バディファイトLoveLive!   作:ヤギリ

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絵里を助けに!

突然襲撃して来たボルトとのファイトに勝利した絵里、だが、全ては雷神の思惑の内だった。『終焉騎』を使い刺客を送っていたボルトすらも雷神の操り人形だったのだ。完全に復活した雷神は頼那を操り、さらに絵里を人質にサツキ達に挑戦を仕掛け、決戦の地へと消えてしまう。

 

ーーー

 

黒雷島

 

 

絵里「う……う〜〜ん……」

 

頼那「あ、絵里ちゃん!目が覚めた?」

 

絵里「頼那……?ここは……?」

 

頼那「ここは黒雷島だよ!」

 

絵里「は…!穂乃果、サツキ?皆んなは⁉︎」

 

頼那「大丈夫だよ絵里ちゃん、穂乃果ちゃん達は絶対に助けに来るから、安心して待ってると良いよ。あ、でもただ待ってるだけじゃ退屈

だよね?」

 

絵里「え?」

 

頼那「絵里ちゃんにも、お祭りに参加して貰おうかな〜。どう?雷神様?」

 

雷神「そうだな、マシな余興にはなるかもしれないな……。」

 

ーーー

 

一連の出来事の後、サツキとμ's達は一度サツキの家に集まっていた。

 

 

サツキの家

 

サツキ「まず、今までの事を整理しよう。」

 

海未「そうですね。」

 

にこ「確か、1番始めに頼那を見つけたのが絵里とあんた……サツキだったわよね?」

 

サツキ「ああ、あの時は絵里ちゃんとは初対面だったけど、協力して頼那ちゃんを保護したんだ。」

 

花陽「そして、私達ともサツキ君は出会ったんだよね?」

 

ことり「あの時はびっくりしたな〜、絵里ちゃんの家に男の子が来たんだもん〜!」

 

真姫「ほんとよ、あの絵里が男を家に呼ぶなんて、予想もしなかったわ!」

 

凛「海未ちゃんショックで倒れてたにゃ!」

 

海未「り、凛!」

 

サツキ「あ……ははは……」

 

希「皆んな、話しが脱線しとるよー、まあなんやかんやで頼那ちゃんの話しを聞いたウチらは頼那ちゃんに協力する事にしたんや。」

 

サツキ「だがその矢先、ボルトが『終焉騎』の力を使い、関係ない人達を刺客として頼那ちゃんの持つ〈黒き雷神〉を何度も奪おうとしたんだ。まあ返り討ちにしてやったが……。」

 

穂乃果「サツキ君凄いよね〜!1人でほとんどの刺客を皆んな倒しちゃったんだよね?」

 

にこ「ほんと、実力だけは認めてやらないでもないわ!」

 

サツキ「ありがとう。けど僕が1番気にくわないのは、永里先輩や、淳希をも利用して襲いかかって来た事だ……あれが1番怒ったよ。」

 

海未「そうですよね……、自分の学校の生徒まで操って来るなんて、私がサツキと同じ立場でも怒っています……」

 

サツキ「そして、さっきの事だ。ついにボルトが直々に襲いかかって来て、絵里ちゃんがファイトをしたんだ。」

 

希「結果は絵里ちの勝利。これで全てが終わった……!と、思ったんやけど……」

 

真姫「事態は予想の斜め上を行ったわね。」

 

サツキ「うん。全ては完全な復活を目的とした雷神の自作自演、一連の出来事も、ボルトですら雷神の操り人形だった。」

 

希「そして、頼那ちゃんも雷神様に洗脳された挙句、絵里ちを連れ去ってしまいおった。」

 

ことり「確か……『黒雷島で待つ』って言ってたよね?」

 

海未「黒雷島……?聞いた事のない島ですね……」

 

穂乃果「そんな事言っても、居場所は分かってるんだもん!絵里ちゃんを助けに行こうよ!」

 

真姫「ちょっと待って穂乃果!居場所は分かってても、そんな島見た事も聞いた事も無いのよ?仮にそんな島があったとしても、どうやってその島を見つけ出して行くつもり?」

 

穂乃果「そ、それは〜………」

 

