ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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豚汁がうめぇんだわ。


14話 性欲に負ける

なんだかんだでもう七月。

 

夏休みシーズンだ。

 

キチレンジャーで海に行く予定はあるが、それ以外は……。

 

「ダンジョンだな!」

 

「ワン!」

 

 

 

迷宮端末のお知らせ欄を読む。

 

『武具強化』『武具修復』『浄化魔法陣』の実装。

 

『採取システム』『レアモンスター』『武具進化』を次回実装予定。

 

『全日本ダンジョン解放』は十月に実施予定。

 

なるほどなるほど。

 

じゃあ行くか!

 

 

 

二十階層までは草原だったが、二十一階層からは森のようだ。

 

密林ってほどではないので、刀を振り回すスペースはある。

 

二十一階層のモンスターは……。

 

『ピュイ!』

 

両腕両足が鳥の女、ハーピィだ!

 

……全裸。

 

……おっぱいばるんばるん。

 

一時退却。

 

 

 

テイムスキル購入。

 

 

 

「さあ行くぞ!!!!」

 

「ワフン……」

 

何?『性欲に負けるとは情けないぞ、ご主人』だと?

 

黙ってろこの犬っころがぁ!!!

 

あ、あと、因みに、ソラに訊ねたところ、ハーピィのような女の人型モンスターは、冒険者達の性欲の捌け口にされることが多いらしく、おかしなことではないらしい。

 

病気とかも持ってないから抱きたければ抱いていいそうだ。

 

「うーん、どれが良いかなーっと」

 

『ピュイ!』『ピィ!』『ピュピ!』

 

アレは可愛くない、アレもそんなに。

 

おっ!あの子は良いんじゃないか?!

 

余計なハーピィを斬り殺す。

 

『飛行』のスクロールゲット。

 

討伐ポイントは千八百。素材は千。

 

『ピュピ、ピュイィ……!』

 

年齢は十代半ばくらい、鳶色の瞳と髪、そして翼。総じてワシミミズクっぽい感じ。

 

鋭い感じの相貌ながらも、ちょっと困ったような顔をした美少女。

 

これを捕まえた。

 

『ピィ、ピィ……』

 

「おーよしよし!怯えなくて良いぞー!優しくしてやるからなー!」

 

『ピィ……?』

 

ところで、テイムってどうやって使うんだ?

 

はい、GM(ソラ)コール。

 

「もしもし?テイムスキルってどうやって使うんだ?」

 

『相手を屈服させれば良いんだよ』

 

屈服?

 

うーん、こんな感じか?

 

ワシミミズクハーピィちゃんをひっくり返して押さえつける。

 

『ピィ!ピイイッ!』

 

お、めっちゃ嫌がってるな。

 

「おらっ!大人しくしろ!」

 

何かこう、レイプしてるみたいで嫌だな。

 

まあ、抱くつもりではあるんだけどね!

 

よし、じゃあ、至近距離で軽く『咆哮』を浴びせてみるか。

 

「ガアアアアアアアッ!!!!」

 

『ピ……ッ?!ピエエエエエッ!』

 

あ、泣いちゃった。

 

かわいそうだなー。

 

ピコーンと端末が鳴った。

 

《ハーピィをテイムしました》

 

おー、できたできた。

 

 

 

「ピィ、ピィ……」

 

「よしよし、怖くないぞー」

 

しばらく抱っこしてやる。

 

「ピィ?」

 

あ、これ、言葉通じてねえわ。

 

こんな時はこれ!

 

『テレパシー』のスクロール!

