IS 〜バイクと名人とSchoolLife〜   作:無限の槍製

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あけましておめでとうございます!もう2月です!節分ですね!終わりましたけど!

ついに始まるラスボス攻略、残すところあと5話(ぐらい)


第79話 閃光 〜LAST BOSS、攻略開始〜

とりあえず耳だけ貸してほしい。

 

まず宝生エムの正体がわかった。篠ノ之束が変装していたんだ。彼女の性格を考えると変装して私たちの元に潜り込むこともしかねない。それだけ彼女は奇想天外だからね。

怪しい人物、別々に考えるのではなく同一の可能性を考えるべきだったみたいだ。

 

現在千代田区を中心に篠ノ之束がウイルスを散布した。これはバグスターウイルスを活性化させ強制的にバグスターにする厄介なものだ。

恐らくこれは先の仮面ライダークロニクルで優勝したプレイヤーのガシャットを使って生成したウイルスだろう。早速ウイルスについて調べたら色んなバグスターウイルスが発見されたよ。優勝したプレイヤー、つまり全てのバグスターを倒しトロフィーを獲得している。だからこんなことも出来たのだろう。

 

そしてこのウイルスからは興味深いものも見つかった。

ゲンムのバグスターウイルスだよ。ずっと探してた原初のバグスターゲンム。そのウイルスも見つかった。

ここから考えること、それはつまり篠ノ之束の中にゲンムはいる。

 

5年前ゲンムを倒し損ねたが奴にもそれなりのダメージが入っていた。それを篠ノ之束と一体になることで彼女の中で回復、そして徐々に仮面ライダーゲンムとして動き、仮面ライダークロニクルを完成させ、クロノスとして君臨した。

 

恐らくゲンムの目的はこの世界の支配。元々マイティアクションXの2Pカラーのキャラだ。そいつの目的も世界の支配だからこれは間違いないだろう。

 

さて、前置きが長くなったね。これから私はウイルスに対抗するためのワクチンを開発する。それを君たちの変身用ガシャットに転送する。だけど思った以上に容量が大きくなりそうだ。だからレベル2への変身するデータを一時的にワクチンデータと取り替える。だから戦闘……いやオペはレベル1で行ってもらう。厳しいと思うが頑張ってくれ。

 

◇ーーーーー◇

 

11月22日(火)AM09時26分

 

「ったく、ホントなげぇ!」

 

「言ってもしょうがないだろ!とりあえず別れて対応しよう!」

 

俺はレベル2の状態で愚痴を漏らした。それに対して一夏がチーム分けをすると言う。

俺が把握してる情報では先輩、会長さん、タイガ先生の3人がバグスターを抑え込んでいる。ベテランライダーだとしても突破されるのは時間の問題だ。

 

「セシリアと鈴は楯無さんのところだ!頼む!」

 

『分かりましたわ!』

 

『りょーかい!アンタらも遅れんじゃないわよ!』

 

専用機持ちは当然の如くISで飛んで向かっている。本音は簪ちゃんに任せてある。

 

「シャルとラウラはタイガ先生だ!3人のチームワーク期待してるぞ!」

 

『言われなくてもそっちに飛んでるよ!』

 

『改めて作戦、了解した』

 

「箒は俺たちと虚さんのとこだ!あそこが1番多いみたいだからな!」

 

『分かった!先に向かう!』

 

「……しっかりしてんじゃねぇか名人」

 

いつの間にかまあ頼りになる男になって。それぞれ仲が特に良いコンビを向かわせている。仲が良い分抜群のコンビネーションになる。だけどそのコンビだからこその弱点も見えてくる。ま、そこはベテラン勢がなんとかしてくれるでしょうけど。

 

「ッ!!っぶね!」

 

「っと!?……マジか」

 

思考する脳をすぐに止める急いでブレーキをかける。

目の前に奴が立っていたからだ。俺たちと何回か激突しそして未だ撃破に至っていない未確認生命体。

 

