ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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お好み焼き食った。うまい。


27話 いただきます、ごちそうさま

さて、次だ。

 

ロリ達をびっくりさせるために、カラスを雇おう。

 

例によって、役所に行って、高名な女カラスについての情報を聞く。

 

「女カラス……、ですか?」

 

「はい」

 

「その……、カラスというのは、言い難いのですが……」

 

ん?

 

あー?

 

「もしかして、その……、ヤクザな商売って言うか、まともな仕事じゃない、と?」

 

「まあ、そんな感じでして……。カラスの話は中々、公的な組織には入ってこないんですよね……」

 

ああ、そうなのか……。

 

まあ、カラスってのは山師だもんな。

 

要するに、パチプロみたいなもんか?

 

いや、日雇い労働者とか?

 

つまり、あまり褒められた仕事じゃないってことだ。

 

アングラな仕事であるカラスは、公的な役所とは全く別の世界ってことだな。

 

「そうですか……」

 

「その、私個人が聞いた噂話くらいで良ければお話ししますが?」

 

「おお、是非お願いします」

 

どんな話だろうか?

 

「実は、『妖狐のシオリ』と言う高名なカラスがいまして……」

 

ふむ。

 

「妖人のカラスで、狐のような耳と尻尾が生えた女性だそうです」

 

狐耳!それはイエスだね。

 

どう言う系統の狐耳だ?

 

みこーん!って感じ?それとも東の方?もしくは、世話焼きな方か?

 

「人間を素手で引き裂き、身のこなしは獣のように素早く、銃弾が何発も当たっても倒れないそうです」

 

んんんんんー?

 

何ですかそれは?

 

バーバリアン系狐娘とは新しいな。

 

とは言え、情報はもらえた。

 

あ、そうだ。

 

「ありがとうございます、職員さん。前回も、職員さんのアドバイスのおかげで、有能な学者を雇うことができました」

 

「ああ、そうなんですか。それはよかったですね」

 

「はい、それで……、お礼にお菓子を」

 

「まあ!よろしいんですか?」

 

「はい、皆さんで食べてください」

 

隙あらば媚売り!

 

恐ろしく早い媚入れ……、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

 

冗談はさておき、ご近所付き合いは大事だ。俺はしばらく、このナゴヤにいるつもりだからな。

 

 

 

よし、早速、そのシオリさんとやらに会ってみようか。

 

ええと……、確か、この辺の宿屋に泊まっていて、ここの酒場によくいるらしいな。

 

「お邪魔しますー」

 

カランコロン、戸にかけられた金属片が音を鳴らす。

 

ん?

 

人が静かだ。

 

奥の方に誰かがいるのが分かるが……。

 

周りの人々は、背中を丸めていないフリしてる。

 

いやしかし、ガラガラの席の奥の方に、一人女がいるな。

 

「あら……、誰かしら?」

 

エロい感じのセクシーボイス。

 

おっ、あれがシオリさんかな?

 

ってうお。

 

すげーな。

 

金髪狐耳……、なのは良いんだが、身長は180cmほど、筋肉も結構ついていて、その上めちゃくちゃにグラマラスでマーベラス。

 

切れ目の鋭い瞳に八重歯、大きな胸と尻。

 

妖艶という言葉はこの女のためにあると言っても過言ではないほどの妖しい美しさ。

 

それを、タイトな革ズボンでぴっちり筋肉のラインを見せて、ボンテージのような上着でバキバキの腹筋とどエロい鎖骨を見せる。

 

足元はヒールはないが、黒のロングブーツなのがサディスティック。

 

側には、うわ、何だあれ……。

 

恐らくは……、ヘリコプターの羽……、だよな。

 

ヘリコプターの羽を加工して大剣にしてるのかあれ。

 

スッゲェなおい。

 

「アナタは?」

 

「俺は行商人兼、神楽坂御一門衆の長をやっているグレンだ」

 

「うふふ……、そうなの。アナタは肝が座っているわね?私を見ても驚かない」

 

妖艶な流し目でこちらを見て、そう一言。くーっ、セクシーだねえ!

 

「そうか?美人を前に何をビビるんだか分からんのだが」

 

「あら!嬉しいわぁ……」

 

「それで……、君がシオリさんかな?」

 

「ええ、そうよ」

 

うーん、どうしようか。

 

よし、ストレートに行ってみよう。

 

「神楽坂御一門衆に入ってみたりしない?」

 

「ええ、構わないわ」

 

え?良いの?

 

「その代わり……」

 

お、どんな面倒ごとだ?

 

この手の話、死ぬほどめんどくせぇ話ばっかりだからな。

 

扱いクエストは大抵ロクでもない。僕知ってる。

 

「私を一晩抱いてくれるかしら?」

 

「えっ?」

 

マジ?

 

「ふふふ、ほら、アナタもそうでしょう?私を前にすれば、どんなに調子に乗った男も縮み上がるの……」

 

いやいや……。

 

「抱いていいの?」

 

「できるもんならね」

 

え?

 

マジで?

 

あの、俺はさ、据え膳があったら罠でも百パーセント食らいついちゃう人だよ?

 

うわー、ラッキー。

 

最近、女抱いてねえから溜まってたんだよな。

 

「んっ」

 

「んんっ?!」

 

思い切りキスをする。

 

んあー、唇おいしい!

 

「っぷはー。おい、酒場のおっさん!二階の空いてる部屋は?」

 

「えっ?!あ、ああ、204号室なら……」

 

俺は万札をカウンターに置く。

 

「一晩貸してくれ」

 

 

 

……「あっ!おお"っ!」

 

……「だ、だめ、それ以上はっ」

 

……「ああ、あああ〜っ!!!」

 

 

 

ごちそうさまでした!

 

美味しかったです!

 




お雑煮美味え。

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