やっぱり、書くためには読まなきゃ駄目ですね。
最近は結構読んでるんで。
イークの洞窟。
初心者が一番最初に向かうであろうダンジョンだ。
坂東高校の異形組は、全員がここに来ていた。
イークの洞窟は、村から三十分ほど歩いた地点にある。
「ここか……」
ドラゴニュートのローズがそう言った。
洞窟は、森と言うには少し閑散とした雰囲気の地にあった。
人一人が充分に通れるくらいの穴が、森の中の、いくらか盛り上がった土の下にある。
その穴は、何故だか、深い霧に包まれていて、おどろおどろしい雰囲気を醸し出していた……。
「二階層には進むなよ。死ぬぞ」
「うむ、理解している」
シャールノスの言葉を聞き入れて、真っ直ぐに進んでいくローズ。
「ん?少し待て」
シャールノスは、何度かダンジョンに出入りする。
「ど、どうした、シャールノス君?」
「あー、これ、スカムできるわ」
シャールノスは、微妙な表情をしている。
「スカム……?」
ローズは、聞き慣れない単語に首を傾げるが……。
「とりあえず、ここで稼ぐぞ」
「あ、ああ」
先に進むシャールノスについて行った。
「この階層は雑魚しかいないし、罠もないから好きに戦え。アイテムも拾って持って来い。但し、使うなよ」
そう言い残して、シャールノスはさっさと先に進んでいなくなってしまった。
「シャールノス君!……行ってしまったか」
周りの異形組は、ローズの方を不安げに見つめる。
「いや……、頼ってばかりではいかんな。諸君!昨日教わった通りに行動しよう!では、何人かに分かれたまえ!」
そう言って、チームごとに分かれて、クリーチャー狩りを始めた……。
ランタンに火をつけて、しばらく進むと、クリーチャーが現れる。
『キキーッ!』
イークだ。
醜い半人で、こちらを目にするなり襲いかかってきた。
「まずは私がやろう」
そう言って、ローズが前に出る。
ローズは、馬鹿正直に真っ直ぐ向かってくるイークに、カウンターで蹴りを入れた。
人間だった頃のローズが護身術に習っていた空手の、中段前蹴りと呼ばれる動きで放たれたその蹴りは、人間よりも強い威力で、鋭く放たれる。
『ピギャ!』
イークの顔面を蹴り抜き、頸椎がへし折れる。
「……何故だ?」
口の中で呟くローズ。それもそのはず。
自分が、恐ろしいまでに冷酷になっていることに気がついたからだ。
普通、女子高校生が、相手が醜いモンスターとは言え、いきなり暴力を躊躇いなく振るえるかといえば、否だ。
人間という生き物は、他人に暴力を躊躇いなく振えるようにはできていない。
だから、暴力を振うために訓練をする必要があるのだ。
だというのに、ローズは、機械的に攻撃することができたのだ。
それも、イークの首がへし折れるほどの威力で、思い切りに。
「なるほど、だから『異形種』なのか……」
自嘲じみた笑いを漏らすローズを他所に、戦闘の騒ぎを聞きつけて、多くのクリーチャーが集まってきた。
「よし、では、アーチャーやマジックユーザーの諸君は、遠距離攻撃を放ってくれたまえ!」
ローズの声に反応して、遠距離攻撃能力を持つグループが攻撃を始める。
「『マジックアロー』!」
ゴースト魔術師のアヤが、『破壊』系統の基礎魔法であるマジックアローを放つ。
『ギャヒィ!』
向かって来ていた大緑カエルの頭が、光の矢に貫かれて弾ける。
気弱なアヤですら、自分があっさりと生命を摘み取ったことに対して、罪悪感を感じていないようだった。
他にも、質実剛健な善人であった、鷲尾疾風(わしおはやて)……、今の名をゲイル。
「撃ち抜く」
『キシャアアア!』
彼は三年生で、弓道部の部長にして文武両道、将来の夢は銀行員という、極めて素晴らしい人格者であったのだが。
今は、バードマン狩人になっており、眉一つ動かさずに迫りくる大黒アリの眉間を貫いていた。
この冷酷さは、人外へと転生した証拠なのかもしれない……。
ついでに言えば、人間の頃には無かった翼を器用に使って、宙に浮きながらの弓攻撃である。そう言った面でも、異形組のメンバーの心身に変化があることは確かだった。
そうこうしているうちに、クリーチャーは全滅していた。
「よし、移動するぞ!」
ローズの声に応じて、全員が進軍する……。
もちろん、この時に、モンスターが落としたアイテムを拾うのも忘れない。
『ギピー!』
新手のクリーチャーが現れる。
「よし、次は戦士職の番だ!」
ローズの声に従い、戦士職が前に出る。
「ぬぅん!」
『ペギャ!』
飛びかかってくる水色ゼリリンをタワーシールドで弾き、地面に落ちたところを、メイスで叩き潰すのはヨウザン。
彼は、生徒会書記の三年生、上杉薫だった存在だ。
今は、ゴーレム戦士に転生している。
虫も殺せないような性格だった彼だが、今はこのように戦えるようになっていた。
