ハードオンの楽しい思いつき集   作:ハードオン

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触手コキ?!


10話 タコの姫君

記念艦三笠。

 

「スーちゃん!俺だ!迎えに来たよ!」

 

と、大声で叫ぶ。

 

世界の中心で愛を叫ぶノリだ。

 

すると……。

 

「博士ェーッ!!!!」

 

三笠のブリッジの天辺から、美少女が降ってきた。

 

「シ◯タ!」

 

「エ?何ノ話?!」

 

「ラ◯ュタは本当にあったんだ!」

 

「ダカラ何ノ話ィ?!!」

 

さて、スーちゃん。

 

名前は、実験体12号『スキュラ』という。

 

足は八本のタコのような吸盤を持つ触腕で、背中から計十本の触腕を生やす。

 

髪のように見えるものも全て触腕で、腕も伸縮自在な触腕として使える。

 

スーちゃんの凄いところは二つ。

 

単純なパワーと、再生能力だ。

 

パワーにおいては、背中、腕、足、髪の触腕は、一本につき最低の細さでも数千トンのパワーを持つ。太い触腕に至っては、数万トンのパワーを持つ。

 

また、動きも素早く、触腕は音速を超えるスピードで動かせる。

 

伸縮も自在で、最大300メートルくらいは伸びるんじゃないかな。

 

数百メートルの長さの、数千トンのパワーを持つ、音速を超える速度で放たれる、しなる鞭のような一撃は、戦車の正面装甲すら簡単に破壊するよ。

 

また、再生能力もかなり高い。

 

そもそも、ライフル弾でもかすり傷くらいで済むのだが、仮に肉体を切断されたとしても、切断面をくっつければ一秒で神経まで接合される。

 

また、肉体を脳ごと半分にされたとしても、十秒もあれば元の体積まで急速に再生する。

 

まあ、その辺はどうでもいいとして、見た目はとっても可愛い!

 

キーちゃんは、高校生くらいの天真爛漫な美少女だが、スーちゃんは、高校生くらいのお嬢様チックな美少女だ!

 

お姫様扱いされるのが好きみたいだね。

 

服装もゴスロリだし。

 

あ、キーちゃんもちゃんと服を着てるからね?とは言え、着ている服は、陸上選手の着てるスポブラみたいなのと、下半身のライオンボディを覆う布だけだけど。流石にライオンサイズのパンツはないからね、仕方ないね。

 

「博士ェ、探シタワヨ!博士ガイナクナッチャッテ、私、私……!!!」

 

「おー、よしよし!もう大丈夫だからな!ずっと一緒だ!」

 

俺は、スーちゃんに優しくキスをした。

 

すると、スーちゃんは、触腕全てを使って俺をぐるぐる巻きにして、何度も啄むようなキスを繰り返してきた。

 

触腕がムチムチでセクシーだなあ。

 

「アーッ!ズルイヨ、スーチャン!僕モチュースルッ!」

 

そう言って、反対側から抱きついてキスしてくるキーちゃん。

 

おほー!

 

人外娘のラブラブサンドじゃー!

 

至高じゃー!

 

そうやってイチャイチャして、と。

 

「さて、そろそろ移動するか!」

 

「「ハーイ!」」

 

となった。

 

 

 

「因みに、何で記念艦三笠にいたの?」

 

「ダッテ、博士ハ『オタク』ダカラ、オタクガ行キソウナ場所ニ行ケバ良イカナーッテ」

 

「なるほど、賢い」

 

 

 

さて……、えーと、『横須賀市立三滝高校』か。

 

ここで聞き込み調査をするか。

 

「おーい!」

 

見張りの教師に声をかける。

 

「う、うわあああっ?!!!」

 

またかよ。

 

こんなにも可愛い俺のお姫様達を見て、どうして悲鳴なんて上げるんだ?

 

おかしくねーか?

 

本当に、全然気持ち悪いフォルムじゃないんだぞ?

 

普通に人外娘だぞ。

 

そこだけはマジだ。

 

顔はちゃんと美少女。

 

キーちゃんは北欧系、スーちゃんはゲルマン系の美少女だ。

 

目が血走っている訳でも、変な血管が浮き出ている訳でもない。お人形さんのように無機質な訳でもない。

 

本当に、普通の美少女って顔をしている。

 

それは、俺の感覚がズレてる訳ではないはずだ。

 

いや、俺も人外娘は好きだけど、やっぱり顔は美少女であってほしいからね、うん。

 

とにかく、こんなかわい子ちゃんを捕まえて化物扱いってのは失礼だな。許せん。

 

「お前ムカつくな。俺の嫁を馬鹿にしてんのか?」

 

「ひ、ひいいっ!!!」

 

俺が脅しつけると、教師は腰を抜かした。

 

「やめなさい!」

 

お、えーと、真弓だっけ?

