「転移者を呼ぶというのは、絶大な魔力を使って行われる大儀式だ。それに、召喚の儀式は、この国『サーライア王国』を始めとするいくつかの大国の承認が得られないと使えないんだよ」
知らんよ……。
「そんなことを言われても、現に別の世界からここに来たんだからな」
「そんな訳があるかよ。時空魔法は勇者にしか使えない大魔法だぜ?それに、世界を越えるだなんて、勇者にもできないぞ」
知らねーよマジで。
「知らん、気がついたらここにいた。そういうイベントなんだろうよ」
「どう言うことだ?」
こっちが聞きてえよ。
「知らんと言った。まあ、領主の言葉を信じないと言うのならそれで良いんじゃないか?俺はまたソライルの館に戻って、貰った証明書に効力がなかったと報告するだけだ」
「おいおい、やめろよ!そんなことをされた日には、ギルドの信用が地に落ちるだろうが!」
だから知らんと……。
「はぁ……、まあいい。とにかく、こちらはお前を信用できねぇ。だから、いかに貴族の推薦状があれども、いきなり高ランクは与えられねぇんだよ」
はあ、そうですか。
「とりあえず、Eランクから始めてくれや。見習い相当のFからじゃないだけマシだと思ってくれ」
「そうか」
どうでもいい。
俺は、強い奴を殺してホーンを集めたいだけだからな。
「はい、書類は出来ましたよ。後は、冒険者カードの方を作りますから、『鑑定の水晶』に手を当ててください」
うわ、出たよ、鑑定の水晶。
言われた通りに、水晶玉に手を当てる。
「な、なんですかこれは?!」
うわ、めんどくさい。
またなんかあったのか。
俺のステータスを書き出したと言うデータをもらう。
×××××××××××××××
エドワード・ムーンエッジ
階位:980
体力:2500
スタミナ:1000
精神力:1000
耐久:99 物理耐性:300
持久:99 免疫能力:300
精神:99 魔呪耐性:300
筋力:99 精神耐性:300
技量:99 光熱耐性:300
理力:99 凍結耐性:300
知性:99 電撃耐性:300
信仰:99 混沌耐性:300
歌力:99 神聖耐性:300
神秘:99 暗黒耐性:300
・武技
雄牛の構えー雄牛の突進
屋根の構えー屋根下ろし
鋤の構えー振り下ろし
近接の構えー斬り上げ
長点の構えー貫通突き
乱打
崩し蹴り
我慢
回転斬り
〜
嵐の牙
黄金律の誓い
死血飛刃
龍殺し
念動剣
回転する星玉
反射力場
抹殺の隠し刃
〜
ドートレッドの黄金影
レストバーンの溶鉄城
ミクラスの軍勢
ファリアーの鉄壁
ソリンバヤンの腐海
ララシャの氷雪界
シガニグナの死血陣
・ルーン術
理力の礫
理力の大礫
理力の剣
理力の剣陣
〜
・歌唱術
回復
大いなる回復
毒の治癒
心鎮め
〜
・殺害数
動物:45541220
内訳
ウサギ:50851
オオカミ:78802
鷹:125445
〜
人間:58807414
内訳
背教者ギガロ
血の刃ソゾラン
鉄のビーザム
拳闘士マンゴン
狂人モスティー
竜の巫女サララ
狂騎士ダインバン・ラックロー
偽証者チチィア
〜
モンスター:75056211
内訳
亡者:1253901
ゾンビ犬:199774
腐れ蝙蝠:80807
溶岩蛞蝓:94518
〜
巨人:545114
人面鳥:413392
古代ゴーレム:788416
殺戮獅子:341284
鋼のガーゴイル:456876
〜
完全神リオル:32114
龍王アグアニール:34557
絶対者ン・ソグマ:39658
破壊神の後継:37883
魔神ゾンラード:35587
呪血の忌子シガニグナ:40126
〜
×××××××××××××××
ふむ?
「合ってるんじゃないか?」
殺した数などいちいち覚えていないが、こんなもんじゃないかな。
「合ってる訳ないじゃないですか!これが正しいなら、貴方は神話の世界の英雄ですよ?!!!」
まあ実際そうだしなあ。
何千回も英雄やったよ俺は。
参考までに、元冒険者だと言う目の前の受付嬢のステータスを見せてもらう。
×××××××××××××××
メラッサ・ホワイトウッド
レベル:70
軽戦士
種族:人間
性別:女
年齢:27歳
HP:256
MP:120
ちから:154
きようさ:228
すばやさ:251
まもり:128
かしこさ:121
こころ:146
うん:126
・スキル
あしばらい
ちょうはつ
だいジャンプ
くうちゅうジャンプ
スリープアタック
ポイズンスラッシュ
ドッジスラッシュ
セクシーチャーム
・魔法
クリーン
ティンダー
クリエイトウォーター
エンチャントポイズン
アプレーザルアイ
ソーンバインド
エスケープスモーク
・討伐数
モンスター:3052
内訳
ウルフ:225
キラーベア:54
ジャイアントトード:224
ゴブリン:354
オーク:311
マンイーター:112
〜
×××××××××××××××
おお、凄いな。
数値だけは無駄に高い。
「おかしいんですよ、貴方のステータスは!」
栗毛の受付嬢が喚き立てる。
そんなことを俺に言われても困るのだが……。
クラッシュ!クラッシュ!
クラッシュギアかよぉ?!!!