黒雷島の神殿
頼那「どうやら7人衆は全滅したみたいだね?」
雷神「ああ……、だが彼らの働きのおかげで、だいぶ力が集まって来た。さあ、後一歩で、我は新たな雷神へと進化する……」
頼那「ふふふ…!さて、最後の刺客に、みんなびっくりしちゃうかな?」
ーーー
時間を10分ほど遡って……μ'sのみんなが終焉7人衆と対峙している時、穂乃果とサツキは神殿を目指して走っていた。
穂乃果「っはぁ……っはぁ……っはぁ……」
サツキ「はぁ……はぁ……はぁ……、疲れたな……少し休もうか?」
穂乃果「うん……、でも……!早く絵里ちゃんを……!」
サツキ「穂乃果ちゃん。確かに僕達はみんなから絵里ちゃんの事を頼まれた……、でも、疲れて倒れたんじゃ意味は無い。休みながらでも、焦っちゃダメだ……休もう。」
穂乃果「……うん、分かったよ。」
サツキ「……にしても、穂乃果ちゃんは本当に絵里ちゃんが好きなんだな〜」
穂乃果「うん!穂乃果は、絵里ちゃんに憧れてたから。」
サツキ「そうなのか」
穂乃果「うん、穂乃果が最初に絵里ちゃんとファイトした時は、「ちょっと怖そうな人だな」って思ったけど……、でも、ファイトで絵里ちゃんの心を知ってから、絵里ちゃんは「凄く優しくて、かっこいい人だな!」って知った。絵里ちゃんは誰よりも皆の事を思ってる。絵里ちゃんの優しさが、私達μ'sを輝かせてくれた。そんな絵里ちゃんに凄く感謝してるんだ!だから私は、私達は必ず絵里ちゃんを助けるんだ。穂乃果1人でも、必ず……!」
サツキ「……そうか……。僕は絵里ちゃんと会って3〜4日程度しか経ってないけど、でも……」
ザッ!
サツキ/穂乃果「⁉︎」
穂乃果とサツキが足音に気づいて振り向いた時、そこにフードを被った人物がいた。
サツキ「刺客……⁉︎まだ居たのか!」
新たな刺客が現れた時、突然強い風が吹く。そして刺客のフードが外れた時、穂乃果とサツキは驚愕した……!
ーーー
神殿
頼那「ふふふっ!以外なゲスト参加に驚いてくれたかな?」
ーーー
穂乃果とサツキの前に立っていた刺客の正体は………
絵里「…………」
穂乃果/サツキ「絵里ちゃん⁉︎」
絵里「………」
穂乃果「絵里ちゃん、無事だったんだ!良かった〜〜」
サツキ「待って穂乃果ちゃん、なんか様子が変だ……」
目の前にいる絵里の目には光は無く、まるで感情の無い人形を前にしている感覚だ。
『ふふふっ!以外なゲスト参加に驚いてくれたかな?』
サツキ「この声は……、頼那ちゃん!」
穂乃果「頼那ちゃん!どこにいるの⁉︎」
頼那『私はずっと神殿内にいるよ?今は雷神様の力でお話ししてるんだ!』
サツキ「絵里ちゃんは人質じゃなかったのか?」
頼那『人質だったよ?でも、絵里ちゃんもただ待ってるだけじゃ退屈だと思って、お祭りに参加してもらったの。少し手を加えてね。』
サツキ「さっきから……何言ってるんだ!こんな戦いが……祭りだと⁉︎」
頼那『そんな怒らないでよ〜……、私はただ、バディである雷神様の為に力を集めてるだけなんだから。』
サツキ「つまりは、雷神の為の祭りだと……?」
頼那『そーだよ。会話は終わり!ほら、ファイトして勝たないと、絵里ちゃんは解放されないよ。絵里ちゃんを助けるんでしょ?』
サツキ「待ってくれ!頼那ちゃん!」
穂乃果「頼那ちゃん!」
頼那『………さっきも言ったけど、私達に会いたかったら神殿に来なよ。先に着いた方とファイトしてあげる……。じゃあ神殿でね〜!』
それから頼那の声は一切聞こえなくなった……
絵里「穂乃果……、サツキ……、ファイトよ……。」
サツキ(絵里ちゃんは操られているだけだ……、僕は……、僕が絵里ちゃんを助ける……!)
穂乃果「絵里ちゃん、なら穂乃果が……!」
サツキ「待って……、穂乃果ちゃんは先に行ってくれ。絵里ちゃんとは、僕がファイトする!」
穂乃果「え?でも……」
サツキ「絵里ちゃんに、伝えたい事があるんだ。ここは僕に任せてくれ。」
穂乃果「サツキ君……」
サツキ「早く行け!頼那ちゃんを頼むよ。」
穂乃果「うん。分かった!」
穂乃果は神殿に向かって行った……
サツキ「じゃあ絵里ちゃん、僕とファイトしよう。」
絵里「サツキが相手ね。良いわ……ファイトよ。」
サツキ「星の帝王よ、彼女の心に僕の思いを!ルミナイズ!〈ヴィクトリー・スター〉」
絵里「終焉の力よ、消して消えない黒き炎を……ルミナイズ……〈終焉の炎王〉」
オープンTHEフラッグ
サツキ「スタードラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
絵里「エンシェントワールド……」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
次回、サツキ vs 絵里……!
今回の感想も是非!
今回は宣伝は無しです。