捻くれ少年のラブコメディ   作:リヨ

18 / 35
読者様専用のtwitterアカウントを創設しました!
活動内容なども更新する予定なのでよろしければフォローお願いします!
ユーザー名 @youlkmen_writer


番外編 新婚生活!?

「ふわぁぁぁぁ......おはよう」

「あ、おはよう八幡くん!朝ごはんもう少しで出来るから」

......あれぇ?どうして小町じゃなくて小野寺の声が聞こえるんだ?

ここ俺の家だよね?

俺は目の前の光景を再認識するために目を凝らしてキッチンを見てみる。.........裸エプロンの小野寺が立っていた。

「ちょっと待て、小野寺なんだその格好は!?」

「お、男の人はこういうの喜ぶってネットに書いてあったから....」

「それ絶対いかがわしいサイトだから!」

「あと小野寺じゃなくて小咲!」

「あー、そうだったな小咲.....じゃなくて!服を着ろ!」

「.....嫌だった?」

「むしろ襲いたいくらいエロくて男としては最高です。.....ってそうじゃない!とにかく服を....」

「.....襲ってもいいよ?」

......は?何を言ってるんですか?襲ってもいいって言ったこの子今。

「いや、襲ってもいいってお前」

「私達夫婦なんだし....そ、そういうこともやっぱりするだろうし」

「夫婦だもんな.....って違う!夫婦!?俺達がか!?」

「?どうしたの?体調悪い?」

待て待て待て。俺と小咲が夫婦!?なんだこの状況は!?夢か?夢なんだな!うん、夢!夢じゃないとこいつがこんな恥ずかしいことするわけないし。まず俺こんな突っ込むキャラじゃないし。

「俺は大丈夫だから、とにかく服を着てくれ。......そ、その小咲の体は大事な時だけ見たいからさ」

「わ、わかった」

何を言ってるんだ俺はぁ!?もうやだ.....でも少し結婚生活を体験してみたい。まぁそのうち目覚めるだろ。

「あ、そうだ!前言ってた約束、今日にしない?」

 

なんかやってまいりましたショッピングモール。まぁ小咲といるのは楽しいし今は夢の中を楽しむとしよう。

「はい、あーん♪」

「あ、あーん」

おい待て、夢の中で俺こんなことしてんの?

「美味しい?」

「.....美味しい」

「よかった!じゃあ八幡くんのも一口もらっていい?」

「あぁ。ほら」

「あーん」

「......」

これ俺もやらなきゃいけないのか。仕方ない、これは夢だ。

「あ、あーん」

「....うん!これもすごく美味しい!」

「そりゃよかった」

「あれ?小咲ちゃん!?」

「え?あ!千棘ちゃん!」

目の前に現れたのは桐崎と楽だった。

「千棘ちゃん達もデート?」

「えぇ、まあね」

「何お前ら、まだ偽恋人役やってるのか?」

「何言ってるんだ八幡?俺達は結婚しただろ。披露宴も呼んだじゃないか」

......つまり夢の中では偽恋人だったのが本物になってたわけか。

このふたりがくっつくとはね.....待てよ、集とかは.....

「な、なぁ、集って結婚したっけ?」

「え?まだだろ?宮本にまだアタックしてるって」

「でもるりちゃん、満更でもないみたいだよ?たまにあって話する時とか舞子くんの話が多いし」

おぉ、なんか宮本のそんなところ想像出来ないわ.....

「あ、私達そろそろ行くわね」

「うん。またお茶しようね千棘ちゃん」

「八幡、またな」

「おう」

 

 

 

「いやー、楽しかったね!久しぶりのデート!」

「まぁそうだな」

久しぶりって俺は何か忙しい仕事でもしてるのか?

「次のドラマ主役なんでしょ?頑張ってね!」

......ど、ドラマぁ?

「おれってもしかして俳優とか言わないよな....」

「何言ってるの?俳優でしょ?あ、でも最近はドラマとか多いし役者さんとかかな?」

オーマイゴッド.....俺が芸能人って、めちゃくちゃだなこの世界。

「あ、あのさ。2人で一緒にいられるのもあまりないし.....お風呂一緒に入らない?」

 

 

 

 

「.......」

どうしてこうなった。今は小咲と混浴中。いや訳分からん。

そして今のこの態勢はなんだ?俺の股の間に小咲が座っている状態だ。俺こんなの耐えられないよ!

「えへへ」

小咲はすごい嬉しそうだ。もう俺夢醒めなくてもいいかも。

「八幡くんおっきくてあったかい.....」

「......そりゃ男だから女よりは体つきは大きいだろ」

「そうなんだけどね.........は、八幡くん、あ、あたってる.....」

「え?......す、すまん!!」

いつの間にか俺の息子が興奮していたらしい。仕方ないじゃん!心は高校生男子なんだから!理性抑えるのに必死なんだよ!?

「......八幡くん.....っ」

すると、突然小咲はこちらを振り向きキスをしてきた。

「えへへ。久しぶりにしちゃった」

......ごめん。俺もう限界。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.....朝か」

結局あの後も目覚めぬまま最後までイってしまった。

いや普通こういうのっていいところで目覚めちゃうとかでしょ?

最後までいっちゃったんだけど。もうこれから小咲と会う時どう接すればいいかわからんぞ。

 

「あ、八幡!」

「うっす」

「あ、は、八幡くんおはよう....」

「お、おう.....」

「?なんで八幡も小野寺も顔赤いんだ?」

「平常心平常心....」

「顔合わせられないよぉ....」

『???』

 

 

終わり


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。