捻くれ少年のラブコメディ   作:リヨ

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まだ半日くらいしかたってないのに3話目投稿しますw


6話

水泳教室当日

「ちゃんとさぼらずきたのね」

「俺をなんだと思ってるんだ」

「小咲もうすぐ来ると思うわ」

「比企谷〜」

「一条くんも呼んだの?」

「あぁ。ついでにもう1人」

「るっりちゃぁーん!げふぅ!」

「な、んで!舞子君までいるの?」

「いやぁなんかついてきた」

宮本怖!舞子の奴抱きつこうとしたらかかと落としされてるし。

「る、るりちゃぁん!やっぱり無理だよぉ!」

「おぉ!」

「あれ!?一条くん!?それに比企谷くんも!?」

「小咲、今日は泳げるようになるために助っ人を用意したわ。私も練習したいから面倒見れないし。じゃあとはよろしくね〜」

いっちゃったし....

「あれ?ダーリンも来てたの?」

「え?桐崎じゃねぇかなんでお前が」

「なんでって助っ人よ」

「小野寺教えるのに3人も必要か?」

「じゃああんたが帰れば?」

「なんだと?」

「なによ?」

ワーワーギャーギャー

うるさい奴らだなぁ....

「小野寺、あいつらほっといて練習するぞ」

「え?う、うん...」

 

「ということで一条頼んだ」

「俺!?」

「小野寺と手繋げれるかもしれんぞ」

「な、なるほど....よし!小野寺!頑張って泳げるようになろうぜ!」

「うん!よ、よろしくお願いします!」

「はい!じゃあまず私が見本見せるわ!」

「泳げんのかお前?」

「ふっ、なめてもらっちゃ困るわ!見ててね小野寺さん!」

バシャァァァァ!

......速すぎるわ。

「お前見本になる気あるのか」

「え!?」

「さ、流石に今のは速すぎるかな...」

「そ、そんな....」

あーあ、隅の方でいじけちゃったよ。

「はぁ....すまん比企谷、俺桐崎のとこいってくるから小野寺のことよろしく」

「は?」

「もともとお前が頼まれたんだろ?よろしくな!」

『.....』

「じゃあやるか」

「う、うん!」

「まさか顔も水につけれないとかじゃないよな?」

「それは大丈夫!」

「ならまずバタ足からやるか」

「お、お願いします!」

....これは手繋がなきゃダメだよな

「じゃあ手つかむぞ?」

「う、うん」

ギュッ

....うわぁぁ!恥ずかしいよぉ!なんでこんなに柔らかいの!?しかもちょっと谷間見えてるんだよ!

「そ、それじゃあ始めるぞ」

「は、離さないでね?」

「わ、わかってるよ」

バシャバシャ

「いいぞ、その調子.....」

すると遠くの方から...

「は?」

ゴンッ

舞子が飛んできた。

バシャァァァァン!

「え?え?うわぁ!」

バシャァァァァン!

 

「...ったくなんでお前が飛んでくるんだよ」

「いやぁ、るりちゃんと遊んでたら、ね!」

「お前絶対ろくなことしてないだろ」

「ひどいなー!それじゃあ俺はまた行ってくるよ!頑張ってね!」

「あいつこりんな....小野寺大丈夫か?悪いな手離しちまって」

「だ、大丈夫!」

「ついでにちょっと休憩しよう」

「そうだね。.....あの、比企谷くん」

「ん?なんだ?」

「その、前にペンダント持ってたよね?」

「あぁ」

「それって誰かと約束した時にもらったって言ってたけど....相手の子のこと覚えてるの?」

「いや、全く。そもそも約束のこと自体忘れてたしな」

「そ、そうなんだ」

「それがどうかしたのか?」

「え?ううん!なんでもないよ!わ、私ちょっと飲み物買ってくるね!」

「あ、あぁ」

どうしたんだ?小野寺のやつ。そういや小野寺も鍵持ってたよな。

古びてたから家の鍵じゃないとするとなにか大事なものか?