 

これをハーピィちゃんに使います。

 

『ご主人、こわい……』

 

「怖くないよー」

 

『こわくない?いじめない?』

 

「いじめないよー」

 

『ご主人、どうして私をテイムしたの?』

 

「交尾したかったから……。それと戦力確保」

 

『ご主人、私と交尾したいの?』

 

「そうそう」

 

『交尾、良いよ?でも、私を守ってくれる?』

 

「オッケーオッケー!守る守るー!」

 

ハーピィちゃんを家に連れ帰った。

 

 

 

抱いた。

 

 

 

「いやー……、ノリで連れ帰っちゃったけど、どうやって隠そうかこの子」

 

『おうち、中、いればいいの?』

 

「そう、お外には出ないでね」

 

『たまに、ダンジョンに連れてってくれる?』

 

「もちろん。だから、俺以外の人に見られないようにしてくれ」

 

『うん、わかった』

 

あ、そうだ。

 

名前をつけよう。

 

ピヨピヨ言うから……、ピヨ、ひよ……、ひより。日和ちゃんで。

 

「じゃあ、今日から君は日和ちゃんね」

 

『ヒヨリ?お名前?』

 

「そう、お名前」

 

『ヒヨリ!』

 

あっ、てか服。

 

「もしもしソラ?モンスター用の服とかないのか?」

 

『ああ、そうだね、近いうちにショップに実装するよ』

 

しゃーない、しばらくは全裸で。

 

 

 

この夏休みの最中は、日和をスクロールで強化し、レベルをある程度上げることとする。

 

とりあえず、初期段階でこんな感じにしておいた。

 

×××××××××××××××

日和

Lv25

 

HP:64

MP:51

STR:68

DEX:112

VIT:47

INT:40

MND:40

 

SKILL

《飛行》《魔力爪》《強化》《テレパシー》《風魔法》

×××××××××××××××

 

ここからガンガン強化していくぞー!

 

 




超能力サバイバルもの〜。

プロットなしでまた行き当たりばったりで書いてるゾ〜!

まず、政府の陰謀で、異次元にある実験無人大陸に飛行機が不時着。

実験無人大陸は、古代生物、実験生命体など、国際法違反の造られた生命の楽園なのね。

で、主人公たる、学校行ってない系ユウチューバーは、超能力者だとバレて、北米にある『FB学園』に連れて行かれることになった。

この時代、超能力者は、ファンタズムビーイングと呼称され、排斥されている。超能力者は一律、北米のFB学園に通う決まりになっている。

そして、主人公や、他の超能力者達をFB学園に連行するための、定員二千人のクソデカ未来飛行機が、異次元実験大陸に墜落。

FB学園の生徒会長が、これを機に、ここに超能力者の国を作ろう!とか頭の悪いことを言い始めるのだが、主人公はそれを拒絶して、墜落した飛行機から取れるだけの資材を取って離脱した。

一応、生徒会長のことを擁護しておくと、FB学園は北米の山奥にあり、しかも周囲は武装した軍隊に囲まれ、外に出ることを許されていない。ぶっちゃけ、刑務所みたいなもの。だから、「国を作ろう!人間にいじめられない国を!」とか言っちゃうのも仕方ないのよ。

で、主人公の有能ムーブを見て、五人のヒロインがついてくる。

六人でまず、川と海の近くに拠点を作る。目標は、冬までにしっかりした拠点を作ってから、合間合間にこの世界の調査をすること。

主人公は、ろくに学校にも行かず、北海道の山奥で自給自足の生活をしているユウチューバーで、動画内では『ガチムチダークエルフニキ』と呼ばれているぞ!

動画の広告収入やほしい物リストで得た金で、たまに山を降りて物資を買っている。なので、基本的にマジでなんでもできて、蔓草で鞄を編んだり、野の獣を仕留めて皮をなめして服や靴を作ったり、酒を密造したりして生きてきた。

そんな主人公であるからして、この無人大陸でも、ノリノリでサバイバル生活できていた!そのおこぼれにあずかって、人間らしい生活ができるヒロイン達。

ヴァイキングハウスを建てて、釣りしたり、獣を捕らえたり、山菜を採ったりしてスローライフ!

その一月後、最大派閥であった、生徒会長率いる『建国派』が嫌になって逃げてきた女の子グループが主人公グループと合流!

そんな感じで、ハーレムしつつも、サバイバル知識を伝授してスローライフ!

みたいな?

うーん、いけるかなこれ……。

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