サツキ「でも、雷神はこんな事も言っていた。『雷鳴轟く下で唱えるがいい、『雷送』と……』」

 

希「それって、その黒雷島に行くヒントなんかな〜」

 

サツキ「多分ね、実際に頼那ちゃんは『黒雷島で待つ』と言っていた。そこまで誘いをかけておいて、島が存在しない訳がない……。多分、この『雷送』って言葉がその島に行く手段なんだろう。」

 

穂乃果「そこまで分かっってるなら!今すぐ絵里ちゃんを助けに行こうよ!」

 

海未「穂乃果、少し落ち着きなさい!たとえその島に辿り着いたとしても、罠が仕掛けられてないとは限りません!」

 

穂乃果「う………、で、でも!」

 

サツキ「穂乃果ちゃん、君の気持ちも分かる。誰も絵里ちゃんを助けないとは言ってないよ。」

 

穂乃果「え?」

 

サツキ「ただ、今日はもう遅い。居場所も行く手段も分かってるんだ。焦る必要はないよ。」

 

希「せやな。敵さんも律儀に待ってくれるんや、今日は休んで、明日に備えよう。」

 

にこ「絵里なら心配しなくても大丈夫よ、そんなヤワな子じゃないもの……。」

 

真姫「そうね。きっとピンピンしてるわ。」

 

凛「凛達も絵里ちゃんを信じてるにゃー!」

 

花陽「うん!」

 

ことり「絵里ちゃんを助けに行く為にも、今日は休も?穂乃果ちゃん。」

 

海未「絵里は私達の大切な仲間です。穂乃果、今日だけは耐えてください。」

 

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん……、うん!分かったよ。穂乃果も絵里ちゃんを信じて休むよ。」

 

サツキ「みんな、明日は激しい戦いになるかもしれない。けど、必ず絵里ちゃんを助けよう!」

 

8人「うん(はい)(とうぜんよ)!」

 

 

そして皆んなサツキの家を後にする………

 

 

希「なあサツキ君……」

 

サツキ「ん?どうしたの、希ちゃん」

 

希「正直に答えてほしいんや」

 

サツキ「?」

 

希「サツキ君は………絵里ちの事、どう思ってるん?」

 

サツキ「どうって………?」

 

希「正直に!」

 

サツキ「!…………そうだな………、最近、いろんな事を考える時に頭の片隅には、いつも絵里ちゃんが居るんだ……。とても愛おしくて、優しい存在………、出会ってまだ1週間も経っていないけど、こんな気持ちは初めてなんだ。多分、僕にとって初めての『一目惚れ』なんだと思う……。」

 

希「そっか……、うん!正直な答えを聴けて安心したわ〜!ほな、また明日な、サツキ君!」

 

サツキ「ああ、また明日!」

 

ーーー

 

 

そして……、翌日!

 

 

サツキの家の前には、μ'sの8人が集まっていた。

 

 

サツキ「じゃあみんな、準備はいいな?」

 

μ's「うん!」

 

サツキ「よし、行くぞ!」

 

 

サツキ/μ's「『雷送』‼︎」

 

 

唱えた瞬間、黒い雷が全員を包み込んだ。一瞬、全員その場から消えていた……。




次回、絵里を助ける為に、サツキとμ'sが黒雷島へ殴り込む!、



投稿日より、
明日!3月15日(木) ついに3DS版 バディファイトのゲーム第3弾が発売になります。ありがと〜〜〜〜う‼️

リアルではバッツ編のカードは1枚も触れていませんが、ゲームでなら完全無料でバッツ編までのカードを自由に触ってデッキを組む事ができます!こんなに嬉しい事はない……(涙)!しかも通信プレイで全国のファイターともファイト出来るのでほんとに楽しみです!

もしかしたら、サンシャインの方ではバッツ編のカードを(サポート程度ですが……)使う事があるかも知れません!
このゲーム1つで俺の今までのバディファイトの世界が一瞬で広がるでしょう!(皆さんからしたら、今更かよ……って思うかも……)
とにかく、一年遅れですが、やっとバッツのデッキやアトラのデッキやカオスのデッキなどに触れられて嬉しいです!


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