ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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生きるの飽きたなー。


34話 ろくでもないこと

全人類デビルサマナー化計画の第一弾として、警察官及び自衛官のデビルサマナー化を推し進めた俺達、DDSnetは……。

 

「んー……、世界滅亡案件は、今年は三件のみ!うち、一件は俺達、一件はライドウ、そしてもう一件はなんと……、警察官が解決した!」

 

「それって凄いの?」

 

ありすが聞いてきた。

 

「そりゃもう、凄いさ!俺達の仕事が減るんだぜ?!」

 

「おー、それは凄いねー」

 

「げひゃはははは!!!ザマーミロ、ルシファー!今年も人類は生き残ったぞ!!!」

 

あのゴミクズ野郎の吠え面かく様を想像すると……!メシウマあああああっ!!!!

 

「もう本当に最高だな!人類は強くなった!この調子で頑張るぞー!」

 

「おー!」

 

 

 

さて……、今は正月明け。

 

やることと言ったらもちろん、姫始めだ。

 

「ああっ♡すごぉい♡」

 

レベル50、モーショボーのミナ。

 

鳥の羽のような髪をした女の子だ。中学生くらい。

 

「じゅる……♡精液はマグネタイトの塊なんだぜ?無駄にするんじゃねえよ♡」

 

レベル92、セイテンタイセイのソーン。

 

短髪ボーイッシュな高校生くらいの女。

 

「ちゅっ♡唾液も溢しちゃいけませんよ♡サマナーの体液はマグネタイトの塊ですからね♡」

 

レベル90、ギリメカラのリカ。

 

巨乳でムチムチのお姉さん。

 

「サマナー♡私にもちゅーしてよぉ♡」

 

レベル97、モトのトモ。

 

ツルペタロリガキ。

 

「サマナぁー♡私のココも耕してぇ♡」

 

レベル89、イシュタルのリン。

 

黒髪ツインテールの女子高生くらい。

 

「サマナー♡私にもあなたの子種を注いで下さいませ……♡」

 

レベル99、ヴィシュヌのヴィエラ。

 

モデル体型の細身のお姉さん。

 

「サマナー♡好き好き♡だーいすきだよ♡」

 

レベル98、コウリュウのリュウコ。

 

金髪ナイスバディ。

 

英雄神: ██████

暗黒神: █████

原天使: ███

金星神: ███████

黄泉神: ████

白痴神: █████

 

この辺りは伏せておこうか。奥の手だからな。

 

とにかく、可愛いしもべ達に、マグネタイトのお年玉をあげた。

 

 

 

まあ、年末年始だからな。

 

年末年始くらいは休もうぜ。

 

ここにいる、DDSnetの幹部メンバーは全員、家族もいないし、新年を共に祝う友人がいる訳でもない。

 

だから、俺が最近購入した新居(豪邸)で酒盛りしている。

 

四人、新しくスカウトした新幹部の歓迎会でもある。

 

赤城蓮、青空星夜、白月奉侍、黒羽寛人の四人だ。

 

この四人は、去年大量スカウトした一般職員の中でも、特に強くなった、頭角を現してきたトップ4だ。

 

既に、キャパオーバーしていた幹部の仕事を一部任せて、問題なく仕事ができていることを確認して、最近、幹部として正式に承認。

 

新年からよろしくね!ってことだ。

 

すると……。

 

『緊、急、そく、ほー、です……』

 

テレビ画面が切り替わり、白目を剥きながら泡を吹くニュースキャスターの顔が映った。

 

「んんー?んんんんんー????」

 

あれ?何だろうか?

 

死ぬほど嫌な予感がするぞー。

 

『こんにちは、世界の皆さん。私は、ルイ・サイファーと言う者です』

 

「マ°ッッッ?!!!(汚い高音)」

 

『世界には、悪魔というものが存在し……』

 

「マアアアアアッ!!!やめっ、

ヤメロォ!!!!ヤメロォ!!!!」

 

『こちらのURLに悪魔召喚プログラムを設置しました。皆さんも、デビルサマナーになって、隣人を守りましょう。……これで良いかな?DDSnetの諸君?』

 

「ピギィィィッ!!!!ピギィィィッ!!!!死んでくれえええええ!!!!アアアアアアアアアアッ!!!!!」

 

俺は、釣れたてのマグロが如く、ビタンビタンと飛び跳ねた。

 

 

 

五分後。

 

「よし、仕事の時間だ」

 

「「「「はい」」」」

 

そういうことになった。

 

ルシファーがやったのは、悪魔召喚プログラムを全世界に無差別にばら撒くことだった。

 

俺としては、悪魔を使った犯罪とか起きたら洒落にならんので、まず、軍隊や警察官に優先配布して、対悪魔の戦闘に充分慣れて、レベルも上げてもらう。その後に、段階的に、一般人への悪魔召喚プログラムの配布を視野に入れていた。

 

だが、ルシファーは、そんな俺の思惑を完全無視して、善人だろうが悪人だろうが関係なしに、全世界に悪魔召喚プログラムをばら撒いたのだ。

 

ふ、ふふふ……。

 

初めてですよ、この私をここまでコケにしたお馬鹿さんは……。

 

正直、今の俺は洒落にならんほどブチ切れているが、それをグッと堪えて、行動を開始する。

 

まずは、話し合いだ。

 

緊急会議だ。

 

「まず……、流石の俺も時は戻せない。こうなったからには、どうにかしてこの状況を切り抜けるしかない」

 

俺は、ノートパソコンのキーを叩きながら宣言した。

 

「うん……、世界中のネット掲示板、SNSに、悪魔召喚プログラムがアップロードされている。ここまで拡散されると、削除は不可能だ」

 

確認した。

 

ここまで拡散されたら、インターネットというものの構造上、削除は不可能だ。

 

「では、どうする?」

 

デイブが言った。

 

「計画を早める。ルーファス!お前は今すぐに首相官邸へ行け!そして、全警察官、全自衛官のデビルサマナー化をすると伝えてこい!計画については、『全人類デビルサマナー化計画』ファイルの2.3ページを見て説明しろ!」

 

「了解だ」

 

ルーファスは即座に退室した。

 

「真由子!悪いが休日出勤だ。今晩中に、DDSnetに『悪魔召喚プログラムの無差別配布による治安低迷の防止』という題目で、デビルサマナーに街の見回りをさせる依頼書を作って、完成次第、全国の支部に配布してくれ!」

 

「分かりました!」

 

真由子がありすを伴って退室した。

 

「他の幹部は全員、部下を連れて担当地域の見回りをしてこい!頼むぞ!」

 

「「「「はい!」」」」

 

全員が退室した。

 

俺は即座に、手元のノートパソコンで資料を作成する。

 

今までの、警察官や自衛官をデビルサマナー化する過程で得たノウハウを使った、デビルサマナー入門者向けの資料だ。

 

これを、DDSnetの名の下に販売する。

 

 

 

ハァアァ……。

 

どうしようか、これ……。

 

 




スパロボT、まあまあ面白いっすね。

ガンソが主軸なのが良い。

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