歌ノ森学院高校……、創立55年にもなる伝統ある男女共学の高校である。これは知られてない事だが、音ノ木坂学院高校とは姉妹校である。
盛谷サツキは、歌ノ森坂高校の2年生である。
彼は高校1年の時に他の学校から編入して来たが、彼の気さくな性格が功を奏し、クラスに馴染むのはそう時間がかからなかった。
ーーー
歌ノ森学院高校
放課後、サツキはいつものようにバディ部室に立ち寄っていた。
サツキ「お疲れ様でーす。」
???「お、おつかれぇ!盛谷サツキ君!」
深山 奏
歌ノ森学院の3年生でバディ部の部長であり、チーム「ニューホープ」のリーダーである。
サツキ「お疲れ様です。深山先輩」
深山「むう……、サツキ君、私の事は名前で呼んでも構わないと言っているでしょう。」
サツキ「すいません、慣れないもので……」
深山「サツキ君、私達はバディチームだぞ。より良い信頼関係やチームワークを磨く為にも、互いを名前で呼び合うと決めたでしょう。」
サツキ「それ決めてまだ1週間ぐらいしか経ってないでしょう。先週突然決めるから、まだ慣れてませんよ」
深山「慣れないなら尚更よ。ほれ、呼んでみたまえ」
サツキ「みや……、奏先輩……」
奏「うむ、よろしい!ところで、淳希ちゃんはどうしたの?」
サツキ「ああ、淳希なら補習で………」
その時、部室のドアが勢いよく開いた。
???「おまたせしました〜〜!高宮淳希、補習を終わらせて来たであります!」
高宮淳希
サツキの同級生でバディチーム「ニューホープ」のメンバー。歌ノ森でサツキの初友である。3年の深山 奏とは幼馴染み。
奏「お、噂をすれば……、補習おつかれ〜淳希ちゃん!」
淳希「お疲れ様です。奏ちゃん!「噂をすれば」って……サツキ君、私の噂をしてたの?」
サツキ「いや……、別に……」
淳希「嬉しいな〜〜!」
奏「さぁ、そろそろ特訓を始めるわよ!」
そして、バディ部の特訓が始まる。
奏「ではサツキ君、私と淳希のどちらとファイトするか選びたまえ。」
サツキ「僕が選ぶんですか?」
淳希「サツキ君に選んでもらいたいの〜!」
サツキ「じゃあ……みや……奏先輩…、ファイトしましょう。」
奏「よし!あとサツキ君、学年は下でも同い年でしょう?敬語じゃなくても良いわよ。」
サツキ「そんな訳にも……」
奏「うーむ、まあいい、今はファイトを始めるか……」
サツキ「はい」
サツキ「星よ、光よ、僕に勝利を!ルミナイズ!〈ヴィクトリー・スター〉」
奏「星が導く自然の力は、全てを卓越する強大な力!ルミナイズ!〈プラネット・ガイスト〉」
オープンTHEフラッグ
サツキ「スタードラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
奏「レジェンドワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
奏「時にサツキ君、今日のファイトは特別ルールでもいいかい?」
サツキ「特別ルール?」
奏「そう、もしこのファイト中に君が敬語を使った場合、君はライフを1失う。」
サツキ「はあ⁉︎」
奏「辛抱してくれ、これもチームの信頼関係を向上させる為の尊い代償よ。」
サツキ「いやいや、不公平でしょ!」
奏「ん?そうね、サツキ君だけペナルティは不公平だね〜、なら、私も君に敬語を使ったらライフを1失う、これで同じでしょ?」
サツキ「ま、まぁ…、確かに………ん?ちょっと、奏先輩が僕に敬語を使う事なんて無いだろ!不公平に変わりな……!」
奏「では始めよう。私のターン!」
サツキ「おいコラ!」
奏「チャージ&ドロー!」
◼️手札6/ゲージ2→3
奏「ライトにバディコール(LP10→11)!〈導きの星神 アストリクス〉!」
◼️手札6→5/ゲージ3→2
導きの星神 アストリクス
星/神
サイズ2/攻6000/防3000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ1払う。
◼️このカードが君のレフトかライトにいるなら、君の場の〈星〉のモンスター全ては相手のカードの能力で破壊されない。
◼️【対抗】相手の攻撃中、君の手札を1枚捨てる。捨てたら、このカードに攻撃の対象を移して、このカードの攻撃力+3000、防御力+3000して、【反撃】を得る。この能力は1ターンに1回だけ使える。
奏「さらにレフトに〈星神の下僕 アストロン〉をコール!」
◼️手札5→4
星神の下僕 アストロン
星
サイズ2→1/攻5000/防2000/打撃1
◼️君のバディモンスターが〈星〉なら、場のこのカードのサイズを1減らす。
◼️"星の熱光"相手のメインフェイズの開始時に相手にダメージ1!
◼️【対抗】君の星のモンスターがバトルで破壊される時、ゲージ1払って、ライフ1払う。そのモンスターを君の場に残せる。
奏「バトル!導きの星神アストリクスで、サツキ君に攻撃!打撃2!」
サツキ「うぉっ」LP10→8
奏「ターンエンド!」
◼️手札4/ゲージ2/LP11
サツキ「僕のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
奏「星神の下僕 アストロンの能力!サツキ君のメインフェイズ開始時に相手にダメージ1!」
サツキ「ぐっ……」LP8→7
サツキ「ゲージ3払いバディコール(LP7→8)!〈星帝竜アポカドラス〉!」
◼️手札7→6/ゲージ3→0
星帝竜 アポカドラス
ネオドラゴン
サイズ3/攻7000/防5000/打撃2/【貫通】【ソウルガード】
サツキ「アポカドラスの能力!ドロップゾーンから〈竜装機 エルガーカノン〉をアポカドラスに【星合体】」
アポカドラス
◼️攻7000→9000
◼️打撃2→3
サツキ「さらに〈竜装機 スロウィング〉をコール!そして【星合体】」
◼️手札6→5
アポカドラス
◼️攻9000
◼️打撃3
◼️攻撃時、自分のセンターが無ければゲージ+1
サツキ「いきますよ!」LP8→7
サツキ「って……、何で⁉︎」
奏「サツキ君、今敬語だったでしょ?言ったじゃない、敬語を使ったらライフを1失うってね〜。」
サツキ「本気だったのか……、仕方ない、バトルだ!アポカドラスで奏先輩に攻撃!僕のセンターにモンスターが無ければゲージ+1!打撃3だ!」
◼️ゲージ0→1
奏「うぁぁ!」LP 11→8
サツキ「ターンエンド……だ!」
◼️手札5/ゲージ1/LP7
ギャグ回ってどう書けばいいんだろう……