ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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ちんぽ。


152話 亜人文庫

まず俺は、俺の分身体を各会社に派遣して、プロジェクトの詳細を煮詰めさせた。

 

人間がする程度の要求なら、魔法で大抵どうにかなるからな。

 

そうしたら、そのプロジェクトを持ち帰り、社内に公開した。

 

「こ、これってマジかよ?!」

 

「さ、最高だにゃ!」

 

「夢が広がりマスね!」

 

亜人の社員達は奇声を発して大喜び。

 

プロジェクトは全て、正式にスタートした。

 

我が社、『phantasia』としては、主に四つのプロジェクトを抱えることとなる。

 

一つ、魔法を使った玩具の開発。

 

二つ、魔法を使ったVRゲームの開発。

 

三つ、亜人国家関係の本の出版。

 

当然、我が社の規模はかなり大きいが、それでも三つもの大プロジェクトを一社で抱えるのは難しいと言わざるを得ない。

 

では、どうするか?

 

他の企業に協力してもらうのだ。

 

 

 

亜人国家にも、様々な企業がある。

 

地球と同じように、出版社やゲーム会社だってあるのだ。

 

ただ、日本ほどに娯楽が充実している訳ではない。

 

種族によってまるで違うので何とも言えないが、獣人は基本、娯楽となると『スポーツ、ないし格闘技』となる。

 

魚人は『水泳』だし、魔人の類は『自他を堕落させること』となる。

 

日本人のように、漫画やアニメ!とはならないのだ。

 

故に、あまりその辺りが発達していなかった。

 

しかし、日本のサブカルチャーは亜人国家にも通じたようで、各方面でガチファンができていた……。

 

「えっ?!ファイナルファンタズマの脚本とデザインでVRゲームを?!!!」

 

「KADOOKAで出版を?!!!」

 

「新天堂さんと共同で玩具を?!!!」

 

このように、頭の良いアホは亜人国家側にも山ほどいる。

 

まあうん……、どうなっても俺は責任取らないぞと公言してるからね。

 

知らないよ、できるだけ頑張るけどダメならダメで……。

 

 

 

まずは、出版関係からだ。

 

実は、亜人国家にはライトノベルは存在しないのだ。

 

アニメもない。

 

演劇や、VR絵本、音声が流れる魔導書などはあるが、文体は基本的に純文学のそれで、本を読むというのは教養の一つとされている。

 

そんな中でも、ポップに楽しめる漫画やアニメ、テレビゲームというのは、亜人からすれば新鮮な娯楽文化だった。

 

逆に、人間側も驚きがいくつもあった。

 

亜人国家には、地球で言うと『オデュッセイア』や『イーリアス』レベルの古文書の実物、しかも原典が現存しているのだ。

 

更に、莫大な歴史は、様々な王朝や神話の勃興を見れるので、本にできるネタはいくらでもあった訳だ。

 

そして……、昔俺が、『phantasia』で稼ぎ過ぎて金の使い道がなくなった時、出版業界などに投資したのを覚えているだろうか?

 

昔の投資は今も生きていて、日本には現在、かなり多くの出版関係者が存在している。

 

有名な漫画のスピンオフ本や、かなり挑戦的な内容の本も出たし、打ち切りになった本の連載が再開したりもした。

 

つまり、書く人は有り余っている訳だ。

 

そんな人々に、亜人の神学研究者や歴史家などがオブザーバーとして協力することにより……。

 

『鋼の勇者』

 

『白獅子の英雄王』

 

『不良魔人放浪記』

 

様々な本が生まれた。

 

もちろん、その内容は、一夢庵風流記の漫画版くらいにガバガバの歴史考証だ。

 

けど、亜人共はすぐに「うーん!面白いからOKです!」とか「肯定できない内容だけど否定するような歴史的事実もないから良いですよ!」とか平気で言いやがる。あいつら頭おかしい。

 

でも……。

 

「はあー……、おもしれぇんだよなあ!!!」

 

おもしれぇんだよこれが!