 

四人組高校生の一人だ。

 

「目撃情報、集めてきたわ。一つだけだけどね」

 

「おお、ありがとう。それで?」

 

「ここから十キロくらい西に、『蛇神神社』っていう大きめの神社があるの」

 

俺は、警察署でもらった周辺地図を開く。

 

……うむ、ここだな。

 

「で?」

 

「蛇神神社に、蛇の女神が現れて、人を救ってくれたとか、そんな話を聞いたって人がいたの」

 

「蛇の女神?」

 

「ええ。なんでも、蛇のような下半身で、蛇の眷属を連れた女神だとか?」

 

蛇の下半身……、ってことは、ヒューちゃんか!

 

「ありがとう、助かった。じゃあ、俺は行くよ」

 

「はいはい、とっとと行って。できれば戻ってこないで」

 

そうして、俺は、西の蛇神神社を目指す……。

 

 

 

蛇神神社まで十キロメートルか。

 

キーちゃんに、トラック並の大きさのコンテナ荷台を引いてもらってるから、道路しか移動できないな。

 

邪魔な車や瓦礫は、俺とスーちゃんがパワーで撤去する。

 

ゾンビ?通常のゾンビとか相手にならんね。

 

ただのカカシですな。

 

ゾンビ……。

 

今のところ通常種しか見ていない。

 

通常種は、歩く速度は人並み、パワーは人一倍強く、攻撃は引っ掻きと噛みつきのみ。

 

知能は動物以下で、梯子やドアを開くこと、迂回することなど、そういう知的な行動は一切できない。

 

食事や睡眠はしないが、原始的な食欲のような本能が残っているらしく、それの赴くままに人を襲う。

 

俺が思うに、人だけを襲うのは、人間の性欲の部分に行動原理を紐付けしているからだろう、と見ている。

 

恐らくは、汗などのフェロモンを感知しているはずだ。

 

まあアレだね、某面白警察署ゾンビゲーの3までのザコゾンビだと思ってくれて良いよ。

 

とは言え、この世界はゲームじゃないから、ムービーシーンみたいに、何故か武器を持った人間があっさり殺される!なんてことは少ないはずだ。

 

何故か銃を撃っている軍人の死角から、画面外からいきなりゾンビが!みたいな、ご都合主義的な描写はないです。

 

ゾンビだって、脳の命令を神経に電気信号を通して動いてる訳だから、ライフルで脳や脊髄をぶち抜かれれば動かなくなる。

 

手足を斬り飛ばしても良い。

 

冷静に対処すれば、武器を持っていて一対一という状況なら、一般人でも制圧できるはずだ。

 

え?たくさんいたら?

 

そんときゃ諦めろ。

 

丈夫さは人間並だが、脳幹を潰さない限りいくらでも追い縋ってくる人間型敵性体とか、悪夢でしかない。そんなものに囲まれたら、例えライフルを持っていても無理だろうなあ……。

 

試しにその辺のゾンビに、研究所のハンドガンで攻撃してみたが、弾丸が肉体を貫通してしまって有効打を与えられなかったもん。

 

もし大群に囲まれたら、爆発物でまとめて吹き飛ばす他ないな。ついでに言えば、吹き飛ばしても脳幹が無事なら、這ってでも襲いかかってくるだろう。

 

しかも、このゾンビウイルスには、進化型の因子が含まれているからな……。

 

捕食を重ねたり、特定の地域に長く居たり、ウイルスが長い間ゾンビの肉体に存在して、ウイルスが分裂、進化したりする場合……。

 

その場合は、ザコゾンビではなく、もっと厄介な存在になるだろう。

 

ほら、アレだよね、ゾンビゲーのボスゾンビ。

 

放っておくと、多分、その辺のゾンビがボスゾンビに進化するってこと。

 

あー、クソだな。

 

前任者は本当にマジで何やらせても駄目。

 

生物兵器はロマンであって、効率を求めるもんじゃないでしょ?

 

口を開けば「こーりつ!こーりつ!」で、それで生み出された生物兵器が、このブッサイクなゾンビとかいうゴミかよ。

 

クソ以下だな。

 

前任者……、『デイモス』は、俺の下に着くのはいやだと駄々をこねて出て行ったが……。

 

まあ、あんな奴はどうでもいいか。

 




現代ダンジョンもののやる夫スレを読んで、現代ダンジョンもの欲が高まる……。

なので急遽、田舎剣士をちょっと書きました。

田舎剣士なー。

続きなーんも考えてねーや!俺は何を書けば良いんだ……?