それだけでなく、その姿もまた、土色の岩石でできた恐ろしげな姿に変貌していた。
「『咆哮』スキルを使います!退がってください!行きますよ……、『ガアアアアアアアッ!!!!』」
『『『『ピッ!』』』』
咆哮のスキルを浴びせて、クリーチャー数体を『朦朧』の状態異常にしたのは、ハーフオーガ戦士のフレアだ。
彼女は、三年生のバレー部部長、九条茜音(くじょうあかね)だった存在だ。
元から負けん気が強い女性ではあったが、ハーフオーガとなった現在は、異様なまでの闘争心に溢れており、本人も、戦闘の最中に言い様のない高揚感に包まれることを疑問に思っているようだ。
赤い肌に黒い角が二本生えた恐ろしい姿になっているが、心までもが恐ろしい存在へと変貌していた。
そうして、一時間ほどかけて、一階層のクリーチャーを殲滅した異形組は、平均レベルが2.5ほどに上がっていた。
ちょうどその頃に、シャールノスが深層から戻って来ていた。
「シャールノス君!」
ローズが声をかける。
「何だ?」
「どこに……、いや、何をしていたんだ?」
「ボスを倒しに深層に行っていた」
「そうか、収穫はあったかな?」
「そこそこだ。さあ、洞窟から出ろ」
「うむ!撤収だ!」
ローズはそう言って手を叩いた。
だが……。
「は?何言ってるんだ?」
「え?」
シャールノスは、一言。
「ダンジョンから出たら、ユニーククリーチャー以外は元に戻るんだぞ?もう一度戦って来い」
と、無慈悲に宣告した。
ゲッターロボアークおもしれぇなあ。
実は漫画版アーク読んでないんすよ俺。あ、でもネタバレは構わないですよ。基本的に俺もゴリゴリネタバレしてるところからお分かりのように、俺はあんまりそう言うの気にしない派なんで。
信条っていうか何と言うか、本当に面白い物語は、結末が分かっていても面白いモンだと思います。
例えば、うしおととらとかも、白面を倒すんやろなあと分かってたじゃないですか。鬼滅もそう、無惨を倒すんやろなあって分かってた。でも、面白いでしょ?そう言うことよ。
いや、推理もので犯人ネタバレとかはちょっとアレだけどね?
そんな訳でネタバレしていきます。
えー、追放賢者なんですけどね、アレのラストはナナシノゴンベエを倒してアオイ姫に天下統一させ、日本を再生させていく話なんですよ。
で、ナナシノゴンベエの正体なんですが、ちょっとヤバそうだけど在日外国人の末裔としたいです。
遠い昔に日本に来たが、馴染めなかった者とか、日本に核を落とした共産圏国家のスパイの末裔とかですね。
そう言う人らが、「祖国は滅んだのに日本人がまだ生きてるなんておかしい!殺してやる!れみたいな感じで集まった秘密結社です。別にアジア人とは限りません。共産連合国の人間が基本なので、白人もアフリカ系もいます。
ちょっとヤバそうではある。
あとは何かなー。
屋台マンも書きたいっすねぇ。
とりあえず、屋台マンは、スキルが進化して雑貨くらいなら出せるようになり、おまけに日本のWi-Fiにも繋がるようになったので、バーチャルユウチューバー活動を再開する。
ヨミを映してスパチャをもらい、顔出しもするように。
後は前に言った通り、宿場町をいくつか経由して移動し、ある時にモンスターのスタンピードに巻き込まれて、街の中で冒険者達の料理を作るとか。
その後は帝国の軍務卿とアレコレして、帝都で店を開き、日本風の国に行く。
帝都に帰還して皇帝に認められる。
その後がなあ。
追放した側は今更見たくないですよねえ?うーん、追放した側は全然何も考えてないぞ。
ローグライク転生では、主人公達を追放してきた側が、何故主人公を嫌っているのかのエピソードなんかもちょっと考えてあるんですよね。
でも、屋台マンではなーーーんにも考えてないです!
ああ、じゃあアレだ、勇者召喚した王国が洗脳魔法を使っていた事にしましょうか。王国にヘイトを向けてもらいましょう。
で、学年丸ごと召喚だったんですけど、その中に真の勇者は一人もおらず、全員が王国の他国の侵略のために使う兵士扱いなんですよ。うわー、すげー悪者だな王国。
更に、実は、王国は魔王に支配されていたんですよ。魔王は、数百年おきに現れる謎のモンスターの王なんですけど、その実、正体は霊体のモンスターで、人やモンスターに取り憑いて強化して戦う感じなんすよ。今回は王国の王様に取り憑いてますよーってことにしましょう。
んで、まあ、後は、帝国に真の勇者が現れるとしましょう。女勇者でいいですか?男でもいいですけど。女の方が皆さん嬉しいんじゃないですか?
で、皇帝の命令で、真の勇者の給餌係とされます。そして、あとは、勇者パーティを探す旅に同行しましょうよ。
とりあえずここまで。
こんなんでいいっすか?