ただ、今後も期待に添えられるかとても心配です
日課のランニングを行う
鎮守府を20周し終わり、朝食を食べようと食堂に向かうとタオルを持った吹雪に会った
「お兄ちゃん!
ランニングで汗をかいたと思いますから、タオルで汗拭いてあげます!」
「だから、吹雪、俺はお前のお兄ちゃんじゃないって
ちょ、自分で拭けるから止めろ!」
汗を拭こうとする吹雪と押し止める俺
そんなことをしているとクスクス笑いながら、黒髪の女性が歩いてきた
「相変わらず仲がいいですね」
「赤城助けてくれ!」
「赤城先輩!
ちょっと、お兄ちゃんを押さえていてください
後で間宮さんのパフェ奢りますから!」
「あ、ちょ、吹雪狡いぞ!」
「パフェのために暦さんには、犠牲になって貰いましょう」キラキラ
「や、やめろぉ!」
その後、吹雪と赤城に挟撃されかけたが自力で脱出する
射撃場でハンドガン...H&K USPやスナイパーライフル...64式7.62mm狙撃銃、M24、対物ライフルのバレット M82A1、ミニミ軽機関銃等色々な銃を訓練する
ちなみに今は、9mm拳銃を訓練している
訓練後、間宮の店に入りパフェを食べる
訓練の後の甘いものは最高だと思いつつ静かにパフェを堪能する
そんな俺をジッと見つめる吹雪
「なぁ、俺なんか見てて楽しいのか?」
「楽しいですよ♪」
「そうか...
ちなみに吹雪は、パフェ食べないのか?」
「えっと...赤城先輩に奢ってしまったから...」
「全く...
ほら、一口食べろよ」
「!
ありがとう、お兄ちゃん!
やっぱり、お兄ちゃんは優しいですね」
「あ!
こんな所に吹雪ちゃんいたっぽい~」
「相変わらずラブラブコンビにゃし!」
吹雪の友達...夕立と睦月だ
「いや、ラブラブコンビって俺ら付き合ってないんだが...」
「そんなお似合いカップルだなんて...///」
「そんなこと言ってないっぽい~」
「そんなこと言ってないよ~」
「えー」ショボーン
落ち込む吹雪を見て三人で吹き出す
「もう三人とも酷いよ!」
「ごめん、ごめん
吹雪が可愛くってさ」
そう言って吹雪の頭を撫でる
こうすると吹雪が大人しくなるからだ
「もう、仕方ないですね...お兄ちゃん...///」
幸せそうに撫でられる吹雪...不思議と俺も幸せな気持ちになる...
「......」
パンパン!
突然、発砲音が聞こえ目を開ける
吹雪が、右手を左手で押さえている
押さえている箇所からは、血が噴き出していてとても痛々しい
辺りの真っ白な雪が紅く染まる
「あ...
吹雪...大丈夫...か...」
俺は、吹雪に右手を伸ばす
後もう少しで届く所で、左手が掴まれ引っ張られる
「馬鹿!
暦何やってんだ!!
早く撤退するぞ」
9mm拳銃を吹雪に向けながら、平山が俺の手を引っ張る
「平山...でも...吹雪が...」
「吹雪は、敵だ!
しっかりしろ」
「そうだ...吹雪は敵...敵なんだ...」
俺は自身に言い聞かせるように呟く
悔しそうにこちらを睨む吹雪を見えなくなるまで睨み返した
お兄ちゃんが遠ざかる
あと一歩まで来たのに
また、一からやり直し
「......」
私はお兄ちゃんの落とした拳銃やナイフを拾うと砂浜に引き返した
最後まで読んでくださりありがとうございます
基本、オリ主の暦視点で過去と現在を描いていきたいなと思っています
次回は戦闘描写ありの予定です
かなり、残酷な感じになるかもですが...