さーて。
俺は人間性マシマシのスーパー良心マンだから、ペットの面倒はちゃんと見る。
性奴隷がうちに来て一ヶ月。
ペットとお喋りしてやろう。
そのあとはおしゃぶりさせるんだが。
おっといかん、つい下ネタがね。
まずはテレサだ。
テレサは、最近はリビングで、イゾルデに文字を習っているそうだ。
盲目であるが、俺が、脳内ネットワークとリンクしたカメラホムンクルスをくれてやったので、カメラホムンクルスの目を介して、外界を見れるようになった訳だな。
カメラホムンクルスの視界内に俺が入る。
すると、紙面に集中していたテレサが声を出す。
「あなた!」
テレサは、俺をあなたと呼ぶ。妻気分か?まあ、別に構わないが。
「何をしてたのかな?」
「イゾルデに文字を習っていたんです!」
「そっか、頑張ってるね」
そう言って頭を撫でてやった。
うちの犬も撫でられるの好きだったな。
「えへへ……」
かわいいね。
「ここに来て一ヶ月経ったけれど、何か困ってることとかないかな?」
「そんなの、ないですよ!食事も美味しいし、部屋も綺麗だし、かわいいお洋服ももらえて……、エイハブ様はとっても優しいですから!」
不満はなし、と。
「辛いことがあったらすぐに言ってね。テレサは僕のお嫁さんなんだから」
「はっ、はい!……お嫁さん、えへ、えへへ……」
ヨシ!
「イゾルデは何かあるかな?」
「いえいえ、ご主人様はお優しいお方で、テレサ様にも配慮してくださいますし……。あ、でも」
「でも?」
「その……、私は元々メイドでして。お仕事がないと、少し戸惑ってしまいます」
うーん?
「そうなの?でも、イゾルデは今はもう、僕のお姫様だから。むしろ、これからが大変だよ?」
「え?」
「子供ができたら、子供の世話をしなきゃならないんだからね」
「そう、ですね。それはきっととても大変でしょう。けど……、とても幸せだと、思います」
ヨシ!
その後も軽く話をしたが、まあ、ありきたりな不幸話くらいしか聞けなかった。
ほら、アレだよ。
テレサは黒髪だけど、両親は金髪で、髪の色が違うから不義の子に違いないと言われて育ったんだと。
んで、生まれつき盲目で、障害者の出来損ないだから、相当に冷遇されていたとか。
家族は口をきいてくれないし、食事も別。
どうせ目が見えないからと、暗い部屋に押し込められていた。
最低限の礼儀作法や、聖歌を習わされたくらいであとは放置。
そして、成人である十四歳を機に、家から追い出されたそうだ。
イゾルデは、そんなテレサの面倒を見る役だったらしい。
はいはい、あるある。
ミィティ。
ミィティは、飴をしゃぶりながら日向でゴロゴロしている。
俺に気がつくと、ニカっと笑って駆け寄ってきた。
「エイハブー!」
「おっと」
抱きとめる。
「エイハブ君、大好き!」
「僕もだよ」
さて、適当に会話して、何か問題があるか聞いた。
「問題?ないよ?」
「でも、昼間は仕事があってあんまり構ってあげられないしさ」
「うーん、うちのお父さんも、普段は外で働いてたからねー。お父さんって、そういうものじゃない?」
おっ、そう来る?
あ、因みに、昼間は錬金王城でネトゲやってまーーーす!!!
いやほら、昼間っから性奴隷に構うのダリィじゃん。女のご機嫌とりほど無駄なことはねえよ。
昼間は、ネトゲやったり、映画見たり、ダンジョンでレベル上げしたりして遊んでるんだわ。
まあ、アレだな。
父親は外で働いて家庭に貢献するのが当然、みたいな考えがミィティにはある訳だ。
たまには遊んでやっても良いかな?みたいなことを言うと……。
「じゃあさ、今度はお外でシてみない?」
おっ、良いですねェ!!!!
調教の結果が出てますわ〜!!!!
「しょうがないなあ」
ヨシ!
雷呼。
雷呼は意外と知能派で、読書が趣味らしい。
部屋をノックすると、はいよ、と返事が返ってきた。
部屋に入ると、瓶のオレンジジュースを飲みながら、読書に耽る雷呼がいた。
「何してるのかな?」
「んー?本を読んでるよ。どうしたんだい、旦那?」
俺は、今の生活に不満はないかと聞いた。
「不満だぁ?はっ、こんな至れり尽くせりの生活をさせてもらって、何が不満だい。これで不満だなんて、お天道様にもあんたにも申し訳なくって言えないよ!」
とのことだ。
「昼間はあまり構えてないけど……」
「良いんだよ、旦那。アタイだってガキじゃあないんだ。そこまで気を遣われちゃ逆に困っちまうよ」
ほーん?
「旦那ほどの男の仔を孕めるなんて、それだけで破格だって言うのに、その上で一生飼ってもらえるなんて最高だよ!」
あ、飼われてる自覚あったのかコイツ。
「飼っているなんてとんでもない!雷呼は僕のお嫁さんだよ」
「ハン、家事の一つもしない、かと言って仕事もしない、そんなんで何が嫁だい?こんな体たらくで嫁なんて言えるほど太々しくないよ」
ふーん?
コイツは賢いな。
自分の立場を弁えてる。
「良いかい雷呼。僕は君のことを愛しているよ。例え何があっても、生活はしっかり保証する」
「そうかい……、なら、とっとと孕ませておくれよ。やっぱりアタイも不安さね、底辺の奴隷から、こんな姫君みたいな生活……。仔を孕めば、旦那の家に正式に入れてもらえるだろう?そうしたら、捨てられることはそうそうなくなる……、よな?」
『家』と来たか。
古い人間の考え方だな。
まあ……、その考え方はよく分からんが、捨てられそうと思った女がする、その、縋るような視線は大好物だ。
いたずらをして叱られる時の犬みたいでかわいいぞ。
俺は、雷呼を抱きしめて、安心するように伝えた。
ヨシ!
なーんだ、ハーレムの維持って楽勝だな。
やっぱり、女ってちょろいわ。
いや、この世界の女だからちょろいんだわ。
世界の常識として、権力者はハーレムが当然みたいなところあるし。
余裕ができたらもうちょい増やすかなー。
アレはぶっちゃけ需要ないと思ってますが、書きたいんで。
お、次はDDSnetですね。