「「「おぉー!!!」」」
今日は楽達と海に来た。まぁ最初は当然断ったが海行かないと小町が口聞かないとか言うんだもん。
「じゃあ私たち水着に着替えてくるから用意よろしく〜」
「あいよ。八幡手伝ってくれ」
「はいはい」
「そっちもっと引っ張れるか?」
「こんくらいか?」
「なぁなぁ楽、八幡〜そんなことよりもっと周りを見渡そうぜ!そこらじゅうにナイスバディなお姉ぇさんがたくさん…」
「集も手伝えよ…」
「集だけテント入れねぇぞ」
「お待たせー」
女子陣が着替えを終え、戻ってきた。うん。これは目の保養になりますね。
「おっ!これはこれは…はぁ」
集は女子の水着を見ていき…宮本を見るとため息をはいた。あいつ絶対胸見てたな。
「ふんっ!」
「ぐふっ!」
あ、吹っ飛ばされた。
「ったく集のやつは…」
「楽様!どうですか?私の水着」
「お、おい!あんまりくっつくなよ!」
「いいではありませんか〜!」
「ちょっと万里花!あんまり楽に引っ付かないでよ!」
…楽そろそろ爆発しないかな。
「は、八幡くん」
「ん?小野寺」
「ど、どうかな…?」
「…に、似合ってるぞ」
「あ、ありがとう」
「ありゃ?誠士郎ちゃん今日は女の子らしい水着だね」
「お、お嬢が選んでくださったのだが…恥ずかしい」
「似合ってるぞ?」
「!う、うるさいばか!」
「なんで!?」
楽を1発ぶん殴りたい気分だ…
「それにしても相変わらず大きいわね〜…えいっ!」
「お、お嬢!?な、何してるんですか!?」
桐崎は突然鶫の胸を鷲掴みにした。…うらやまけしからんな。
「おぉ〜…あんたまたでかくなったんじゃない?」
「な、なってません!」
そういうことは男子のいないところでやって頂きたいですね全く。
どんどんやりなさい。
「冷たーい!鶫も早くこっち来なさいよ!」
「お嬢待ってください!」
「る、るりちゃん水かけないでよ!」
「それー」
「後なんでそんな棒読みなの!?」
「楽様、日焼け止めを塗っていただけませんか?」
「は!?」
「じゃあ俺が塗ってあげるよ〜!」
「あなたは今すぐ土に還ってください」
「ひどいな〜橘ちゃん〜」
騒がしいやつらだな全く…
ちなみに俺は浮き輪の上でプカプカ浮いております。
「それ!」
「どわっ!?…ぷはっ!…桐崎何しやがる」
「あんたももっと騒ぎなさいよ!海よ海!」
「お前らは騒ぎすぎなんだよ…ぶっ!」バッシャーン!
すると今度はどこからかビーチボールが飛んできた。
「俺らと海に来てのんびり出来ると思うなよ〜?」
「…集、てめぇ…うぉっ!?危ねぇな!楽まで何しやがる!」
「ははは!千棘!」
「おっけー!とりゃ!」
「どわっ!俺ばっか狙うな!」
「小咲、あんたどさくさに紛れて比企谷くんに抱きつきなさい」
「何言ってるのるりちゃん!?」
「じゃあ食事当番決めようぜ〜。みんなくじ引いてあたりが出たら食事当番!」
「はずれですわ」
「私もハズレだ」
「あ、私も」
「俺もだ」
「私もよ」
「じゃあ俺は…俺もハズレだな〜」
「…あたり」
「わ、私も」
結果、俺と小野寺が食事当番になりました。
どうしよう、嫌な予感しかしない。
「よし、じゃあ小野寺は材料の準備を頼む。俺が食材切ったりするから」
「私もやるよ?」
「大丈夫だ。小野寺は食材の準備とかを頼む。いいな?ほかは何もするなよ?」
「う、うん?」
「おぉー!美味い!」
「ほんと!あんた楽と同じくらい料理うまいんじゃない?」
「まぁ俺は目が腐ってること以外基本高スペックだからな」
「自分で言うのかよ…」
「それにしてもホントに美味しいですわ。今度料理教えて欲しいくらい」
「わぁ!綺麗!」
「おい集!花火こっちに向けるな!」
「綺麗ですわね〜」
今はみんな花火に夢中だ。まぁ俺は少し離れたところで休憩してるけど。
「八幡くん、隣いい?」
「ん?小野寺か。いいぞ」
「ありがとう。…今日は楽しかったね」
「俺は集達にボロボロにされたけどな」
「あ、あはは…もうすぐ夏休みも終わっちゃうね〜」
「そうだな。宿題やったか?」
「うん、八幡くんも?」
「俺は最初の方に終わらせておいたからな」
「さすがだね」
「…」
「…」
「…ねぇ八幡くん」
「なんだよ?」
「……キス、してもいい?」
「………え?は!?」
い、今小野寺なんて言った!?き、キス?接吻!?口づけ!?
「…!!!!い、いい今のなし!!い、今のはつい考えてることが出ちゃったというか!と、とにかく今のは忘れて!!あ!わ、私先戻ってるね!それじゃ!」
「あ、おい…」
猛スピードで戻ってたよ…それにしても、なんで小野寺のやつ急にあんなこと言ったんだ…?
続く