全人類デビルサマナー化計画の第一弾として、警察官及び自衛官のデビルサマナー化を推し進めた俺達、DDSnetは……。
「んー……、世界滅亡案件は、今年は三件のみ!うち、一件は俺達、一件はライドウ、そしてもう一件はなんと……、警察官が解決した!」
「それって凄いの?」
ありすが聞いてきた。
「そりゃもう、凄いさ!俺達の仕事が減るんだぜ?!」
「おー、それは凄いねー」
「げひゃはははは!!!ザマーミロ、ルシファー!今年も人類は生き残ったぞ!!!」
あのゴミクズ野郎の吠え面かく様を想像すると……!メシウマあああああっ!!!!
「もう本当に最高だな!人類は強くなった!この調子で頑張るぞー!」
「おー!」
さて……、今は正月明け。
やることと言ったらもちろん、姫始めだ。
「ああっ♡すごぉい♡」
レベル50、モーショボーのミナ。
鳥の羽のような髪をした女の子だ。中学生くらい。
「じゅる……♡精液はマグネタイトの塊なんだぜ?無駄にするんじゃねえよ♡」
レベル92、セイテンタイセイのソーン。
短髪ボーイッシュな高校生くらいの女。
「ちゅっ♡唾液も溢しちゃいけませんよ♡サマナーの体液はマグネタイトの塊ですからね♡」
レベル90、ギリメカラのリカ。
巨乳でムチムチのお姉さん。
「サマナー♡私にもちゅーしてよぉ♡」
レベル97、モトのトモ。
ツルペタロリガキ。
「サマナぁー♡私のココも耕してぇ♡」
レベル89、イシュタルのリン。
黒髪ツインテールの女子高生くらい。
「サマナー♡私にもあなたの子種を注いで下さいませ……♡」
レベル99、ヴィシュヌのヴィエラ。
モデル体型の細身のお姉さん。
「サマナー♡好き好き♡だーいすきだよ♡」
レベル98、コウリュウのリュウコ。
金髪ナイスバディ。
英雄神: ██████
暗黒神: █████
原天使: ███
金星神: ███████
黄泉神: ████
白痴神: █████
この辺りは伏せておこうか。奥の手だからな。
とにかく、可愛いしもべ達に、マグネタイトのお年玉をあげた。
まあ、年末年始だからな。
年末年始くらいは休もうぜ。
ここにいる、DDSnetの幹部メンバーは全員、家族もいないし、新年を共に祝う友人がいる訳でもない。
だから、俺が最近購入した新居(豪邸)で酒盛りしている。
四人、新しくスカウトした新幹部の歓迎会でもある。
赤城蓮、青空星夜、白月奉侍、黒羽寛人の四人だ。
この四人は、去年大量スカウトした一般職員の中でも、特に強くなった、頭角を現してきたトップ4だ。
既に、キャパオーバーしていた幹部の仕事を一部任せて、問題なく仕事ができていることを確認して、最近、幹部として正式に承認。
新年からよろしくね!ってことだ。
すると……。
『緊、急、そく、ほー、です……』
テレビ画面が切り替わり、白目を剥きながら泡を吹くニュースキャスターの顔が映った。
「んんー?んんんんんー????」
あれ?何だろうか?
死ぬほど嫌な予感がするぞー。
『こんにちは、世界の皆さん。私は、ルイ・サイファーと言う者です』
「マ°ッッッ?!!!(汚い高音)」
『世界には、悪魔というものが存在し……』
「マアアアアアッ!!!やめっ、
ヤメロォ!!!!ヤメロォ!!!!」
『こちらのURLに悪魔召喚プログラムを設置しました。皆さんも、デビルサマナーになって、隣人を守りましょう。……これで良いかな?DDSnetの諸君?』
「ピギィィィッ!!!!ピギィィィッ!!!!死んでくれえええええ!!!!アアアアアアアアアアッ!!!!!」
俺は、釣れたてのマグロが如く、ビタンビタンと飛び跳ねた。
五分後。
「よし、仕事の時間だ」
「「「「はい」」」」
そういうことになった。
ルシファーがやったのは、悪魔召喚プログラムを全世界に無差別にばら撒くことだった。
俺としては、悪魔を使った犯罪とか起きたら洒落にならんので、まず、軍隊や警察官に優先配布して、対悪魔の戦闘に充分慣れて、レベルも上げてもらう。その後に、段階的に、一般人への悪魔召喚プログラムの配布を視野に入れていた。
だが、ルシファーは、そんな俺の思惑を完全無視して、善人だろうが悪人だろうが関係なしに、全世界に悪魔召喚プログラムをばら撒いたのだ。
ふ、ふふふ……。
初めてですよ、この私をここまでコケにしたお馬鹿さんは……。
正直、今の俺は洒落にならんほどブチ切れているが、それをグッと堪えて、行動を開始する。
まずは、話し合いだ。
緊急会議だ。
「まず……、流石の俺も時は戻せない。こうなったからには、どうにかしてこの状況を切り抜けるしかない」
俺は、ノートパソコンのキーを叩きながら宣言した。
「うん……、世界中のネット掲示板、SNSに、悪魔召喚プログラムがアップロードされている。ここまで拡散されると、削除は不可能だ」
確認した。
ここまで拡散されたら、インターネットというものの構造上、削除は不可能だ。
「では、どうする?」
デイブが言った。
「計画を早める。ルーファス!お前は今すぐに首相官邸へ行け!そして、全警察官、全自衛官のデビルサマナー化をすると伝えてこい!計画については、『全人類デビルサマナー化計画』ファイルの2.3ページを見て説明しろ!」
「了解だ」
ルーファスは即座に退室した。
「真由子!悪いが休日出勤だ。今晩中に、DDSnetに『悪魔召喚プログラムの無差別配布による治安低迷の防止』という題目で、デビルサマナーに街の見回りをさせる依頼書を作って、完成次第、全国の支部に配布してくれ!」
「分かりました!」
真由子がありすを伴って退室した。
「他の幹部は全員、部下を連れて担当地域の見回りをしてこい!頼むぞ!」
「「「「はい!」」」」
全員が退室した。
俺は即座に、手元のノートパソコンで資料を作成する。
今までの、警察官や自衛官をデビルサマナー化する過程で得たノウハウを使った、デビルサマナー入門者向けの資料だ。
これを、DDSnetの名の下に販売する。
ハァアァ……。
どうしようか、これ……。
スパロボT、まあまあ面白いっすね。
ガンソが主軸なのが良い。