「ゴメラ……」

 

「ここまでだ仮面ライダーども」

 

「どうする…2人で一気に行くか?」

 

「……いや、ここは俺に任せて先に行きな」

 

一夏を降ろし俺はレベル0に変わる。ここで決着をつける。コイツはマジだ。ここでコイツを倒せれば残る敵っていう敵は篠ノ之束…ゲンムとダグバだけになる。

 

「フラグ、今立ったからな。折ってこいよ!」

 

「任せな」

 

一夏は白式を展開して飛翔、すぐに姿は見えなくなった。

 

「テメェごとバッキバキにへし折ってやるぜ」

 

◇ーーーーー◇

 

楯無side

 

「まったく、数が多いわね!」

 

タドルレガシーに変身している楯無はガシャコンソードを振るい冷気を放出、バグスターウイルスの感染者の動きを鈍らせる。より多く対処するにはこうする方が手っ取り早いのだ。

 

「調整を間違えれば傷つけてしまう。バグスターウイルスに感染しているとはいえ生身の人間だものね……」

 

この感染者を止める方法は恐らくもう一つある。それは感染者の波の奥に白いアーマーが追加されたゲンムが存在している。そのゲンムがウイルスを散布しているのだ。そいつを倒せばこの感染者達は止まらなくとも少なくともこれ以上の感染者は増えないはずと楯無は見ている。

 

「まあ、どうにもこうにもまずこの波を突破しないとね」

 

更にガシャコンソードを振るう。しかし今度は冷気が弱かったのか感染者達の動きは止まらなかった。

 

「ヤバッ」

 

「やあぁ!!」

 

「てりゃあ!!」

 

楯無の頭上を二つの人影が飛び越える。そのまま感染者達の前に立ち塞がり足元を攻撃して感染者達を下がらせる。

 

「貴女達!」

 

「煌めく雫!インフィニットブルー!」

 

「ドラゴンマスター!インフィニットマゼンタ!お待たせしました楯無さん!」

 

影の正体はインフィニットブルーとマゼンタに変身したセシリアと鈴だった。相変わらず名乗りがバラバラなのね、と楯無は少し感じていた。

 

「ナイスタイミングよ。この状況大方わかるわね」

 

「ええ、まずはこの感染の波を止め」

 

「ワクチンが完成するまでの時間稼ぎってところですよね」

 

「そう、ワクチンが完成したら私がなんとかする。だからその間貴女達2人にはこの波を止めてほしいの。出来るかどうかは聞かないわ。やりなさい」

 

「言われなくても!」

 

「その間楯無さんは?」

 

「私は奥にいる元凶を叩いてくるわ。上手くいけばこれ以上の感染者は増えない」

 

「勝てるんでしょうね!?」

 

「私を誰だと思ってるの?さあ、作戦開始よ!!」

 

「「了解!」」

 

楯無が感染者達の頭上を飛行して飛び越える。そして奥にいるゲンムにガシャコンソードで攻撃を開始した。

 

「さあ、いっちょやってやろうじゃないの!」

 

「正念場ですわ。参ります!」

 

パワーアップしたことによってインフィニティーズの装備は従来の専用機と同じになっている。それぞれ使い慣れたアイテムで感染者の波を止めにかかる2人。

 

 

そして、同じようなことが他の場所でも起きていた。

 

 

 

タイガside

 

「らあぁっ!!」

 

「ちょ、タイガ先生乱暴すぎ!」

 

「これくらいやんねぇと止まらねぇだろ」

 

「先生の言う通りだ!まずはコイツらの動きを止めることに集中しろ!無傷にこしたことはないが、骨の一本や二本は仕方ないと考えろ!」

 

「ラウラまで!もぉ!」

 

スナイプレベル2に変身したタイガと駆けつけたシャルロット、ラウラの3人は大量に押し寄せる感染者をなんとか押しとどめていた。

些か乱暴な止め方になっているがこれ以上感染者を増やすわけにはいかないと判断した結果である。

 

