最果ての黒龍、ギラをペットにした。
ギラは、ピカッと光るとだんだん縮み、身長160cmほど、長い赤髪、黒のゴスロリの美しい少女になった。鋭い眼光と八重歯が特徴。黒いツノや翼、尻尾も生えている。
「に、肉ぅ〜……、血が、血が足らぬぅ〜」
お、持ち運びしやすいサイズになったな。
《ギラ さんが訪問しました》
《領域に入れますか？》
はい、だ。
《ギラ さんに制限をしますか？》
制限か。
アプリによると、領域内に入れた存在には、色々と制限ができるようだ。
「えーと、こうだ！」
《ギラ さんは レオ さんに攻撃ができない》
《ギラ さんは レオ さんのものを故意に壊せない》
これでいいだろう。
血まみれのギラを背負って、ダイニングに連れて行く。
俺は作り置きしておいた厚切りローストビーフを出してやった。
「がつがつがつがつ！た、足りん！とてもじゃないが足りん！牛を丸ごと持ってきてくれ！焼かなくていい！」
あ、ふーん。
牛ブロック肉の塊を目の前にドンと置いてやった。
「んま！んまんま！がつがつ！」
どんどん食うな……。
結局、大型冷蔵庫八つを丸々空っぽにしたギラは、腹を抱えて寝始めた。あの質量がどこに入ったのかは謎だ。
ここで寝られると迷惑なので、リビングのソファーに寝かせる。
それで、服をひん剥いて包帯を巻いてやった。
おっぱいはそこそこあるな、18歳くらいか？
だが、俺は紳士なので触ったりはしない。
服も、下着は剥がさなかった。紳士なので。
下着は黒。
にしてもこいつ、目つきはアレだが、顔は可愛いな。
俺を殺そうとしてきたことは末長く許さないが、顔はいいのでそこそこに優しくしてやるか。
それに、ドラゴンってことは動物だ。
動物は人間みたいに難しいことは考えないだろう。
人間はめんどくせーからな。
媚びたフリして金を絞ろうとするクズ共のあの瞳……、思い出しただけでも反吐が出そうになる。
こいつは、まっすぐな、動物の目だった。
信頼はできないが信用はできる、な。
411:異世界セレブニキ
XXXX/XX/XX ID:isEkAi
ドラゴン倒して仲間にした。
［動画］
412:以下、3ちゃんねるからVIPがお送りします
XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
は？
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
は？
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
は？
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
ちょwwwwおまwwwwwwww
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
何で対物ライフルなんて持ってるんですか？？？？
417:異世界セレブニキ
XXXX/XX/XX ID:isEkAi
>>416
紳士の嗜みだ。
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
草が抑えきれないwwwwwwww
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
立ったまま対物ライフルを連射するマッチョ怖すぎる
桐◯チャンかな？
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
誓って殺しはやってません！！！！！
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
四つ目の黒龍カッコいいな
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
命乞いドラゴン
423:異世界セレブニキ
XXXX/XX/XX ID:isEkAi
あと、ドラゴンが美少女になったので、飯を食わせて寝せた。
［寝顔画像］
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XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
ヒロインキターーーーー！！！！！
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祭りになった。
6:世界観を間違えた男、異世界を往く
22世紀、VRゲームが一般化した社会で、日本自衛軍に所属していた経験のある主人公。ニュークリアデターランス13と言う、フォールアウトやらタイタンフォールやらが混ざったようなポストアポカリプス系ゲームの、有志によって作られた何でもありの裏サーバーの管理者のうち九人を『九大天王』と呼び、それぞれが天使の名をもじった名前を持っていた。九大天王のうち、主人公は、プレイヤーネームを『ザバーニヤ』と名乗り、裏サーバーの秩序をそれなりに維持していた。裏サーバーはまさに何でもありの世界で、初心者狩り、奴隷売買、テロ、暗殺、裏切り、密告……、とにかく地獄であった。そんな世界を最低限の秩序を保つ為に戦っていた九大天王は、半ばGMとも言える存在であり、イベントの開催なども行なっていた。そして、主人公は、ある日、ログインしたら異世界に『ザバーニヤ』の身体のまま転移していた！衛星軌道上にある人工衛星型の基地と一緒に！お供の人工精霊アリスと共に、世界観を間違えた男がファンタジー世界をぶっちぎる！