ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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うげええあ……。

休み……。

休みが欲しい……。


11話 しょうもな

「進路が、決まってる?!そ、そんなの、僕は聞いてないぞ?!!」

 

「いやだって、聞かれてないし……」

 

周りと最低限のコミュニケーションも取らない奴にそんなこと言われても困るんだが……。

 

俺達はお前の母親じゃないんだよなあ。

 

「俺と蓮華は、帰る方法を探すついでに、この世界を旅するつもりだ。その為に、前々から聖堂騎士団の方でちょくちょく働いていて、近々『自由騎士』の身分を貰えることになっている」

 

あ、これはマジね。

 

自由騎士ってのは、要するに遍歴騎士。

 

傭兵みたいなもんだが、傭兵よりは遥かに格上だな。だって、この世界の最大権力組織である、『教会』が身分を保証してくれるから。

 

蓮華は俺の従者兼会計役として付いてきてくれるそうだ。

 

「白道とか不知火とかは、聖堂騎士団の騎士見習いになるんだとさ」

 

聖堂騎士団は、まあ、聖堂騎士団という組織に縛られることにはなるが、このヤバそうな国からは足抜けできるし、何より、この辺では一番信用できる組織だ。

 

「鹿角達は、傭兵として一旗上げるんだと」

 

不良チームは根性あるから、まあ何とかなるだろう。

 

「斉藤とかは、聖堂騎士団の伝手で、公示人とか写本師をやりながら勉強して、公証人になるらしい」

 

「公示人……?」

 

「ん、ああ、公示人ってのは、まあ、ニュース代読人みたいなもんだ。斉藤はインテリだから、この世界の言葉や文字をこの二年半でちゃんと勉強したんだよ」

 

あ、公証人ってのは公務員的なアレだ。

 

「で、でも、僕達は火の国の王様から貰ったこの『翻訳の指輪』が……」

 

「それがなくなったらどうするんだよ……。大体にして、それが火の国側が付けてきた首輪だと、何で気付かないんだ?」

 

「え……、あ、そ、それは……。で、でも、こっちから裏切らない限り大丈夫だろ?!」

 

は?アホかこいつ?

 

あっち側が裏切らないって訳じゃないだろ。保険を作っとくのは当たり前では?

 

「はぁ……。で、落合は転移魔法を活かして飛脚をやるし、君沢も錬金術師の加護を活かして薬師をやるそうだ。二人とも、聖堂騎士団が後見してくれる」

 

「そ、そんな!だったら俺も!」

 

「良いけど、お前なんかスキルあんの?」

 

「そ、それは、これから……」

 

「いや……、この二年と半年、何やってたんだよ……。もうみんな、働くためのスキルを身につけてるぞ?例えば、虫使いの西田は養蜂家やるし、調教師の萩原は騎乗モンスターの調教師、植物使いの橘は薬草園で働くんだとさ。その為にこの二年半、ずっと毎日勉強してきた」

 

「で、でもっ!僕は『加護なし』だから!だから、毎日、その日を生きるので精一杯で!」

 

知らねーよ。

 

お前と同じくらいの労働は、クラスメイト全員がやってたよ。

 

大体にしてその話をすれば、俺と蓮華もほぼ加護の力に頼ってねーんだが?

 

「とにかく、みんな、しばらくの間聖堂騎士団の一員として労働する代わりに、職業をもらえることになっている。何も決まってないのはお前だけだよ」

 

と、俺は馬鹿でも分かるように説明してやった。

 

「そんな、そんなの……、おかしいだろ?!何で僕に何も言わなかったんだよ?!!!」

 

「だってお前、俺らと会話する気ないじゃん」

 

「こんな大事な話なら、ちゃんと聞くに決まってるだろ?!」

 

『大事な話なら』、ねえ?

 

大事じゃない話は聞かないってことか?

 

「それはちょっとさ、虫が良過ぎないか?普段は散々見下しておいて、遠ざけておいて、いざ自分が困ったときだけは『どうして助けなかった?!』だなんて」

 

「べ、別に、僕は……」

 

「あのさあ、気付いてるんだわ、流石に。お前、クラスメイトのみんなのことを、フワッと見下してただろ?」

 

「み、見下してなんか」

 

「見下してんじゃん。普段からみんな、気を遣って遊びに誘ったり、日常会話を振ったりしてくれてんのにさ、お前、そういうの全部迷惑そうにするし」

 

「そ、それは、だって、僕はプライベートの時間を……」

 

「うん、じゃあそれで良いよ。で、お前は、クラスメイトなんてこれっぽっちも興味なくて、プライベートの方が100%大事な訳だ。……なら、みんな放っておくに決まってるよな?」

 

「な、何でだよ?!親切心とかないのか?!」

 

「何で、これっっっぽっちも仲良くない、それどころか自分を嫌っている全くの他人にわざわざ親切をするんだよ?ってか、お前も逆の立場ならそうするだろ?」

 

「ぼ、僕は」

 

「するだろ?もし、お前だけが最上位加護を持っていて、俺達が雑魚なら、普通に見捨ててたろ?お前はそう言う奴だよ」

 

