ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

1619 / 1724
あーヤダヤダヤダ。

金がなさ過ぎる……。



13話? 原作二期が始まった辺りか? もう本当にキレそう……! Bパート

女の子は可愛い!中坊のガキなのに顔も発育もよろしい!性格もいい!

 

じゃあ何が問題なのか?

 

それもまた、この世界がホビーアニメであることによる弊害だ。

 

即ちそれは……。

 

「キャーッ!ゼット様ぁ〜♡」

 

「ゼット様が登校なさってるわ!」

 

「三日ぶりね!」

 

「ゼット様ったら、またこの前の『リーガルテックバトル』で勝利なされたそうよ!圧倒的な力で相手側のロボテックを叩きのめして、被告人を無罪にしたんだとか……!」

 

「素敵……♡」

 

お分かりだろうか?

 

なんかよく分からん単語があるなあ?!

 

リーガルテックバトルってのが、あるよなあ?!!?!?!!!

 

そう……、教えてやろう。

 

この世界での法廷論争は、何故かテックバトルをやらされる!!!!

 

……ばーーーっかじゃねえの?!!!!

 

つまり、テックバトルで勝ったら無罪!ってことだ!

 

法とは何ぞや?!!!!

 

お前らは法学部でなーーーにを習って学位取ったんですかねえ?!!!!

 

建前上は、「弁護士は、被告人が信じるに足る法的根拠があるかを確認した上で弁護すべし」とある。

 

つまり、「弁護士の君が、被告人が正しいって信用できるなら、味方になってあげられるよね?」ってことだ。

 

で、「正しい人になら、強いテックバトラー弁護士がついてくれるから、テックバトルで勝てるよね?」ということになる。

 

……テックバトルの!必要性が!どこにあるんだよォーーーッ!!!!!!

 

頭がおかしくなりそうだ……。

 

 

 

そんな、弁護士としての存在意義を失いつつあること以外は、順調……順調でもないな。

 

原作では、悪の組織「バタリオン」に誘拐された父親から、最強のロボテックである「ブレイズセイバー」を授かった主人公「ライト」が、悪の野望を打ち砕く!とかそう言う話だ。

 

バタリオンってのはテロ組織で、ロボテックを兵器として運用して、世界征服をしようとしているイカレポンチ共である。

 

いやまあ、俺もこのロボテックという機械の性能を見ると、「軍用暗殺ドローンにしたら最強では?」と言うことを思い浮かぶのは同意するよ?

 

でもさ、世界征服って何?イカれているのか?

 

その癖、馬鹿みたいに戦力だけはあるから始末が悪い。

 

しかもこのバタリオンって、構成員が大体は元軍人とかなんだよね。

 

何故か?

 

……ロボテックは良心回路により「侵攻」はできないが、「防衛」はしてくれるってことだよ。

 

つまり、ロボテックのせいで仕事を奪われた軍人達が集まって、ロボテックを兵器にして、自分達が再び活躍できる世界を作ろうって魂胆なんだわ。

 

正当性とかは立場によって変わるので置いておくとして……、強いんだよこいつら!!!!

 

俺も一応、弁護士や裏テックバトルのファイトマネーで稼いだ金をばら撒いて、裏テックバトラー共にバタリオンを襲わせるように依頼を出しまくっているが、それでも勢いが衰えねぇ!!!

 

原作主人公である俺の弟が死んだら、まあこの一期はどうにかなるが、後々の「シリーズ主人公が全員揃ってやっと倒せるタイプの巨悪」とかが出た時に詰む。

 

だから俺は、弟に程々の試練を与えつつ育成していっているんだが……。

 

バタリオン、やたらと強いぞこれ?!!!

 

マジな話、こうして俺が裏から手を回さなければ、うちの弟はとっくに死んでいる。

 

助けてくれと祈りながら、俺は、退屈な中学校の授業を切り抜けた……。

 

 

 

で、今は、屋上で飯を食っている。

 

うん、友達いないんだよね俺。

 

四十代弁護士の中年が、中学生と……それもホビーアニメの世界の人間と、話が合う訳ないじゃん?

