IS 〜バイクと名人とSchoolLife〜 作:無限の槍製
今日はレーザーが人型になった記念でこの小説を始めました。まあレーザーが好きなだけです!!
それではスタートです!
第1話 プロローグ
IS
それは突如として広まった……まあパワードスーツだ。それは女性にしか扱えない。
勿論自分は男なんで、それは使えない。
使おうとも思わないが。
それでも誰かが使えって言えば……いややっぱり使わない。代わりに、
『爆走バイク!!』
「変身!」
仮面ライダーになるだろう。
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「っ……何処だここ」
おかしい。俺は千冬姉のISの試合を見ていたはず。なのにこんな真っ暗な倉庫にいるなんて。もしかして誘拐されたのか!?
「目が覚めたか坊主」
俺に声をかける男。みるからにテロリストのように武装している。間違いない。俺は誘拐された。
「騒ぐなよ。ここで騒いだら化け物に見つかる」
「化け物?お前ISを化け物って言ってるのか。それとも千冬姉か」
「それよりも怖え化け物だ。特撮に出てくるやつだ」
特撮。勿論それはわかる。要は悪の組織みたいなやつ。そんなやつがいるのか?いいや嘘だ。そんな非現実的なやつはISだけで充分だ。
でもこの男の言うことは事実かもしれない。そんなことを思う俺もいた。
「せめてこの小僧とお宝だけでも」
「お宝?」
「そうだ。長野の石櫃からパクって来た遺物だ。はるか太古のな」
長野?日本の長野県からパクって来たのか?そして俺を誘拐した?わけがわからない。
「そっからどうして俺を誘拐することに繋がるんだよ」
「誘拐?ああそうか、お前は誘拐されたのか」
「?どうも引っかかる言い方するな」
「いや、お前を誘拐したであろう奴らは全員殺されたからな」
「は?」
殺された?誰に?化け物にか?いやコイツが殺したのかもしれない。
「俺はお宝を持って家に帰る途中で偶々ここに寄ったんだ。そこで倒れてたお前を連れてあの化け物から逃げてるってわけだ」
「それじゃあ化け物ってのは」
その瞬間だった。倉庫の扉を破壊して入って来た化け物を見たのは。
「あいつだ」
蜘蛛の姿をした化け物。あんなグロテスクな化け物は特撮にはいない。どちらかというとパニック映画に出てくる人を喰い殺すクリーチャーだ。
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎!!!」
「言葉を喋れ化け物!」
男がマシンガンで応戦する。それでも止まらない。いや化け物には効いていないのだ。
「チッ!おい小僧!俺が時間稼ぐからお宝持って逃げろ!」
「はあ!?あんたは!」
「あとで追いかける!いいな、絶対にお宝を
化け物が走ってくる。まだ逃げられる。この男が足止めしてくれる限り。早く逃げないと俺も死ぬ。あの化け物は簡単に人の命を奪う。
「早く行け!!」
「………ありがとう」
ちょうど空いていた穴から逃げる。逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて。
「ハァ……ハァ……っ」
でも現実は非情だ。蜘蛛の化け物は俺の前に立ちはだかった。もう逃げられない。
戦う?いいや無理だ殺される。
逃げる?逃げられないって言っただろ。
助けを求める?誰もいない。
奇跡を信じる?……いいや奇跡は自分で起こすものだ。
『腰に巻くな』あの男はそう言った。それは腰に巻けば何かあるからだ。ならそれにかける。
木箱から遺物を取り出す。形はベルトのようだ。確かに腰に巻ける。一か八かの勝負だ。
命の危機を感じた時、人は何をするかわからない。俺は腰にベルトを巻く。そして俺は、
「◼︎◼︎◼︎◼︎!?……クウガ」
クウガに変身した。
それが少し前の話だ。
◆
そして現在
「なんでさ……」
説明を省くが俺はISを動かしてしまった。
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「あーあダルいダルいダルいったらありゃしない」
目の前には大量の列。全部男だ。
「自分にゃ関係ないと思うんだけどなぁ」
近くのベンチに腰を下ろす男。大人びた風貌だがこれでも中学三年生。もう高校一年生だ。しかも入学先も決まっている。
「ほんとめんどくさいことしてくれたねぇ」
九条桐也。アロハシャツに革ジャンにダメージジーンズ。しかもサングラス。まるで不審者だ。
「列長いし男ばっかりだし。中のIS関係者はオバサンばっかり………帰るか」
つい先日、男がISを動かしたとニュースになった。そこで政府は『他の男も動かせるんじゃね?』という理由でこのような検査を行っている。
検査は簡単。ISに触ればいい。それで動くか動かないかが分かる。
「帰って『マイティアクション』の続きでもするかねぇ」
呑気に家に戻るキリヤ。しかしこの時気付いていなかった。
街に『未確認生命体』が現れたことに。
初めは短め。次回はレーザーに変身です。
この小説は作者のfateの方を優先しているのと、仮面ライダーエグゼイドの進み具合で更新がかなり遅いです。
それでも読んでくれると嬉しいです!ではsee you next game!