「チッ!奥まで行けりゃああの野郎ぶっ叩いてこの波が止めれるはずなんだがな」

 

「この数を置いて奥まで行くなんて無茶だよ!」

 

「むぅ……こうなったら私が止めるしかあるまい!」

 

ラウラが両手を前にかざす。強化されたAICで無理矢理感染者の波を押さえつけたのだ。

 

「長くは保たない!早く倒してこい!」

 

「分かった!行こうタイガ先生!」

 

「さっさと始末してくる!それまで踏ん張れボーデヴィッヒ!」

 

本来対1を想定したAICで複数人の動きを止めるなどほぼ不可能に近い。それでも可能なのはラウラ自身の力とインフィニットブラックの装備のおかげだろう。

 

「まったく……いつまで耐えれるか…」

 

ラウラが感染者の波を止めている間にタイガとシャルロットは感染者達を飛び越えて白いアーマーのゲンムの元へ急ぐ。

 

「分身体だろうがゲンムに変わりはねぇ。あの時の借り、ここで返させてもらう!」

 

『バンバンシミュレーション!発進!』

 

 

虚side

 

大量の感染者に挑む虚と箒。数は他と比べて圧倒的に多い。それでも他よりも後退が少ないのは布仏虚、仮面ライダーエグゼイドの存在だろう。

 

「1人ずつ的確に……これが学園最強の仮面ライダー…」

 

感染者を1人ずつ確実にダウンさせていく虚。無駄のない動きで1人、また1人と動きを封じていく。勿論撃ち漏らしもあるわけだがそこは箒が確実にダウンさせていった。

 

しかしほとんどの感染者をダウンさせていったのは紛れもなく虚だった。

 

「ふぅ……大丈夫ですか篠ノ之さん」

 

「むしろ私必要ですか?」

 

「必要ですよ。この世界に不必要な人間はいません。勿論貴女も、貴女の姉も」

 

「………早くこの波を止めましょう」

 

「ええ…とはいえここには2人だけ。奥に控えているゲンムを倒せばこの波は止まるかもしれませんが…」

 

「正直、私1人でこの波を止められるとは思えません」

 

「失礼になるけど、私もそう思うわ。だから貴女がゲンムを倒しなさい」

 

虚からガシャコンブレイカーを渡される箒。一瞬戸惑うも自分のするべきことを理解した箒は感染者の波に向かって走っていく。

 

「インフィニットレッド!篠ノ之箒!押して参る!!」

 

そして跳躍。感染者の波を飛び越えてゲンムへと斬りかかる。

 

「さあ、正念場ね」

 

1人残った虚は軽く手首をならし、再び感染者達へと向かっていく。

 

 

桐也side

 

「ッらあぁ!!」

 

「ぬおおっ!!」

 

桐也、レーザーとゴメラの戦いは桐也が劣勢だった。この後の戦い、つまりゲンムとの戦いのためにノインシュヴァンツをまだ使っていなかったのだ。

先の戦いでノインシュヴァンツのゲージ数本を使ってようやく撃退出来た相手に普通のレーザーターボで戦いを行なっている。

 

「早く本気を出せ!!」

 

「チッ、るっせぇ!!」

 

桐也のガシャコンスパローとゴメラの斧がぶつかり合う。当然ブーストのかかっていない桐也は押し込まれ膝をついてしまう。

 

「ここで本気を出さずに死ぬか、ここで本気を出して死ぬかだ。どちらが名誉なことか分からぬ貴様ではなかろう」

 

「だからうっせぇってんだよ。お前こんなにお喋りだったか?あぁ?」

 

「ゲゲルの参加者がゼロになったことで、枷が外れたのやもしれん」

 

「参加者ゼロ?まだダグバが残ってるだろ!?」

 

