やはり俺の私の青春大学ラブコメは間違っている。   作:久谷見志乃

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皆さん、
明けましたおめでとうごさいました。

一ヶ月近く投稿しないのはまずいということで
久々の投稿です。

今回からオリジナルキャラクターが出てきます。
無理な方は後退推奨。

と。
ネタバレはこれくらいにして。
この前友人とこんな話をしました。
自分「こないだ一人焼き肉したからさ俺もうあと一人プールと一人海やったらまじでプロ名乗ってもいいと思ってんだよ。お金とってもいいと思ってるんだよ。」
友人「お前(笑。頑張れ(笑。」
自分「頑張…。…いや。待てよ…。一人夢の国とかの方がぼっち指数高くね?」
友人「笑。それはやばい(笑。それやったらプロ認めてやるわ(笑。」
自分「まじか!よっしゃ!こんどやってくるわ!!」

この会話決定的におかしい。


6話:そして彼女らは出会う。

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

朝目が覚めると

朝日が照らして

とても目覚めが良かった。

 

 

いろは「ん…。」

 

 

八幡「お。起きたか。そろそろ起こそうと思ってたんだがな。」

 

 

いろは「…あ。先輩おはようございます。」

 

 

 

そっか。

私先輩の部屋で寝てたんだった。

目覚めが良いのはそのお陰かな。

 

 

いろは「…。先輩今何時です?」

 

 

八幡「8時前だが。」

 

 

いろは「…。そーですか。8時前ですか。…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろは「8時前!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「うぉ!?…朝から叫ぶなよ。」

 

 

いろは「ヤバイですヤバイです!」

 

 

八幡「何?やっぱりお前一限からあるの?」

 

 

いろは「やっぱりって思ってたんですか!?」

 

 

八幡「そりゃ一年だし単位詰めてそうだったし。」

 

 

いろは「そうですよ!単位詰めてますよ!そして一限からありますよ!」

 

 

八幡「だから早めに起こそうとしてやったじゃないか。実際起こしてないが。」

 

 

いろは「早め!?こんな時間有って無いようなもんですよ!」

 

 

八幡「は?ここから学校までかかっても20分だぞ?」

 

 

いろは「…。先輩…。」

 

 

八幡「なんだよ。」

 

 

いろは「先輩の準備の時間と女の子の準備の時間を一緒にしないでくれます?」

 

 

八幡「お前は女代表か。」

 

 

いろは「話逸らさないでくれます?女の子は最低でも1時間の準備時間が必要なんですよ?最低でもですよ?勿論そのあとの予定とかでそのラインは変わりますがどんなに時間がなくても1時間。普通なら2時間は必要なんです。それをことあろうかおおよそ30分で準備しろと?どこぞのおばあさんでも女の子に対してはそんなこと言いませんよ?なんですかそれは遠回しに俺と同じように時間を過ごせみたいな感じで迫ってるんですか?準備も言葉も二重で無理なんでごめんなさい。」

 

 

八幡「長ぇよ。ビックリしたわ雪ノ下かと思ったわ。あとさりげなく振るなよ傷つくだろ。」

 

 

いろは「…。まぁ多少意識しましたけど。」

 

 

 

ちょっとした確認のため。

先輩の中にまだあの二人がいるかどうかの。

でもやはり。

私が思ってた通りで私が望んでない通りの結末。

 

 

雪ノ下先輩がすぐ出てきて

結衣先輩がいないはずがない。

 

 

 

先輩の中には

由比ヶ浜結衣。雪ノ下雪乃。

その二人は今も変わらずいる。

 

 

 

否が応でも

そこを考えられずにはいられない。

 

 

高校生だったあの頃。

奉仕部だったあの3人。

そこを幾度となく踏み込んでいったものの

あの3人の関係に割り込めずいた。

 

 

だから望まずにはいられない。

 

 

あわよくば

卒業と同時に少しでも関係が空いてしまっていたらと。

 

 

勿論。

結衣先輩とは時々連絡を取ってはいるけど。

こちらから先輩のことを話題には出さないし

向こうからも話題にはされない。

 

 

だから。

ちょっとした確認。

 

 

 

八幡「…意識したのかよ。てかお前が雪ノ下のこと覚えてたことに驚きだ。」

 

 

いろは「そうですか?逆に忘れてると思われてた方が心外なんですが。」

 

 

八幡「そうか…。それよりお前時間。」

 

 

いろは「あぁ!!」

 

 

 

何がちょっとした確認☆

なの!

