バディファイトLoveLive!   作:ヤギリ

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ワールドバディマスターズ 編
知らせ


黒き雷神との戦いから、約1ヶ月と2週間が経った。

つい先月の事なのに、黒い雷の事を人々は徐々に気にしなくなっていた。今日このごろ………

 

 

放課後………

 

音ノ木坂学院 バディ部室

 

μ'sはいつも通り、部室に集まって放課後を過ごしていた。

 

 

海未「………」カリカリ

 

ことり「………」カリカリ

 

真姫「………」カリカリ

 

花陽「………」カリカリ

 

穂乃果「ふぁ〜………」グデ〜

 

凛「にゃ〜………」グデ〜

 

 

3年生を除く6人は部室で、課題(宿題)に励んでいた。その内2人は退屈に任せて怠けていた………

 

 

穂乃果「う〜、ひ〜ま〜だ〜よぉ〜………」

 

凛「退屈だにゃぁ〜………」

 

海未「穂乃果、凛、ボヤく暇があるなら早く課題を終わらせなさい!」

 

穂乃果「だって〜!退屈なんだも〜ん!」

 

凛「暇だにゃ〜〜!」

 

真姫「もう、うるさいわね!退屈で暇なら、尚更課題やりなさいよ!花陽なんて、もう課題終わらせてパソコンいじってるわよ。」

 

凛「でも………」

 

真姫「はぁ…仕方ないわね。分からないところがあったら教えるから、課題終わらせるわよ。」

 

凛「いいの⁉︎真姫ちゃんありがとにゃ〜!」

 

真姫「まったく、調子いいんだから」

 

 

穂乃果「………、海未ちゃん!穂乃果も課題やるから教えて!」

 

海未「穂乃果………、ふふふ………」

 

穂乃果「海未ちゃん!」パァァ

 

海未「お断りします。自分の力でやりなさい。」

 

穂乃果「海未ちゃんの鬼ーー!悪魔〜!………ことりちゃ〜〜ん!」

 

ことり「穂乃果ちゃん、よしよし、ことりが教えてあげるね?」

 

穂乃果「ことりちゃんは天使だよ〜〜、海未ちゃんとは大違い!」

 

海未「ことりは穂乃果に甘過ぎます!全く穂乃果は昔から………!」

 

穂乃果「何よ〜海未ちゃんだって〜〜!」

 

海未「何ですか!」

 

 

穂乃果と海未が言い合いをしてしていると、部室のドアが開いて、3年生の3人が部室に入ってきた。

 

 

絵里「相変わらず騒がしいわね。穂乃果、海未。」

 

希「廊下まで響いてたで?」

 

にこ「……………」

 

ことり「3人はどうして遅れたの?」

 

絵里「ああ、私達はほら、受験生だから。」

 

希「最近いろいろあったから、みんなとの遅れを取り戻さないと……な?にこっち?」

 

にこ「え、ええ……そうね………」

 

 

希の手の動きに反応して、にこは胸を隠して答える。

 

 

真姫「にこちゃんに何があったかは、なんとなく分かるわ。お疲れ様、にこちゃん………。」

 

にこ「ありがとう……真姫ちゃん………」

 

 

海未「絵里からも穂乃果に言ってください!」

 

穂乃果「絵里ちゃんを味方につけるなんて海未ちゃんずるい!」

 

絵里「ふふふ…、もう……」

 

 

すると突然………

 

 

花陽「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

突然、花陽が叫び出した。

 

 

凛「かよちん!どうしたにゃ⁉︎」

 

真姫「どうしたのよ?」

 

花陽「た、大変です………!」

 

絵里「何かあったの?」

 

花陽「何かあったなんてものではないです!皆さん、見てください!」

 

μ'sのみんなはディスプレイを見る。すると……、驚くべき、衝撃的な情報が掲載されていた!

 

ーーー

 

『第1回 ワールドバディマスターズ JAPAN CUP』

11/20日開催!

バディファイトの全ワールド最強を決めろ!

 

大会形式

 

各ワールド別にトーナメントを開催、そのトーナメントで優勝したファイター同士でワールドNo.1を決める。

 

 

ドラゴンワールド トーナメント

 

デンジャーワールド トーナメント

 

マジックワールド トーナメント

 

カタナワールド トーナメント

 

エンシェントワールド トーナメント

 

ダンジョンワールド トーナメント

 

レジェンドワールド トーナメント

 

ヒーローワールド トーナメント

 

ダークネスドラゴンワールド トーナメント

 

スタードラゴンワールド トーナメント

 

 

この10ワールドのトーナメントを生き残った、各ワールドの代表が本戦に出場し、優勝したワールドがNo.1になる!

 

ーーー

 

凛「なんか凄い事が書いてるにゃ!」

 

にこ「全ワールドのNo.1……ね〜……」

 

希「ふーん、なんか面白そうやん!」

 

絵里「もし、ワールドNo.1になったら、何か貰えるの?」

 

穂乃果「そこが重要だよ!」

 

海未「穂乃果………」ジト--

 

花陽「ちょっと待ってください………えーと………」

 

 

花陽はサイトのカーソルを下げていく………

 

 

花陽「ありました!優勝賞品は………」

 

8人「賞品は………?」

 

花陽「世界に1枚だけの特別なカード『オリジンカード』です!」

 

ことり「世界に1枚の特別なカード………?」

 

海未「オリジンカード……?」

 

凛「なんか凄そうだね。」

 

穂乃果「よし!出よう、この大会に!」

 

にこ「私達はそろぞれ別ワールドを使うからね。ワールド別のトーナメントに分かれるけど、たまには個人単体戦の大会に出て戦うのも良いかもね。」

 

希「せやな、たまにはみんなと賞品狙いで本気出してファイトしたいしな。」

 

真姫「上等じゃない。私も参加するわ。デンジャーワールド最強は私よ。」

 

絵里「決まりね!この内の誰が優勝しても、オリジンカードを手に入れるわよ!」

 

μ's「おーーー!!」

 

ーーー

 

歌ノ森学院 バディ部室

 

歌ノ森学院バディ部員の 盛谷 サツキ、高宮 惇希、深山 奏の3人もパソコンのディスプレイを見つめていた。そう、彼らも知ったのだ。

 

『第1回 ワールドバディマスターズ JAPAN CUP』の事を………

 

 

サツキ「ワールドバディマスターズか………」

 

奏「ふ〜ん、全ワールドNo.1を決める……ね〜」

 

惇希「優勝賞品は、世界に1枚だけの特別なカード、だって!」

 

サツキ「世界に1枚、相当価値がありそうだね。」

 

惇希「何か楽しそう、出てみようよ!」

 

サツキ「そうだな。それに、これだけ規模の大きい大会なら、μ'sのみんなも参加しそうだな。」

 

奏「ラブライブ!に優勝した、現スクールバディ最強チーム μ's………、ふふふ………良いわ、出てみようじゃない!ワールドバディマスターズ!」

 

ーーー

 

???

 

「オリジンカード………、まさか大会の景品にするとはな………、考えたものだ。」

 

「そのオリジンカード?って、そんなに凄いカードなんすか?」

 

「オリジン、起源や発端と言った意味があるわ。」

 

「ああ、そしてそのカードを手にした者は、あらゆる原初を生む事ができるのだ。」

 

「マジ?やっべ欲しいわ!」

 

「咎咲さん。」

 

咎咲「我々はなんとしても、オリジンカードを手にする。バディファイトの………新たなワールドの創造主になるのだ。」

 

 




今回も感想を是非‼︎


μ's編 新章 開始です!

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