「奴…いやあのお方が為さるのは究極の闇のゲーム。俺の出る幕ではない!」

 

「ガハッ!?」

 

踏ん張る桐也を蹴り飛ばし壁に叩きつける。一瞬息が出来なくなり意識が飛びそうになったがそれでも桐也は踏ん張って耐えた。

 

「究極の闇のゲームだと…?そういうのはデュエリストだけにしてくれ…」

 

「訳の分からん戯言を。貴様との戯れもここまでだ」

 

「ああ、そうだな。ここで…終わらせてやるぜ!!」

 

『ギリギリチャンバラ!』

『刀剣伝ガイム!』

 

ガシャコンキースラッシャーを取り出しギリギリチャンバラと刀剣伝ガイムを装填する。一撃必倒のギリギリチャンバラに侍の力が込められた刀剣伝ガイム。相性が悪い筈もなく。

 

『キメワザ!チャンバラ!ガイム!クリティカルフィニッシュ!!』

 

「そらもういっちょ!」

 

『キメワザ!爆走!クリティカルストライク!!』

 

『爆走!チャンバラ!ガイム!クリティカルインパクト!!』

 

更に爆走バイクのキメワザも同時に発動させクリティカルインパクトを発動させる。

 

「いくぜ……はっ!」

 

「ゆくぞ……ぬんっ!」

 

同時に駆け出す。速さは桐也が上。しかし武器の振るう反応の速さはゴメラの方が早かった。

 

(コッチの方が早いことを見越して武器を振るってやがるのか!)

 

「もらったぁ!!」

 

「こなくそッ!!」

 

咄嗟にクリティカルストライク分のエネルギーを左腕に回してゴメラの攻撃を受け止める。今までで何度か聞いた骨が軋む音。激痛が桐也を襲う。

 

「がっ!?…ッアアアァァァァッ!!!」

 

「まだやるか!!」

 

全力の一撃は防いだ。ならば次はこちらの一撃だ。叫びながら振るったガシャコンキースラッシャーはゴメラのボディを切り裂いた。

 

「ぬおおっ!!」

 

「ぐあっ!?」

 

しかし反撃の拳を桐也は顔面に食らってしまう。その威力はレーザーの仮面を破壊するほど。大きく仰反る桐也。それでも踏ん張りガシャコンキースラッシャーをゴメラに突き刺す。貫通はしていなかった。つまり、

 

「まだ、だ……もってけ」

 

「!!!」

 

ガシャコンキースラッシャーの銃口はゴメラの体内にあった。

 

『チャンバラ!ガイム!クリティカルフィニッシュ!!』

 

強力なエネルギー弾がゴメラの体に風穴を開けた。

 

「ッオラァァァ!!!」

 

そのまま斬り上げゴメラの上半身を両断する。

 

「ハッ!流石に…死んだろ……」

 

「見事だ」

 

「はあぁ!?真っ二つのくせに喋んなよ!怖えぇよ!!」

 

「だが、これでは倒れん。倒すことは叶わん!」

 

「ざけんな。真っ二つの分際でベラベラ言ってんじゃねぇよ!両面テープか接着剤でも持ってきてからモノ言いやがれってんだ!」

 

確かにゴメラの体が徐々にくっつき始めていた。しかし桐也にも限界が近づいていた。回復のエナジーアイテムを取れば体力全快で戦える。

 

「そんな余裕ねぇか……一か八か、力を貸してくれッ!」

 

一か八か。自分の残り体力を信じて桐也は黒いガシャットを取り出す。大事な人からの預かり物。生きて帰る為に授けてくれた力だ。

 

『ガシャット!キメワザ!マイティ!クリティカルストライク!!』

 

「こいつでぇぇ!!」

 

今まともに動かせるのは足だけ。ならば叩き込むのは必然的に、

 

「シメぇだぁぁぁ!!!」

 

桐也の右足がゴメラのバックルに叩き込まれ、そして砕いた。

 

