活動終わってまうで。

 ほら、行った行った!!」

 

「えっ!?ちょ…!?」

 

僕は部屋を出た…

いや、追い出された。

 

「ほんまに…不思議な子…やね♪」

 

 




どうも、モンストにハマりすぎの怠惰な
ゾディアックです。
え~…
次回は穂乃果ちゃんがスクールアイドルやろうと言い出すところです。

そして…ついにやったぁぁぁぁ!!
モンスト新春ルシファー当たった!!
あとノアさん。
なんか10連引いたら『ストライクショット』って声がして何だコレ!?
ってなったらルシファーとノア出たという…
これが確定演出だと知らなかった私…
ルシファーとガブリエルに獣神化来たらこの新春の方でも獣神化できるかな?
できないと悲しいんだけど…
でも今年は大吉ですね!!
あとパンドラちゃん…
君はチートすぎです…このロリ…
じゃなくてちびっこ使うとモンストが楽しめなくなりそう…
けどチアガールとは…可愛い…
食べちゃいたいくらい可愛い…ジュルリ…


今回もありがとうございました!!

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