ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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なろう、会員登録と短編を一つ投げておいた。


22話 訓練

奴隷達全員に服を用意する。

 

狼獣人のアルゴンには、牛型のクリーチャーであるブラフマーの革を黒塗りにして作る『新品のガンマンの服』を着せる。見た目は普通に黒い革ズボンと、灰色の半袖シャツに革ジャン。ベルトのバックルがゴツくて、柄悪そうなところがぴったり似合っている。

 

それに、シルヴィアと同じ『サバイバルアーマー』を装着。

 

武器は、槍がいいらしいので、DLC『Seven SAMURAI IKUSA』の『KAZAKIRI SPEAR』という高周波ブレードの槍を持たせる。

 

牛獣人のリードには、放射線変異コットンで作る『新品の用心棒の服』を着せる。黒いタンクトップシャツと青いジーンズだ。

 

アーマーは、重く全身を保護する『パワードメタルアーマー』だ。あれだよほら、古典アメリカヒーローみたいな。

 

大型のスレッジハンマーにブースターを取り付けた武器、『ハイブースタースレッジ』を持たせる。

 

鳥人のカッパーには、アソシエイションという組織で買える近未来的な服『アソシエイションサイボーグ制服』だ。サイボーグ制服は、多様なサイボーグに着せる為の服であるから改造が容易である。カッパーは、立派な鳥の羽が背中から生えているから、羽を通す用の穴を開けた。見た目は、白くてタイトな服だ。

 

空飛ぶらしいから、余計な装備は持たせない。両腕にイオンビームあるしいいだろう。

 

蜥蜴人のガリアには、こちらもクリーチャーの革からできる服『新品の傭兵の服』を装備させる。ノースリーブの灰色シャツにノースリーブの革ジャン、カーキーのカーゴパンツってところだ。アメリカ映画の不良の三下っぽい。

 

アーマーは『スナイパーアーマー』という、曲線的で少々分厚いアーマーを着せた。

 

武器は……、『アンチマテリアルライフル』でいいだろう。あとは適当なマチェットとピストル。

 

狐獣人のネオンには、『新品の戦前の不良少女の服』を着せる。青い横縞が入った白い大きめのシャツに、デニム生地の半ズボン。ネオンは清楚なイメージがあるから、こういう服を着せるとギャップがあって良いかもしれない。

 

服の下に『チェインアーマー』という鎖帷子を着せる。

 

武器は杖が良いとか言っていたが、魔法使いの杖なんてもんは所持していない。

 

なので、PSY能力を強化する腕輪である『PSYブースター』をくれてやったら、これで良いとのこと。謎だ。

 

虎獣人のパラスには、アイアンウィルという組織で買える『アイアンウィル戦士の服』を着せる。近未来的なライダースーツってデザインかな。でも、丈は半袖半ズボン。色は黒。

 

『スカウトアーマー』という黒く、軽量の鋭角なアーマーを着せる。

 

武器は両手足にあるんでそれで。それとは別にハチェットを持たせる。ハチェットは小型の斧のことだからな。

 

全員に、標準装備として、水筒や薬などを入れる小さなポケットと、バックパック、サバイバルナイフなどを与える。

 

それと、適当な替えの服を5、6枚。

 

 

 

さて、この状態で訓練を開始する。

 

プロのサイボーグだと、身体を作り替えてもすぐに対応できるのだが、こいつらはアマチュア。

 

少なくとも一週間は、この肉体に慣れる為の訓練が必要だろうな。

 

あ、ナノマシンで人体と同じくらいのペースで修復されるから、経年劣化とかはしないぞ。

 

俺のこのボディも、ゲーム内時間で百年くらい経過しているけど、何の問題も出ていない。

 

「これから一週間、毎日身体を動かせ。新しい身体に慣れる為に、走ったり、武器の素振りをしたりして、サイボーグ化した部分をよく動かせ」

 

「「「「はい!」」」」

 

「シルヴィアは、訓練について何か言いたいことはあるか?」

 

「訓練か。まずは毎日走り込みだな」

 

「ほう、その心は?」

 

「人間であれ獣人であれ、最後に物を言うのは気力と体力だ。逃げるにしたって走れなきゃ意味がない」

 

「そう言う訳だ。今日は、武器を持って、鎧を着たまま走れ」

 

「「「「はい!」」」」

 

 

 

走り込みから一時間経過。

 

不思議と脱落者はいなかった。

 

「どうだ、シルヴィア?」

 

「やはり獣人は良いな、生まれつき体力に恵まれている。足も速い」

 

三時間経過。

 

まだ走っている。

 

「こんだけ走れりゃ充分では?」

 

「……確かにそうだな」

 

「はーい、やめー!」

 

俺は、コストトのスポーツドリンクを配る。

 

一リットルの、そこそこに冷えたものだ。

 

「これは……、水?」

 

「飲め」

 

「どうやって?」

 

「えーと、蓋の部分を回してみろ」

 

「あ、開いた。……冷たくて甘くて美味しい!」

 

パラスが言った。

 

奴隷達はしっかりと水分補給できたようだ。

 

「それじゃあ、適当に巻藁とサンドバッグを置いておくから、武器の素振りや試し斬り、格闘の練習をしておけ」

 

「「「「はい!」」」」

 

「あの、あっしのこれは……?」

 

ガリアがアンチマテリアルライフルを見せてきた。

 

「武器だ」

 

「いや……、なんすかこれ?」

 

「ライフルだ」

 

「ライフル?!か、火薬代は払えないっすよ……?!」

 

「俺が出すから安心しろ。お前はとりあえず、弾薬を背負ったまま格闘訓練だ」

 

「はい!」

 




なろうでもPNはハードオンだから、見たい人は見ればいいんじゃないかな。

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