とりあえず、田舎剣士のプロット考えよう。

まず、受勲したね。おめでたいね。

ブランチダンジョンのおかげで、海外から輸入しなきゃ手に入らない原材料が手に入ったね。うれしいね。

ここからですよ。

まず、主人公は、しばらく休憩ってことで、美味い食い物を求めて新潟の食料ダンジョンまで遠征。冬休みね。

そして社会では、ダンジョン産の食べ物のブームと、人型モンスターをテイムして労働者派遣する新たな闇の仕事がブームに!

いやだって、ホブゴブリンとか、成人男性とほぼ同じ体格と身体能力なんですよ?そんなん、農業とかやらせりゃ良いじゃないですか。モンスターは、一日三食の食事と、十時間くらいの休憩睡眠時間があれば、一日中文句言わずに働くよ?

倫理的な問題?あーあー、じゃあ、ゴーレムとか使えば?あいつら、心も感情も何もないし。

一方で、テスラ缶を買うレベルの情弱達は、相変わらず搾取されていた。「冒険者入門セット!」みたいなクソ高額ゴミ商品の横行、「冒険者入門講習!」みたいなクソ高額ゴミ講座……。

まあ、情弱はどんな時代にも一定数いるからね、ちかたないね。

そして、しばらくは新潟食料ダンジョン攻略と飯食ってる様子……。

購入した新食材を研究所にぶち込む。

ダンジョン食材のブーム!ダンジョンの食材は、ダンジョンから取れる魔力が篭った肥料がないと育たないので、シャインマスカット的なことにはならないです。

因みに、ダンジョン産の肥料で地球の作物を育てようとすると、本当にマジでドン引きするほど育つ。農家がバカらしくなるほど育つ。北海道でも、ダンジョン肥料なら、真冬にカカオやマンゴーが育つ。アホかな?

政府がダンジョン到達階層で冒険者を格付けし始める。

やる気のない、日銭さえ稼げりゃ良いような冒険者より、ガンガン深層に挑戦して成果を上げてくれる冒険者の方が重要だもんげ!

この辺で海外の動きも描写しておきましょうか。

日本憎しで行動をミスした中韓、必殺技のルール変更をしようにも「じゃあ勝手にしろよ」とガチギレされてしまい打つ手がなくなった欧米。強硬手段を使おうとして失敗したロシア。カミサマがどうこうで騒ぐ中東。

中韓……、はいつも通りだな!

欧米は、あいつら、自分が勝てないとルールを変えてくるんだよね。だから今回も、米軍基地引き払っちゃおうかな?みたいな脅しをしてくるんだけど、覚悟ガンギマリの日本さんが勝手にしろと言うから頭を抱える。

ロシアはいつも通り、関係者の拉致や暗殺をしようとしてくるのだが、関係者はダンジョン潜っててライフル程度じゃ死なない身体になってるんで……。

中東?日本にカミサマが来たのに、なんで聖書の神が降りてこないんだとガチギレしてるよ。こわいね。

ロシアの強硬手段を受けて、警備がかなり厳しくなる日本。

そんな中、赤堀ダンジョン研究所が、ゴーレムの作成を実装する。他にも、ダンジョン産のアイテムがガンガン実装されて、赤堀ダンジョン研究所は難攻不落の城となった。

新年。杜和の実家に出向く。主人公の実家はないようなもんなのでスルー。杜和の実家では、親戚一同にクソほど緊張される。

春は、日光ダンジョンの更なる攻略を。

今は、民間のダンジョン攻略者は、大体八十階層くらいまで行けてる。主人公は百六十階層まで。

一方で、国営の自衛隊はッ?!!!ダメみたいですね……(五十階層まで)

そもそも自衛隊の仕事は国防と災害救助であり、ダンジョン攻略ではなァい。

けど、民間に負けるとかメンツ的にアレだし、手伝ってね❤︎と言われる。

当然断りたいのだが、現状、百階層までの素材でいっぱいいっぱいだし、素材が足りてないよ!と研究所が言っているので、百階層まで潜れる冒険者を増やす為に仕方なく協力。

自衛隊の教導終了。

そして、二百階層到達!更なるブランチダンジョンが!

ブランチダンジョン設置後、三年生に!

……なるはずだったのだが、東京にできた冒険者学校に転校することに。杜和とキチレンジャーも一緒だ!研究所も新支部を東京に作るぞ!

東京の冒険者学校では、日本各地から集まった強者が!あの、最新話で名前出てたファーストエイジの連中が全員揃います。

そして始まる学校生活!

ここまで考えた。

あとよろしく。



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