....まさかペンダントにはまったりしてな。.....なんか気になってきた。

ん?これって小野寺の鍵だよな?こんな古びたのそうないし....

「比企谷くん、なにやってるの?」

「ん?宮本、それに桐崎も」

「...それ、女子更衣室の鍵なんだけど」

「....は?」

......まずい

「す、すみまゴフゥ!?」

 

「ご、誤解だ....」

というか桐崎のやつなんてパワーだよ。一条のやつこんなのくらってたのか。今度から優しくしてやろう。

「比企谷....さすがに」

「俺でもこんなことしないかな.-」

「ま、待て!誤解だ!女子更衣室の鍵なんて知らなかったんだよ!」

「そんなの信じるとでも?」

「....ま、待って!ひ、比企谷くんはそんなことしないよ!....多分」

「お、小野寺!」

ここに天使がいます!小町に続く天使がいます!

「...今回は小咲に免じて許してあげるわ。その代わりしっかり小咲を泳げるようにしてよ?」

「はい.....ありがとな、小野寺」

「別に気にしないで!」

結局分からんかったな....

 

 

水泳大会当日

「桐崎!ちゃんと準備運動しなさい!」

「あんたは私の親か!」

あいつら相変わらずだな。

「小野寺、練習を思い出せば大丈夫だ」

「うん!頑張るね!」

「宮本。すまんなビート版で泳ぐのが精一杯だった」

「え?あ、あぁまぁ大丈夫でしょ。....でもあの子昔から不器用なとこあるから、溺れたりしなきゃいいけど」

「溺れたりなんてそうそう...」

「誰か溺れてるぞ!」

『え?』

...あれは桐崎!?

「あのバカ!」

バシャァァァァ!

一条が即座に飛び込んだ。

「ぷはぁ!」

「楽!桐崎さん大丈夫か!?」

「わ、分からん!」

 

「ど、どうだ?集」

「.....息をしてない」

あの顔嘘だな。若干にやけてるし。

「な、なに!?」

「楽、人工呼吸だ」

「は、はぁ!?」

「まぁ恋人であるお前がやるのが当然だよな」

「ひ、比企谷まで!」

面白そうなので便乗しました。てへっ!

「....くっ....許せ桐崎」

ついに2人の唇が....

「んんっ.-」

あー、桐崎目覚めちゃった。

「!?なにやってんのよ!」

「ゴフゥ!?」

 

 

 

 

男子更衣室

「はぁ、散々な目にあった...」

「ドンマイ!楽!」

「元は集のせいだろ!」

「あはは〜」

「意識ないよりは良かったじゃねぇか」

「いや、まぁそうだけど....!お、おい比企谷」

「ん?なんだよ?」

「そ、その手にあるの....」

「ペンダントだけど?」

「ちょ、ちょっと見せてくれ!」

「ほら」

「.....鍵穴は少し違うけど....比企谷、これどこで!?」

「なんかそれよく聞かれるな。俺の家にあったんだよ。昔の約束がなんか関係してるって」

「....比企谷、俺も鍵穴は違うけどおんなじの持ってるんだよ」

「...は?」

「ほら」

「....そっくりだな。偶然じゃないのか?」

「いや、こんな変わったものそう偶然て同じものがあるとは思えない」

「ってことは俺と一条は昔から会ってたってことか?」

「そ、そうなるな」

「こりゃまたすごいね〜」

「ちなみに一条はなにか覚えてるのか?」

「いや、誰か女の子と約束したってことしか」

「そうか。俺なんて約束のことも忘れてたからまだいい方だな」

「そ、そんなことより!....ますます謎が深まる。なんで同じものが....」

「俺もそれは思うが今考えても仕方ないだろ?とりあえず帰ろうぜ」

「あ、あぁ」

一体どういうことだ?今は考えても仕方ないか。

 

 

続く

 

 


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