「ち、違う!僕は!」

 

「お前がみんなのことを嫌ってるんだから、みんなもお前のことを嫌ってる。ただそれだけの話だ。で、嫌われてるから助けてもらえない。シンプルだろ、疑問を挟む余地とかあるか?」

 

「だ、だって、それは、そんなの……。お、おかしいだろ!そ、そいつは?!蓮華はどうなんだよ?!そいつだって僕と同じだろ!!!」

 

蓮華に指を指す鈴木。

 

あー……、うん、はい。

 

蓮華は、気持ち悪そうな顔をして、俺の背後に隠れた。

 

「まあこいつもお前と同じくらいのコミュ障だけど、こいつにはやる気と能力があるからなあ」

 

「や、やる気なら僕にもある!」

 

「いやねーだろ。蓮華はな、人と目を合わせることもできない奴だが、頑張って我慢して周りと会話して、火の国の知識人相手に数学や哲学の教師をやってたんだよ。毎日死にそうなツラをしながらな」

 

「そ、そんな」

 

「お前は何もやってねーんだろ?ただ、現実から逃げてただけなんだろ?そんな奴が何で蓮華を批判できるんだよ」

 

はあ……。

 

馬鹿と話すのは疲れる。

 

「お、お前も、狡いだろ……!僕と同じアウターカーストなのに、何でお前だけ……!生まれつき顔が良かったくらいで!」

 

はあーーー?

 

「何言ってんのお前?俺とお前が同じな訳ないだろ。会話もしない目も合わせない、プライベートの話も付き合いもない奴が、何で他人からモテると思ってんだ?」

 

やってらんねー。

 

「ってか、ここでこうやってそんな無理筋通そうとできる根性あんなら、最初から気合い出しとけよ。意味わかんねーなお前」

 

「ぐ、くそ、くそぉ!」

 

はあ、もうやだ。

 

とっとと盗賊団を潰してこよう……。

 




サイバーパンク学園もの、書き始めちゃっ……たぁ!

ヤバいと思ったが自分を抑えられなかった。

今、ブルアカとかいうやつの動画を見て勉強してるんで、雰囲気を寄せて行きたいです!!!

おやおかしい、雰囲気が汚いネギまみたいになったぞ……?透き通る世界とは何だったのか、エログロとギャグで粘ついている……?おかしい……?!

設定!国民皆徴兵されるが、女子だけは確実に学園都市に入れてもらえる!だから、学園都市は基本女の子ばっかりだぞ!(女の子が多いことの理由付け)

男の子?男の子はね、軍部に入るのが世界のデファクトスタンダードだからね。男は一回軍隊に入って、軍歴を元にした仕事を始めるのが普通なんだよ。

で、男は基本、軍隊で顔をインプラントでロボットみたくしちゃうから、生身のイケメンは希少で、イケメンに女の子達は弱いぞ!(主人公がモテる理由付け)

学園都市は汚いネギまみたいになっているけど、日本本土はサイボーグ飯みたいな世界観になってるんだよなあ。顔の可愛さとかを気にするのは学生のうちだけで、大人になると利便性を考えて顔もサイボーグ化しちゃうんだよ。

性欲とかも、脳機能を操作して低減できちゃうから、出生率は低めだ。その為、産むとかなり補助金が貰えるぞ!(エロい感じになっても大丈夫な理由付け)

うーん、イベント関連をどうするか……。

ソシャゲみたいに、舞台だけ用意して、ストーリーを後付けしていく感覚で書いていきたい。

最近、説明口調になることが多いような気がするので、設定開示を一度にではなく、章ごとにちょこちょこ小出しにしていく感じにしたいっすねー。

今んところ考えてるのはこう。

学園都市に赴任

一通り学園の情報を開示しつつ、可愛い女子高生とイチャイチャ

連続誘拐事件の発生、学園長に解決を依頼される

主人公は表舞台に立って大暴れできないし、学園都市の面子もあるので、有志の学生を集めて捜査開始!(ソシャゲ感)

どうにか組織を倒す

しかし、学園都市の闇には、様々な悪の組織が蠢いているのであった……!(ここで悪の組織の顔見せ)

ここまでが第一章ね。

第二章からは、部活動(派閥)ごとに分かれて戦争開始!今期の予算の奪い合いだ!……なお僕はグロいのが好きなので、女子高生達はナチュラルに血が出る銃撃戦をやります。

第三章では、この学園都市の警察代わりに存在している組織、「風紀委員会」について語りつつ、風紀委員会が追っている事件である「電子ドラッグ事件」を追う!

第四章では、かつて主人公が戦った最悪の存在、地球を滅ぼそうとした狂AIのデータを手に入れた!……と嘯く、アホな悪の組織気取りのアホの子達を止める話。

第五章は……、あー、食糧生産プラントが襲撃がされる話とか?

六章では、主人公の存在を危険視した「学園生徒会」の「生徒総会長」が主人公を排除する為に現れる!

……あとは何も考えてません。

今のうちになんか面白いことを言うと採用されますよ!





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