ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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あああああ、新作欲があああああ。


25話 創られた世界の中を

……ふむ。

 

あの男、アキンドだと言っていましたが、確実にノーブルですね。

 

何故か「南から来た」などとあからさまな嘘をついているようでしたが……、それはいいでしょう。

 

問題は、あのハガネのキカイです。

 

あれは素晴らしい。

 

かつての『大破壊』の折に喪失されたという文明……。

 

私も、シャシンという絵でしか知りませんが、『デンシャ』という乗り物がかつては存在したと知っています。

 

アレは良い、実に素晴らしい……。

 

指導者……、ハクアと名乗るあの男……。

 

あれだけの能力と富があるならば、私の四人目の夫にしたいほどです。

 

他にも思うことはあります。

 

あの、アヤカシの女達。

 

アレは危険だと、三人の夫達が口を揃えて言っておりました。

 

三人とも能力者……『スペリオル』で、私の護衛をやらせている男達です。

 

サキモリの姓を与え、ノーブルの立場を与え、私のしもべとした者達……。

 

スペリオルの血を私の血脈に取り込むことが必要ですからね。

 

私には子が十一人いますが、その内の四名はしっかりと能力に目覚めました。

 

特にその中でもナキアは一番大切な子です。

 

あの子は、超能力の中でも特に貴重な『治癒』の能力に目覚めましたからね。

 

次のこのシティの支配者は内定しています。

 

家出などといってシティから脱走してしまう愚かしさが玉に瑕ですが、そんなところはすぐに矯正されますから心配ありませんね。

 

とにかく、夫達は、あのアヤカシ女達を危険と評しました。

 

夫達も、かなりの修羅場を潜り抜けてきた優秀なミリタイ。

 

そのミリタイの勘として、危険だと。

 

確かに、私が見た限りでも、ミリタイとしての練度の高さは伝わってきました。

 

あのハクアという男を、文字通り命に替えても守るという気迫がありましたね。

 

しかもそれが、十数人の女達全員から感じられました。

 

これは当然、尋常なことではありません。

 

ふむ……。

 

我が娘、ナキアからも話を聞いてみましょうか。

 

ナキアを呼び出しましょう。

 

 

 

「……か、母様?マルルメ母様?」

 

「どうしたのです、ナキア?」

 

「そ、そのっ……!怒って、ない?」

 

「怒る?どうしてです?」

 

「だ、だって私、家出して……!」

 

「ふふふ……、ナキア?母はそんなことでは怒りませんよ。母は、あなたのことを想っています……」

 

「か、母様っ……!ありがとう!私、ちゃんと反省する!」

 

「ふふ、大丈夫ですからね。……それで、ナキア?できれば、あの『恐竜旅団』という人々について、話を聞きたいのですが、よろしいですか?」

 

「もちろんよ!」

 

「では、まず、あのハクアという男について教えていただけますか?」

 

「ハクア……、ああ、センセイね。あいつ、生意気よ!私の言うこと全然聞かないし!うるさくすると殺すって言ってた!」

 

……なるほど。

 

まあ、そうでしょうね。

 

軽く話した感じですが、こちら側にあまり干渉するつもりがなさそうですから。

 

この街に居られなくなれば、移動してしまえばよい……という姿勢を感じられました。

 

それこそ、成り行きとはいえ律儀にナキアを届けた辺り、「慈善事業」というものでしょう。

 

ふふふ、慈善事業……。

 

そんな古い言葉、ノーブルでも中々に通じませんのに……。

 

今のこの世の中は、大破壊前とは違い、「慈善」も「事業」もほぼありはしないのですから……。

 

「因みに、あのようなヨロイを着ていますが、中身は人ですね?」

 

「ええ。顔が良くて、清潔で、良いニオイがするわ」

 

清潔……?

 

あのキカイ、内部にオフロでもあるのかしら?

 

「あのキカイはどうだったかしら?」

 

「そう!あのキカイ!あれ、凄いのよ!私もあれ欲しい!」

 

「どう凄かったのですか?」

 

「中は綺麗でね、色んなものがあって……!ええと、水があるの!綺麗な水が好きなだけ飲めて、水浴びもできるの!」

 

水浴び……?

 

……遺失技術の『ジョウスイキ』を積んでいる?

 

オアシスは流石に移動しないはず……、それはカガク的ではないものね。

 

となるとやはり、ジョウスイキ……?

