やはり俺の私の青春大学ラブコメは間違っている。   作:久谷見志乃

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お初です。

よろしくおねがいします。


1話:そしてかれらは再会を果たす。

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

春の木漏れ日が

ほんのり暖かくなった今日。

 

私一色いろはは、大学生になりました。

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

八幡「はぁ…。」

 

俺は朝日が嫌いだ。

理由は単純明快で至極簡単。

 

朝を告げるから。

 

ほんとにイヤになる。

なんで必修講義が朝からあるんだ。

いやほんとにめんどくさい。

 

そう愚痴をたらたら思いながら

支度を進める。

 

顔を洗い

簡単に朝食を作り食べ

身支度を済ませ家を出る。

 

大学生活も2年目に入り

独り身生活も2年目に入るとなると

これくらいのことは造作でもなくなってくる。

 

 

まぁ。

専業主夫志望だし?

これくらいできないと

養ってくれるお嫁さんなんぞ出来ないというものだ。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ざわざわー。

 

 

なんか朝から学校が騒がしい。

何やらイケイケなリア充共があれやこれやと言い合っている。

 

 

八幡「…あ。そっか。」

 

 

今日は新入生が入ってくる日か。

もといリア充共がまた新たに入ってくる日か。

 

 

…。イヤだなぁ。

 

 

人混み(現役リア充共)を掻き分け教室へと向かう。

いろんな意味で足が重い。

 

 

 

そして時は過ぎ

講義も終わり午後になると

より一層賑やかになる。

 

 

サークルの勧誘というやつだ。

 

 

格言う俺は勿論のこと。

そのような群れには属さない。

永遠の一匹狼。

ロンリーウルフである。

 

 

なにそれかっこいい。

ちょっと黒歴史が垣間見えそうだが

語感というか響きというかが

なんかそそる。

 

 

とても

大きさを感じない

中くらいの可哀想な思いに浸っていると

目の前には勧誘の有象無象達が群がっていた。

 

 

…邪魔くせぇ。

 

 

別に通らないとどうこうなることではないのだが

ただ単にこの道が近道と言うだけなのである。

そのためこの有象無象道を通らず行けばいいのだが

そこはリア充共。

人通りが多そうなところ。

そして。

入口出口付近は押さえてあるものである。

ソースは去年の俺。

去年はほんとひどい目にあった。

自宅アパートに帰るのに何件の勧誘に引っかかったものやら。

こんな根暗なやつほっといてほしいものである。

 

 

まぁそんなわけだから

こうして一番近道の道を行くのだが。

うざい。

なんかちょいちょい俺も勧誘されるのだが…。

新入生には胸に花を付けてるので現役生と一目瞭然のはずが

なぜ俺にも勧め誘うのだろう。

 

 

 

 

 

やっとのことで

学校と公共道路を隔て分ける門をくぐる手前まで来ることが出来た。

まだ先でも少しだが勧誘してる野郎共がいる。

…おいおい。そこは一般人の邪魔になるだろうが…。

注意喚起されたら学校全体の生徒の品位が下がるだろうが…。

理不尽ここに極まれりだな…。

 

 

 

少しため息をはき

門をくぐるった先で

 

 

 

 

 

チャラ男A「…ぃーじゃーん。楽しいサークルだぜー?」

 

チャラ男B「そーそー!ちょーたのしーから!」

 

新入生女生徒「へーそーなんですかー!でもぉー。他にもサークル見たいかなぁって思ってるんで!」

 

 

 

 

 

 

 

ナンパじゃんか。

もうナンパじゃん。

 

 

顔を見てないが

声色だけで判断したのだがまぁチャラ男だよな。

なんか「ちょー」とか使うと馬鹿みたいに聞こえるし。

実際馬鹿なのかも知れない。

けどまぁこの俺と一緒の大学に入ってるのだからそこまで学力は悪くないのだろう。

自分で言うのもなんだがレベルの高い学校だと思っている。

すなわち頭自体は俺と変わらない位ではあるのであろう。

勿論行動等は除いてだが。

 

 

まぁそんな偏見の馬鹿という印象を持ちつつ

その現場を脇目も振らず通りすぎようとしたとき。

 

 

 

新入生女生徒「それではー!すいませーん!またいつかー!」

 

 

 

と。

なんか声が近づいてくる。

 

何事かと横目で見ると。

 

 

 

 

 

その女子大学生はチャラ男二人の方を見ながら

しかし体の向きはこちらに向け走ってきていた。

 

 

 

 

 

亜麻色の

いかにもビッチ感漂う服装の女子大学生は

俺にぶつかる寸前でこちらに振り向いた。

が。

遅かった。

何が遅かったというと

 

俺の反応。

 

勿論女子大学生が振り向くのも遅かったが。

あちらは見ていないから仕方がない。

だが俺はどうだ?

横目でうっすらとではあるが

見ていたのである。

 

 

 

 

 

 

なのに。

ぶつかってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入生女生徒「…っいったぁ~い…。」

 

 

なんだこの甘ったるい声は。

聞き覚えがあるような気がする。

 

 

ぶつかった拍子に少しよろけて顔を見れなかったが

自身の顔をしたに向け顔を見ると。

 

 

 

八幡「…一色?」

 

いろは「すいませ~…。え!?先輩!?」

 

 

 

 

懐かしい後輩だった。




少し短かったようなきがします。

もっと次は長く書きたいな。

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