ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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あーーーん。

最近書いてねえや。


25話 チキチキ!傭兵団大遠征!

ぶっちゃけ、荒治療だ。

 

どうやら、ここの傭兵は、街を拠点に近くの森や山に日帰りで行って、ちょこっとモンスターを狩る程度しかやったことがないらしいように思える。

 

そんな程度で、来るべき王国との戦争でいい結果を残せるとは到底思えない。

 

夜に眠れなかった、飯をろくに食えなかった、水をろくに飲めなかった、いつ襲われるか分からない状況、ストレスがかかっている時。

 

そんな時に、いかにパフォーマンスを落とさずに戦うか。それが兵士にとって重要だと思う。

 

なので、今回は、肉体と精神に負荷をかけて、その上でチームワークや連帯責任について学ばせる予定だ。

 

もちろん、レクノアにはフル稼働してもらう。犠牲は一人も出さない。

 

 

 

七日目、レジェンドレア確定チケットのカケラをゲット。

 

《スキル:ガチャを使用しますか?》

《GP:219860000》

《はい/いいえ》

 

三回はい。

 

ノーマル×74

レア×20

スーパーレア×8

レジェンドレア×0

 

ノーマル×73

レア×19

スーパーレア×8

レジェンドレア×0

 

ノーマル×73

レア×21

スーパーレア×6

レジェンドレア×0

 

いやー、実は、弱いレア相当の魔具なら複数本出るのよね。

 

例えば、斬れ味が凄く鋭いだけの剣、くらいなら百本くらい余裕で出る。

 

炎を纏う剣くらいだと十本単位かな。

 

食品も、牛一匹とか、豚六匹とか、鶏百五十羽とか、クソでかい単位で出るのよね。二百キロくらいかな?

 

クソでかダンボール一箱とか。

 

米は紙の米袋で30kgが一度で一気に出るし、菓子類なんかも、業務用の大きなダンボールに詰まって出てくる。

 

ノーマルの中でもランクがあり、外国産牛肉とかだと牛一頭分出るけど、黒毛和牛だと数キロ単位でしか出ない。

 

マクダニエルのハンバーガーセットなら一度に数百セットくらい出るけど、高級懐石とかは三、四人前しか出ない。

 

 

 

さあ、今は約束の時間だ。

 

何人か遅れているようだが、俺は朝に集まれとしか言ってないし、この世界に時計はないので、遅刻を咎めるつもりはない。流石に昼まで待たされたら連帯責任の腕立て伏せ発動だが。

 

そんなことにはならず、全員、午前の七時には集合していた。

 

「本来ならば点呼したいところだが、数が数えられないやつもいるそうなので、今回は良いとしよう。レクノア、全員いるな?」

 

「うん、大丈夫」

 

「では、出発する!」

 

野営の期間は十日間。

 

二日かけて街から遠くにある山まで遠征。六日間山で過ごして、二日で帰還。

 

全員が、30kgほどの背負い荷物と、円匙(スコップ、シャベルのこと。俺はえんぴって呼んでる)と、武器を持たせて行軍開始。

 

三十から六十人の小隊単位でグループを組ませて、小隊二つから三つで中隊とする。

 

中隊長に、各傭兵団の団長を据えて、俺は実質的に、五個中隊の上に立つ大隊長だ。

 

小隊長と中隊長に、山彦石なるものでできた通信用の魔具(無線みたいなの)を持たせていざ突撃。

 

俺はアイテムボックスを持っていて、レクノアの分の荷物も持っているという設定だ。

 

トライにも、30kgほどの荷物を背負わせる。

 

レクノアは、細身の十五歳の少女であるからして、長距離移動は難しいだろうと思う。

 

疲れたら同行させているクーリエに乗って良いと伝えておく。

 

 

 

……自衛隊じゃ一日八時間かけて24〜32km歩く。

 

まあ、森の中を戦備行軍と考えれば、もうちょい遅いか。

 

そんなことを考えながら歩く。

 

「うわあああっ?!オークの群れだーっ!!!」

 

誰かが叫んだ。

 

「狼狽えるな!応戦しろ!」

 

俺が叫び返す。

 

「レクノア」

 

「えーっと、魔具があるから誰も怪我しないよ」

 

なるほど。

 

さて、見に行ってやるか……。

 

どれどれ……?

 

「ス、スッゲェ〜!この魔剣、オークが一撃で真っ二つだぜ!」

 

獣人の小隊が対応したようだ。

 

十数体のオークが死んでいるが、獣人達は傷一つ負っていない。

 

「討伐証と魔石を剥ぎとれ!」

 

剥ぎ取らせた後に、討伐証と魔石を回収して、俺の『収納』に入れる。

 

これだけでも、討伐証と魔石で金貨五十枚は軽くいくだろう。

 

「回収した素材は、傭兵ギルドに提出して、上納金として二割を徴収後、各団長に分配するので、団長から金を受け取ること!」

 

俺はそう言って、行軍を再開させる。

 

 

 

その後も、数回モンスターの群れと接敵したが、どれも危なげなく対処できた。

 

そして、10kmほど歩いたところで休憩をすることに。

 

「怪我人の確認急げ!」

 

「ありません!」

 

「ありません!」

 

「ありません!」

 

「よし、昼休憩だ!食事を摂れ!水は飲み過ぎるなよ、節約しておけ!半分が休憩、半分が警戒だ!」

 

「「「「はい!」」」」

 

全員、疲労困憊といった様子。

 

こんな様では先が思いやられるな。

 

干し肉とビスケットをかじり始める傭兵達。

 

そんな時に……。

 

「フ、ファングタイガーの群れだー!!!」

 

「うわあああっ!!!」

 

休憩中で気を抜いているグループが悲鳴を上げた。

 

「休憩中だからと言って気を抜くな!敵が現れたら武器を取れ!抗戦しろ!!!」

 

全く、戦場で気を抜くなよな。

 




やる夫スレと古の個人サイトの仮想戦記もの読んでたらもうこんな時間。

ここ三日くらい一文字も書いてない。

これはいかん。

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