なんでそれを今したの私!

馬鹿なんでしょ!

馬鹿なんですよ!

 

 

 

いろは「もー!先輩のせいですからね!」

 

 

八幡「え?俺の?自業自得じゃね?」

 

 

いろは「先輩がちゃんと女の子を理解して起こしてくれたら!」

 

 

八幡「んな責任転嫁な…。」

 

 

いろは「とりあえず私は部屋に戻って支度して学校いきます!先輩は何限からですか?」

 

 

八幡「3限。」

 

 

いろは「そのあとは?」

 

 

八幡「今日は3、4限だけだ。」

 

 

いろは「私は3限で終わりなので先輩が終わり次第どこかで待ち合わせましょう!」

 

 

八幡「なんで?」

 

 

いろは「ベッド組み立てるの手伝ってくれるんじゃなかったでしたっけ?」

 

 

八幡「あ。あぁ。でもどこかで待ってなくてもお前の部屋で待っていればよくないか?どうせお前の部屋だし。」

 

 

いろは「それはそうですけど…。待つの私ですしいいじゃないですか。」

 

 

八幡「俺がお前と一緒に帰るのが嫌なんだが。」

 

 

いろは「ちょっ…。そういうのはっきり言わないでくれませんか?傷つきますよ…。」

 

 

 

ほんと。

結構ぐさりと。

 

 

 

いろは「むぅー…。」

 

 

八幡「むくれてもダメだ。」

 

 

いろは「まぁダメと言われても勝手に待つだけですから!それでは!」

 

 

 

あざとく舌を出し

あっかんべーのポーズをして

逃げるように先輩の部屋を後にした。

 

 

 

八幡「は!?お、おい。ちょっと待て!」

 

 

 

バタン!

 

 

 

とりあえず支度して

学校に行かなくちゃ…!

 

 

…。

机の上に置かれてた

健康的な朝御飯は先輩が自分で食べるために用意してたんだよね?

私の為なんかじゃないよね?

 

 

もし。

もしもの可能性の話として、

あれがそうだとしたら。

 

 

そうだとしたら。

 

 

そうだとしたら惜しいことをしたなぁ~…。

 

 

 

ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~………………!!!!

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

まじで?

 

 

 

いや待て落ち着け。

よく考えろ。

 

 

待つといっても俺が避ければそれまでのはずだ。

 

 

よし。

全力で避けよう。

精一杯避けよう。

 

 

これ以上あいつに引っ張り回されるのは

ちょっと。

いやかなり面倒くさい。

 

 

 

 

 

しかし。

 

 

 

 

 

八幡「…折角用意してやったのに…。」

 

 

 

 

目の前には一色のために作ってやった朝食。

これ見よがしに俺の専業主夫力の高さを魅せつけてやろうと思ったのに。

 

 

まぁいいか。

一人分しか作ってないし

俺が食べるとするか。

 

 

 

…。

 

 

 

 

3限目までまだまだ時間あるし。

家事でもしとくか。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろは「はぁ…はぁ…。」

 

 

いろは「ほんっと…に、ぎりぎ…り…。」

 

 

 

家から駅。

駅と学校。

その間はまぁまぁ走ってギリギリ。

 

 

 

いろは「えっーと、教室は…。」

 

 

 

あったあった。

ほんとギリギリ。

何回も言うけどほんとギリギリ。

何が言いたいかというと。

 

 

 

いろは「うっわぁ…。」

 

 

何これ。

前の席以外埋まってるし

その前の方もちらほらとしか空いていない。

 

そしてちょいちょいと遅く来たために注目を浴びていた。

 

や、止めて!

見ないで!

今日時間なくて化粧も程々で

その上走ってきたから髪も乱れているの!