 

「リョーショクはクサハナやケモノ肉でできていて、好きなだけ食べられるの!あと、リョーショクは全体的に甘いししょっぱい!」

 

味の濃いリョーショク……。

 

「それは、いつもそうなのかしら?」

 

「うん!特別な日じゃなくても、いつもクサハナとケモノ肉が出てくるよ!でも、いつも違う種類のクサハナとケモノ肉が、別の味で出てくるの!どれも美味しいのよ!」

 

……なんともまあ、豊かな。

 

クサハナ……、大破壊前はヤサイだのコクモツだのと呼ばれていた物質。

 

水を吸って地面に根付いて育つショクブツという種類の生き物。

 

このシティの近辺でも、タマサボというクサハナをよく目にしますし、シティでの特産は甘くて美味しいと評判のユッカノミと、高級リョーショクの原材料であるニセムギを作ってはいます。

 

しかし、それらを常食にできるほどではありません……。

 

私のような、シティの支配者階級でもない限りは、通常のリョーショクを食べるものです。

 

それが、日常的に……。

 

「それとね!キカイがいっぱいあるの!エイガ?とかいう、キカイでお芝居を見るものとか、色々あったわ!」

 

エイガ!

 

確か……、光を操るキカイで、光の像を見せて、光の像が芝居をするとか……。

 

「では、あのアヤカシ女達は?」

 

「あっ!そうだ!母様聞いて、あのアヤカシ女達、全員がスペリオルなの!」

 

「……それは本当なの?」

 

「あの、スミとかいう側近の女がそう言ってたわ!実際に、スミが、手を触れずに物を斬るところを見たの!」

 

スペリオル……、それが数十人……。

 

シティに匹敵する戦力ね。

 

豊かさ、戦力。

 

確かにこれでは、こちらに謙りはしない、ですね。

 

「なるほど……、参考になったわ、ありがとう」

 

「良いのよ、母様!……そ、その、それより、聞きたいことがあるんだけど?」

 

「あら、どうしましたか?」

 

「私の世話役の……、ミルカはどこに行ったの?」

 

世話役……?

 

ああ、ナキアの管理を怠ったあの女ミリタイが確かそんな名前でしたね。

 

ふふ、おかしなことを聞くものですね、この子は。

 

「ふふふ……、ナキア、何を言っているの?」

 

「えっ?何……って?私のミルカが……」

 

「よろしいですか、ナキア?失敗をした部下を処断しない支配者は良くありません。これを、古い言葉で信賞必罰と言い……」

 

「……え?ど、どういうことっ?!ミルカは!私のミルカはっ?!」

 

「ですから、とっくの昔に『処分』してありますよ。ナキアをスジモノに攫われるような失態をしたのですから、本人とその親兄弟含めて、腹を切らせたのちに切り刻んでケモノの餌にしました」

 

「そ、んな……!いや、いや!いやああああああっ!!!!」

 

全く……。

 

「側近一人を死なせた程度で、そんなに驚いてはなりませんよ?ナキア、貴女はこのシティの支配者となるのですから、今のうちから部下を失うことに慣れておきなさい?母は、貴女のためを想って言っているのです……」

 




もうマジで最近は新作欲がヤバい。

休暇中に五作品位は設定ができちゃった……。

何故かというと、今、PSPゲームをやっているからです。エミュで動かしてます。

FFTをやると、「女騎士団を作って戦記ものをやる魔法使い転生者ニキ」の話が思いつく(アグリアス可愛かったので)。
アグリアスみたいな正義感と忠誠心しかない聖騎士美女が教会の暗部に気付いちゃった!それを教会と裏交渉して貰い受けて可愛がり、ついでに「俺専用ハーレム女騎士団作る!」とほざき始める貴族転生者魔法使いニキ……。臭そうな訓練後の女騎士ちゃん、女兵士ちゃん達の体臭を堪能する話……。

ゴッドイーターをやると、「末法世界で実力隠しもの」を思いつく。(生きることから逃げるな)。
万物を喰らってしまうがその血肉は資源になるアラガミみたいなの、それと戦う能力を持つ異能者、異能者を育成する防衛隊学校……。クソ田舎の市役所の事務員になって、一生静かに植物のように暮らしたい主人公が、圧倒的な実力を隠しつつ過ごす終わりかけ世界……。

そして今、ダンボール戦機をやっているので、「ホビーロボットアニメ転生謎の実力者ロールプレイマン」を思いついた。(ガキの小遣いで買える値段で破壊兵器を売るなボケ)。
ホビーロボット(殺人可能な性能を持つ)でバトルすることが流行っている異常近未来ホビアニ世界に転生したサイコパスおじさんが、主人公の兄貴という原作から逃れ得ないポジションに生まれて、仕方ねーから原作知識で強い機体を組んで、原作主人公である弟にバレないように謎仮面と謎黒マント着込んで、謎の実力者!みたいな存在になって、原作介入しまくる話……。ホビアニ特有の可愛いサブヒロインとあんなことやこんなことを……。

あああ、やりたいことが多過ぎる……。

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