第二次スーパー艦隊大戦 「鉄底海峡を超えて」 作:モンターク
部下「先程国連安保理においてアイアンボトムサウンド奪還作戦について可決され」
部下「これにより国連軍が再び結成されます」
麻生「やはりか・・・・」
部下「なお今回はアメリカ、イギリス、フランスに加えロシアも本格参加する模様です」
麻生「あのロシアが・・・・」
瀬川「ほう・・・・」
部下「ちなみに前線基地はショートランド泊地です」
部下「作戦決行は11月26日、二週間後です」
麻生「うむ、わかった」
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呉鎮守府 執務室
黒木「本川司令、国連より艦娘出撃準備要請が出ました」
提督「よし、早速艦隊を組むか・・・・」
提督「だが旧舞鶴メンバーはよく把握しているが呉のメンバーはまだ良くわからなくてな・・・長門、補佐を頼む」
長門「わかりました」
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海上自衛隊 横須賀基地
部下「沼田司令、涌井司令、田所司令。先程政府より出撃準備要請が出ました」
沼田「わかった」
第1空母機動群の涌井司令と第1護衛隊群の沼田司令
そして第2潜水隊群の田所司令がいた
涌井「しかし・・・ロシア、フランス、イギリスまでこの作戦に参加するとはな」
沼田「それだけ各国も深海棲艦を脅威と見ているのだろう」
田所「主戦場は太平洋なのだが大西洋にもたまに現れるそうだからな」
涌井「相変わらず謎に満ちているな・・・深海棲艦は」
沼田「ああ・・」
沼田(異変海域と深海棲艦・・・・なにかかかわりがあるに違いないが・・・)
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いぶき型航空母艦「いぶき」内
秋津「・・・・・」
カポッ
新波「艦長」
秋津「新波副長、どうしましたか?」
新波「先ほど日本政府よりアイアンボトムサウンド出撃準備要請が出ました」
秋津「深海棲艦か・・・」
新波「前線基地はショートランドです」
新波「一週間後、シュートランドに出発する予定です」
秋津「・・・・・」
秋津「航空隊は?」
新波「F-35Bのアルバトロス、スパロウ、ビーコック、ターキーに加えF-3B編成のブレイド隊がここに配置されます」
新波「護衛艦は変わりません」
秋津「・・・・」
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呉鎮守府
吹雪、夕立、睦月の部屋
夕立「ぽいーぽいー」
時雨「それでさ…」
吹雪「へーそうなんですか」
睦月「それでね」
弥生「なるほど…」
卯月「ぴょんぴょん?」
望月「あーしんど…」
初雪「同感・・・」
吹雪(ここ数日で鎮守府も賑やかになってるな~)
ピンポーン
吹雪「放送だ」
長門『ゴホン、皆に次ぐ』
長門『これより重要な発表をする。よく聞け』
長門『次の作戦海域はアイアンボトムサウンドに決まった』
ガヤガヤ
吹雪「アイアンボトムサウンド・・・・」
夕立「ぽい・・・」
長門『出撃する艦隊は・・・・・』
吹雪「・・・・・」
夕立「・・・・・」
黙り込む吹雪と夕立
時雨「大丈夫?」
夕立「だ、大丈夫っぽい!」
吹雪「う、うん」
睦月「吹雪ちゃん・・・」
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ブリーフィング
グッドフェロー「ブリーフィングを始める」
グッドフェロー「説明の前に、今回より新たなメンバーが加わった」
グッドフェロー「アメリカ空軍第108航空団第28航空隊ウォーウルフと国連空軍第201戦術航空団第110航空隊グリフィス」
グッドフェロー「そして国連空軍第18戦闘航空団第7特殊戦術戦闘飛行隊スカーフェイスだ」
グッドフェロー「では・・・・説明に移る」
グッドフェロー「先ほど各国はアイアンボトムサウンド攻略作戦の実行を決定することを発表した」
グッドフェロー「前線基地はショートランド泊地及びブイン基地」
グッドフェロー「われわれはブイン基地に移動し、作戦に備えることになる」
グッドフェロー「メビウス、ガルム、ウォードッグ、ガルーダ、ボーンアロー」
グッドフェロー「そしてスカーフェイス、ウォーウルフ、グリフィス」
グッドフェロー「君達には期待しているぞ!」
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首相官邸
五十嵐「うむ・・・」
五十嵐「今回もうまくいくといいが・・・」
一柳「総理、国連より連絡です」」
五十嵐「わかった」
五十嵐(今回の作戦・・・最悪な結果にならないといいが・・・)
・・・・・・・・・・・・
吹雪「・・・・・大丈夫」
吹雪「大丈夫!今回は絶対大丈夫だよ!みんなもいるから!」
吹雪「大丈夫だよ・・・」
フラッシュバックする吹雪の記憶
吹雪「うっ・・・」
提督「吹雪、大丈夫か?」
吹雪「し、司令官さん・・・」
提督「無理しなくていいんだぞ?」
吹雪「大丈夫です、うん・・・」
提督「ならいいが・・・」
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一週間後
夜
吹雪「すーっ」
吹雪「・・・・よし!」
大淀「吹雪さん、出撃してください」
吹雪「はい!」
吹雪「吹雪、出撃します!」
睦月「やっとでてきたのね」
島風「おっそーい!」
吹雪「はははは・・・」
如月「そういえば聞いたかしら」
吹雪「なに?」
夕立「第八艦隊のことっぽい」
吹雪「第八艦隊?青葉さん達の?」
神通「第八艦隊は今ソロモンに先行攻撃しているのよ」
川内「はぁ・・・夜戦したかったな・・・」
那珂「これからいっぱいできるからいいでしょ?」
川内「だけどぉ・・・」
吹雪「・・・・」
吹雪(大丈夫!)
吹雪(必ず・・・・鎮守府に帰る!)
続く
用語解説
アメリカ空軍第108航空団第28航空隊ウォーウルフ
かつて新ロシア連邦騒動の際NATO軍の一員としてゲリラを一掃した
ウォーウルフ1はメビウス1などのエースに並ぶとされる
使用機体はF-22A
国連空軍第18戦闘航空団第7特殊戦術戦闘飛行隊スカーフェイス
元の所属はアメリカ空軍
派遣された紛争においてメビウスに次ぐ成績を残したとされる
使用機体はF-22A
国連空軍第201戦術航空団第110航空隊グリフィス
元の所属はアメリカ空軍
全くもってミサイルが彼の機体には当たらないのでまさに不死鳥とされている
使用機体はF-22A