 

隠れるように出来るだけ端の席に座って

手鏡を見て髪を再セットしたところで私の注目はなくなり

視線も気にならなくなった。

 

 

髪をセットして数分。

チャイムが鳴るなり先生が入ってきた。

 

 

年齢と言うと

見た目だけなら40くらいだろう。

どちらかと言うと若い先生であった。

 

 

若先生「えーっと。これからこの講義を担当するー…。」

 

 

そこまで言ったところで

先生の言葉は遮られた。

それは勢いよく開いた扉によってであった。

 

 

 

 

 

 

バァァァァァァァァァン!!!!

 

 

 

 

 

 

ここまで音が鳴るのかというほどに

その扉は開いた。

 

 

そして。

 

 

 

??「はぁ…。はぁ…。」

 

 

全生徒が見ているなかで

扉を開いた女生徒は。

 

 

 

 

 

 

??「これ!まだセーフですか!?」

 

 

 

 

 

 

いろは(いやアウトでしょ。)

 

他生徒(いやアウトだろ。)

 

先生「いやアウトだ。」

 

 

 

 

??「そんな!こんなに走ってきたのに!?」

 

 

いろは(私が言えた立場じゃないけど。走るような時間なのが悪い。)

 

 

先生「頑張りは認めるが仕方ない。」

 

 

 

??「と、特例を!」

 

 

先生「却下。」

 

 

??「そ、そんなぁ…。」

 

 

先生「いいから座りなさい。」

 

 

??「はい…。」

 

 

 

そう言うなりキョロキョロと辺りを見回す動作をし

何かを確認したかと思うと

こちらに向かってコツコツとブーツを奏でこちらに向かって来た。

 

 

??「隣いい?」

 

 

いろは「え。あ。どうぞ。」

 

 

 

ちょっと!

何今の対応!

なんか先輩みたいにキョドった応対したじゃん!

私のコミュニケーション能力こんな乏しいものじゃなかったでしょ!?

 

 

 

??「ありがとー!いやー。私高校仲良かった友達とかと別々になって大学入ってからまだ仲良い人いなくてさー。良かったら仲良くしてね!」

 

 

いろは「そんなこといったら私だってそうですよぉ。こっちこそよろしくねぇ~!」

 

 

 

よし!

良い感じにコミュニケーション能力復活しつつある!

 

 

そんな自己能力の具合を確認し

ふと彼女の顔を見ると。

 

 

 

 

 

いろは「結衣…先輩…?」

 

 

 

 

 

さっきは遠くてよく見えなかったけど

よく見ると結衣先輩に似ていた。

 

 

 

??「ん?あ!まだ自己紹介してなかったね!」

 

 

仁保「私庭部仁保(ニワベ ニホ)!よろしくね!」

 

 

いろは「…え、あぁ!よろしくね!」

 

 

 

だよね。

違うよね。

 

観察するように見ると違いがはっきりしている。

 

 

髪の色だって違う。

お団子はあれどサイドではなくバックにある。

胸だってさほど大きくない。

 

 

結衣先輩は可愛い系だったけど

この人はどちらかと言うと雪ノ下先輩と同じクール系に見える。

 

 

背だって高いし。

わざとか知らないけど見せてるお腹を見るとすごくスラッとしている。

 

 

 

仁保「そ、そんなに見られると照れるんだけど…。」

 

 

いろは「あぁ!ごめんね!私一色いろは!」

 

 

仁保「いろはちゃんだね!よろしく!」

 

 

いろは「よろしくね!仁保ちゃん!」

 

 

先生「仲良くなるのはいいが時と場所を選びなさい。」

 

 

仁保・いろは「ごめんなさい。」

 

 

 

あはは!などと他の生徒たちに笑われ

またしても注目を浴びてしまった。

 

 

私と仁保ちゃんも照れ笑いで

あははと愛想よく笑い返していた。

 

 

これは先輩には真似出来ないやつですね!

 

 

 

と。

そんな感じで始まった。

 

 

 

 

 

私の大学生生活が。

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さんはどのような年越しを過ごしましたか?

自分はバイト帰りの電車の中で過ごしました。
それを電車の中で親に伝えると。

親「USJなう。いぇーい!」

自分「…。楽しそうで何よりです。」

なんか胸から込み上げてきました。


そんなわけで多分次回の前書きはぼっち夢の国について語ろうと思います。
行ってたらの話ですが。

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