「ハァ…ハァ……ッ」

 

「………見事」

 

ゴメラは身体が石化し風が吹いたと同時にその身体は崩れ去った。

桐也は遂に強敵ゴメラを倒したのだ。その事をキチンと頭で理解すると桐也は地面に倒れた。

 

「っこ悪りぃ………」

 

後のクロノス用に温存していたノインシュヴァンツ。しかし今こうして身体が動かないとなると使っておけばよかったと後悔する桐也。

 

「……ホントに勝ったのか俺…もっとこう……実感が湧けば、いいのに…」

 

こうして倒したものの、後に残ったのは呆気なさに疲労感と虚しさ、そして沈黙だった。

 

 

千冬side

 

「ハハハハッ!この程度か織斑千冬!!」

 

「チッ!体がアイツなだけはあるかッ!」

 

今のクロノスは全ての武器を扱える。左手にガシャコンブレイカー、右手にガシャコンスパロー、そして宙に浮く3丁のガシャコンマグナム。

対する千冬のポッピーはガシャコンソード一本で対抗している。千冬の身体能力でなんとかカバーしているに過ぎなかった。

 

「例えブリュンヒルデだとしても!私の前では赤子同然!全ては私の前に跪き、全ては私にひれ伏す!」

 

「束の声で喋るなぁぁぁ!!!!」

 

ガシャコンソードから炎の竜巻を放ち一気に跳躍、上から竜巻の流れに乗ってクロノスに斬撃を繰り出す。

 

「ッアァァ!!!」

 

「無駄だぁ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『PAUSE…』

 

動きが止まった千冬の頭をガシャコンブレイカーで殴り、ガシャコンスパローでボディを切り裂き、ガシャコンマグナムの弾丸を周囲に展開する。

 

『RE START』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ガッ!?ぐあっ!!」

 

頭部に走る衝撃を筆頭に体を切り裂かれる痛みに追い討ちで無数の弾丸が叩き込まれる。

 

「ッ……ァ………」

 

「フフフハハハハハハッ!!だから言っただろう!私に勝つなど不可能なのだよ!!」

 

「………ハッ」

 

割れたポッピーの仮面から見えた千冬は不適な笑みを浮かべていた。

 

「まだ笑う余裕があるんだ」

 

「まあな……お前は負けるよ絶対に…人類史、根絶した病原菌が1つでもある以上…お前は完全に消滅するッ!」

 

「戯言を」

 

ガシャコンブレイカーをブレードモードに変形させ倒れている千冬に突きつける。流石の千冬も先程の一撃で今すぐ動ける状態ではなかった。

 

「私を消す?ありえない!全世界にこうして広まっているウイルスすら防げないお前たちでは私を根絶するなど不可能なのだよ!あの男も必死に知恵を働かせてワクチンを作っているようだが時間の問題だ!」

 

クロノスがガシャコンブレイカーを振り上げる。

 

「私が消える前に、お前たちが死ぬのだぁ!!」

 

「うるせぇぇ!!!!!」

 

白い閃光がクロノスを吹っ飛ばした。そして地面に落ちているガシャコンソードを拾い、自身の雪片弐型とガシャコンソードをライジングタイタンソードへと変形させ吹っ飛んでいる最中のクロノスに追いつき斬撃を加える。

 

「があああっ!!?」

 

「俺の家族に……俺の仲間に……俺の友達に!!」

 

タイタンソードを放り捨てたインフィニットホワイトの装甲が爆ぜる。中から現れたのは黒いクウガ、アメイジングマイティクウガだった。

 

「手ェ出してんじゃねぇ!!!」

 

全力の右ストレートがクロノスのバグルドライバーに叩き込まれた。

 

「……大きくなったな……一夏…」

 

「………遅くなってごめん、千冬姉」

 

白い閃光は黒き稲妻として、世界を、家族を、仲間を、友達を守る為に神へと立ち向かう。

 


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