ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

552 / 1724
アサシンクリード、本当にクソ。

フリーズは十回を超えるし、クソみたいなパズル要素もある。ストーリーはまあまあ良いけど。


135話 スキュラ嫁は日本でラブラブ

私は、オリヴィエ=ルルヴィエラ・ララルフィア。

 

初代『至高魔導』の魔導師にして、レイジのお嫁さんである。

 

趣味は、この蛸足で、旦那さんのレイジをぐるぐる巻きにしてぎゅーっとすること。それと、読書。

 

今、私は、日本国のあかつき街と言うところで、教師をやっている。

 

最初は、本の代金の足しにするため、バイト感覚で始めたのだが、気がついたら正規雇用されてた。

 

私の他にも、大賢者アウレーリア、精霊女王アニエス、幻魔神テレジア、激龍剣グロリア、絡繰師イルル、聖騎士姫エリーゼ、一つ牙ルシア、現人神カエデ、滅水のベータ、轟のレイラ、鈍色のエスメラルダが教師として教鞭を執っている。

 

彼女達は、旦那さんのレイジを支える妻にして、私の友。

 

この世界の人間は、男が女を何人も侍らせるのはよくないことらしいが……、私達の基準では、素敵な男性が沢山の女を囲うのは義務。

 

レイジには、十二人じゃ足りないから、もっとたくさんの嫁と、妾も何人か作るべきだと言っているのに……、彼は私達で充分だという。

 

せめて、妾は何人か欲しい……。

 

レイジの子を沢山増やすべき。

 

とは言え、しばらくは夫婦の時間を楽しみたくもある。

 

なんだかんだ言って、私達はまだ新婚さん。

 

結婚してから十年そこらしか経っていないのだ。

 

けれど、早く子供を産まないと、レイジの両親の寿命が尽きてしまう。

 

レイジの両親にも、魔力覚醒措置をしてあるので、あと百年くらいは平気だと思うけれど……。

 

なるべく早めに子供を作らなきゃならない。

 

そのためにも、早く、日本の魔法学を安定させなくては……。

 

とは言え、日本では、魔法大学だけではなく、魔法高校があり、各地に、魔法大卒の元生徒が開いている魔法私塾がある。

 

なので、最近になって魔法大学だけを試験的に導入し始めたという外国よりも、早期に魔法使いの総量を増やしたというアドバンテージがある。

 

その他にも、軍学校でも魔法使いを養成しているらしく、近いうちに魔法高校を更に増やす予定もあるそうだ。

 

因みに、教師は他に、『朽ち花』『砂瀑』『籠絡』もいる。

 

そして、ついでに言えば学園長は私。むふー。私は偉い。

 

……何で学園長になってしまったのかは謎だ。

 

気がついたらなっていた。

 

まあ、初代至高魔導の二つ名を得るまでの過程も、好き勝手に本を読んでいたらそうなっていた、というものだし、私の人生は流されるのが基本なのだろう。

 

流されても、嫌な方向に行き着いたことは一度もない。

 

なら、今回も流れに身を委ねてしまおう。

 

因みに、夜はレイジに身を委ねてる。レイジは優しい。むふふ。

 

 

 

「よう、調子は?」

 

「レイジ!」

 

レイジが来てくれた。

 

レイジは、この魔法大学の臨時講師をたまにやりつつ、本業は魔法用品店『phantasia』の代表をやっている。

 

「久しぶり、レイジ」

 

「久しぶり、って……。三日ぶりだろ?」

 

「三日も離れてた」

 

「長命な亜人とは思えない台詞だ」

 

「むう、レイジとはいつでも一緒にいたい」

 

「そうもいかないだろ」

 

「大丈夫、授業している私を抱っこしてちゅーしてくれれば良い」

 

「酷い羞恥プレイだなあ」

 

むう。

 

レイジはわがまま。

 

「とりあえず、ちゅーして」

 

「はいはい……」

 

んふふふふ……。

 

レイジをぐるぐる巻きにしてちゅー。

 

レイジ、大好き。

 

レイジは私の一番優秀な教え子で、唯一私の想像を超えた人。

 

愛してる。

 

「おっと、ノックされてるぞ?離れたらどうだ?」

 

「……知らない」

 

「こらこら、仕事はちゃんとやらなきゃ駄目だぞ」

 

「むう……。入って良いよ」

 

私は、レイジにぎゅーってしたまま、扉の外の生徒に入室を促した。

 

「失礼しま……?!!!失礼しました!!!」

 

あ、逃げた。

 

「あー、君。急ぎの用事なら言ってくれ」

 

「いっ、いえっ!授業の質問があるだけですからっ!」

 

「そうか、それは大事だな。ほらっ!シャンとしろ、オリヴィエ!」

 

「むう……」

 

「むーじゃない。ちゃんと仕事しろ」

 

「膝」

 

「はぁ……、分かったから。ほら」

 

「ん!」

 

レイジの膝の上に座って、そのまま質問を受ける。

 

「あ、あの、本当に後で良いですから……」

 

「今聞く。今はとても機嫌がいい」

 

「は、はあ……」

 

 

 

「……と、こんな感じ。分かった?」

 

「はい、分かりました!ありがとうございます!」

 

「藤原美津留。あなたには才能がある。それを腐らせないように気をつけて」

 

「……はい!肝に銘じます!」

 

「ん、よろしい。じゃあ帰って。私はレイジに構ってもらう」

 

「あ、はい。失礼しました」

 

よし。

 

「レイジ」

 

「この野郎、何だその職務態度は〜?」

 

「あ"あ"あ"〜」

 

ぐりぐりしないで〜……。

 

「まあ、良いんだがな」

 

「良いの?」

 

「ああ。世の中は結局、偉い奴は何やったって良いんだよ」

 

「……そうなの?」

 

「そうだ。政治家とか大企業の社長とか、偉い奴は何したって許される。女子大生に売春しようと、パワハラしようと、何をやってもな」

 

「……野蛮?」

 

「それが人間って生き物の本質……、いや、全ての生き物の本質だろうよ」

 

うーん、そう言われれば。

 

「亜人も、野蛮?」

 

「そうだとも。権力だろうと腕力だろうと、自分の力でわがままを押し通してるんだ。生き物はみんなやっている。みんな野蛮だ」

 

「私は、強い。強いから、わがままして、良い?」

 

「そうだとも。お前は強い。だからわがままを言う権利がある」

 

なるほど。

 

「じゃあ、わがまま言う。ちゅーして」

 

「やっすい女で大変結構!ちょろいなあお前は本当に!そんなところがとっても可愛いぞ!」

 

んふー!

 

 

 

「で?魔法大学はどうだ?」

 

「んー……、亜人国家の青年学校くらい?」

 

「そこそこ、か。けどまあ、ルオの話だと、海外はもっとお粗末だと聞くしな」

 




セックスシーンを含むエロ版の最凶傭兵リメイク版、ちょっと書いてます。

超ハイスピードで終わった魔人国家の改革シーンも増量したいなあ。



さあ、次回からは新作の大賢者ポストアポカリプスだ。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。