 

昔、この世界に来たばかりの頃、帰る手段を求めて調べた「異世界転生もの」とかいう本では、肉体の年齢にひっぱられて子供っぽくなってしまう〜みたいな言論があったが、あれは嘘だ。

 

精神を形作る経験と知性を持った状態で生まれ変われば、それ相応の理性を保持できる。

 

むしろ、生まれ変わった程度で子供のようなメンタルになる奴は、最初からそういう幼稚な愚図であり、転生という人格のタガが外れそうな事件によってそれが顕在化しただけだろう。

 

それに俺は、こうしている最中にも仕事があるのだ。

 

株価や為替レートを見たり、英字新聞を読んで情報収集をしたり、取引先の企業の上役と話を合わせるために本を読んだり……。

 

やることは山ほどある。お気楽な学生なんぞやってられんのだ。

 

そうして、屋上で昼食を摂りつつ、仕事をする……。

 

……そんな時、校庭にいきなり銃声が響いた。

 

ああ、銃声なあ……。

 

前世の頃から結構聞く機会があったから、一発で分かるよ。

 

俺はとにかく、懐からアタッシュケースを取り出して、それを展開した。

 

……ああ、これな。

 

プラスティールって、「凍結処理」という特別な処理をすると、大きさと重さを数十分の一まで縮小できるんだよ。

 

イカれた革命的技術だが、これを世に広めたのはうちの親父である。笑えるな!

 

で、俺が解凍したのは、黒いアタッシュケース。

 

これは実は、俺の作った「パワードスーツ」だ。

 

何を言っているか分からないし、自分でもいまだに信じられないようなことだが……。

 

アタッシュケースを開き、中身に両足を乗せて。

 

前屈し、アタッシュケース内部の取手を引っ張り上げると……。

 

アタッシュケースがスーツになり、俺の肉体を包んだ!

 

まあ、スーパー科学者である親父と、ロボテック開発チームに習った超技術をふんだんに悪用したものがこちらです!と言ったところか。

 

冷静に考えてくれ、ロボテックとかいう小型殺戮ドローンを作れる技術力があれば、これくらいのパワードスーツは作れてもおかしくないだろう?

 

そして更に、アタッシュケースを開いて、俺のロボテックであるエイワスを取り出したところで……。

 

「キャーッ!アレイスター様ぁーーっ!!!」

 

と、悲鳴が響いた……。

 

そこにいたのは二人の少女。

 

黒髪をツインテールにした、猫耳型イヤホンをつけたダウナー系。

 

金髪に旭日旗のバンダナを巻いて、特攻服を着た小柄なヤンキー系。

 

……見られた?

 

屋上は立ち入り禁止になっていて、一般生徒は入れないはず。

 

俺がここに入った時も、鍵が閉まっていて(俺は電子制御キーをハッキングして開けた)、誰もいなかったんだがな……。

 

クソが、考えるのは後だ。

 

俺は二人の少女にコンバットナイフを向けて、「ここから動くな」と命じ、そのまま屋上から飛び降りた……。

 




もーーー、マジでやだ。

また息抜きにゾンビものでも書いて自分を慰めようかなあ……。

カタクリズムDDAみたいな「ローグライクコンソール」というチート持ちでゾンビ崩壊世界。

自身のHPやスタミナ、精神力などが可視化され、鍛えれば鍛えるほど無限に強くなり、本を読むだけで博士号レベルの知識と技術を身につけることができる。また、コンソールコマンドでアイテムなどを呼び出せる。

しかし、コンソールコマンドでは、管理できる仲間の数は十人まで。アイテムを出すにも、コマンド一つで出るアイテムの量は一つだけ(まとめて出すことができない)。なので、人を救うにも、できて数人。上手く使えばコミュニティ一つを救えるかどうか?って感じ。救世主にはなれないチート。

そんなチート能力を持って、当然のように女ばかりを仲間にして、装甲キャンピングカーで旅をする。

ヒロインどうする?女子高生でいい?ゾンビもののヒロインは女子高生が良いでしょ?抱かせろ。

図書委員っぽいくさそうなJKと、褐色肌で陸上部っぽいくさそうなJK、どっちがいい?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。