 

いやぶっちゃけ、リアルな歴史とか何も面白くないもんな。脚色加えまくりの嘘歴史の方が面白いわそりゃ。

 

因みに、亜人国家で歴史家なんてやってるのは、大抵貴族関係者だ。

 

だから……。

 

「りとる☆ぼーい先生!我がジルガン家の伝記を書いてくださってありがとうございます!この本、我が家の家宝とします!!!」

 

「あ、え?は、はあ、ありがとうございます?」

 

とかこんなやりとりも発生していた。

 

まあぶっちゃけ、本は売れるだろうな。

 

現代では、本を売るのに必要なのは画力や面白さよりもまずマーケティング力だからな。

 

もちろん、ある程度面白いのは大前提だ。

 

だが、娯楽に溢れた現代社会では、いかに目立てるか?どうやって本を手に取ってもらうか?

 

それが大事だ。

 

なので、KADOOKAは、思い切って新レーベルを作った。

 

その名も、『亜人文庫』だ。

 

他にも、『マンガでわかる亜人国家の歴史』シリーズを別会社と共に制作して、各国の小学校などに寄贈するなどのムーブをかました。

 

これは、物はいいから適切なプロモーションさえすれば売れるはずだ。

 




超能力サバイバルの能力者募集にいまだにお便りくれる人いて助かりますねえ。

続き書こうか。

とりあえず、軽くサブストーリーを書いた後は、新たな墜落飛行機との接触編だよ。

早朝にジェット機が村に突っ込んできて、主人公がそれを能力を使って止める。

飛行機の中には、欧州の超能力者がいた!その中でも、主人公の親友兼嫁であるユウチューバーのフランス人女がいて、そいつと再会する。

欧州組から四百人くらいが村に来て掟に従うことを誓う。四百人くらいが建国して、二百人くらいが放浪。

親友兼嫁のフランス女、その名もチビロリハーフリングネキ!ネキの能力は、触れた物質の構造を解析して設計図を頭の中に刻み込み、近しい物質があればそれを材料にして物質を構築できるという『機械仕掛けの女神(デアエクスマキナ)』だった。

それを利用して建物をぽこじゃか建てて、村から国へ!

そして冬に……。

冬はやることないのでおせっせでもしますか。

春は雪解け頃に主人公の結婚式やります。

春には、更なる墜落飛行機が!しかも何機かまとめて落ちてきて……?はい、ぶっちゃけると、人口が足りないです。百人規模でわちゃわちゃやっても画面が映えないですからね!墜落飛行機は北米、南米、アフリカ、中近東、アジア勢力としましょうか。今後も定期的に飛行機が落ちてきて超能力者が補充される展開でよろしくぅ!

その中でも力を求める者は日本建国派に合流して、農耕でもして静かに生きていきたい人達は欧州建国派に、共産主義者は平等派に、一般人は一般人連合に、目端の利く奴は主人公の国へ所属します。変わり者は流浪の民となります。

その他にも、野盗集団や、物を売り買いして生きる流浪の民などが現れます。

日本建国派と欧州建国派が戦争をするもなんだかんだで丸く収まったり、中近東系能力者が野盗と化して暴れてたりします。

あーもうめちゃくちゃだよ!サバイバルっつってんのに人間関係の話とか、超能力サバイバルのタイトルこわれちゃ^〜う!

でも仕方ないね、超能力が強過ぎてサバイバル要素ないんだもの。

モンハン要素でも入れて行こうか。

えー、主人公の能力は、物質を素粒子レベルまで分解して再構成する能力ではあるのだが、例のモンスター島のモンスターは、どうやら、主人公の知らない素粒子が含まれていることが発覚する。

その素粒子を集めて研究するために、モンスター島の調査部隊とかができます。

モンスター島でモンスターを倒したり、未知の植物を採取したり。

因みに、未知の素粒子は、創造系超能力者の超能力素子的な物だと発覚!つまり、このモンスターは超能力者が作り出した物である可能性が大きい……?!

みたいな。

なんかもう……、ネタください……。

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